リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

あの敬虔な 仏教国で?!

2010-03-09 09:35:42 | メコン川研究所(メコンの目改題)
ラオスで仏像大量不明、身延山大が保護に協力(読売新聞) - goo ニュース

 あの敬虔な仏教国で、しかも。あんなに坊さんが多い国で盗難とは!!
 
 ルアンプラバンはよく京都のような、と評される仏教の聖地であり観光地だ。
 もしかしたら、ラオスで一番有名な観光地だと思う。
しかし、環境開発に伴う汚染が進み、現在はユネスコの危機遺産入りがささやかれている。

 がんばれ、日本人。箱物造りを競ったり、喧伝するではなく、こういった地味な援助がいいと思う。

 ☆テキスト版
 
 ラオスで仏像大量不明、身延山大が保護に協力
読売新聞2010年3月9日(火)08:37

 仏教寺院が密集する市街地が世界遺産に登録されているラオス北部ルアンプラバンで、1174体ある仏像の1割強にあたる120体が、盗難などに遭い行方不明となったことが、当地で仏像修復を行う身延山大学(山梨県)の調査でわかった。

 世界遺産に絡む歴史的遺産の大量紛失は例がなく、ラオス政府は、同大学生らの協力を受けながら保護活動に乗り出した。

 同大は2001年から、実態不明だったルアンプラバンの仏像数を調査。2007年に1174体を確認し、ラオス政府に報告した。ところが、昨年、再調査したところ、35寺院で計100体の紛失が発覚。今年もすでに、さらに20体がなくなっていた。ラオス当局などは、販売を目的とした窃盗団の仕業とみている。

 仏像は、14世紀以降の小乗仏教の木像で、歴史的価値が高いとされる。

 寺院では僧侶が泊まり込みで警備を始め、学生らも現在、ルアンプラバン国立博物館で盗難の現状を訴えるパンフレットを配布しながら、町ぐるみでの防犯強化を訴えている。同大研究生の鈴木義孝さん(26)は「歴史遺産を守る態勢づくりに協力したい」と話していた。

 ◆ルアンプラバン=ラオスで14世紀に成立したランサーン王朝の都。仏教寺院とフランス植民地時代の建物が混在する街並みが1995年、ラオス初の世界遺産に登録された。(ラオス・ルアンプラバンで 田原徳容)
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