勝五十六の日本戦略論

この危機を機に、少しずつ、日本戦略論と今回の政府の対応の遅れを海外から見た視点で、書いていく予定です

危機感の欠如

2020-04-07 11:38:39 | 日記
大半の日本人は、どうも危機感が欠けている。終戦が近づいても 「神風」が吹く信じていた愚かな軍部。サーズでは、日本人が感染しなかったので、日本は、新型コロナウイルスも日本人には、関係ないと思っていた日本人はたくさんいた。12月末から1月は、東京にいて、友人や知人、仕事関連の人と会ったが、 小生のサーズの経験やこのままでは、中国だけの問題ではなく、日本も大変だと言っても耳を傾ける人は、少なかった。
2002年・2003年は、香港に駐在しており、サーズのど真ん中で、苦しい経験をした。1月の東京は、中国人の観光客で溢れていた。なぜ日本人は、危機感に欠け、また素早い決断ができないのか。日本人の多くは、日本のマスコミに頼り、海外の情報をあまり興味を示さない。これは、個人、政府や官僚も同じだ。一番欠けているのは、危機的状況での情報収集の能力、情報をもとに今後の戦略(戦術ではなく)を立てることだ。

緊急事態宣言が出る直前、会食して集団感染するインターンの医者は、危機感の欠如が如実に現れている。

今朝のNHKニュース


慶應大学病院 研修医18人集団感染 大勢で会食「許されぬ行為」 
2020年4月7日 1時16分新型コロナ 国内感染状況
東京 新宿区にある慶應義塾大学病院は、研修医18人が新型コロナウイルスに集団で感染したと明らかにしました。研修医らはおよそ40人で会食を行っていたということで、病院は「医療者として許されない行為で、深くおわび申し上げます」としています。
慶應義塾大学病院のホームページによりますと、先月31日に病院での研修を終えた研修医1人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。

その後、病院がこの研修医と接触していた可能性がある研修医99人について2週間自宅待機としたうえでウイルス検査を行ったところ、6日までに18人の感染が確認されたということです。
18人は入院しているということです。

病院はすべての教職員に対し、会食を行わないよう繰り返し注意していたということですが、研修医のうちおよそ40人が会食を行っていたことがわかったということです。

慶應義塾大学病院は「研修医らの行動は患者を守るべき医療者として許されない行為であり、医師としての自覚が欠如していたと言わざるをえない。深くおわび申し上げますとともに、再発防止に努めてまいります」とコメントしています。

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