時には、旅の日常

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2015 バスク・バルセロナ紀行-13~古城ホテル 至福のディナー

2016-04-14 18:03:31 | スペイン
 素敵な雰囲気の古城ホテルは、ディナータイムもまた、夢心地のうちに過ごすことができた、素晴らしい時間でした。

 <<2015 バスク・バルセロナ紀行-12>

 シックなインテリアで寛ぎの空間を演出するダイニングルームで摂る食事に、さながら城の主になった気分♪

 近海で揚がった地の魚介を美しく調理された品々を、地元産のワイン「チャコリ」と共にいただく…美食の地バスクの食をしっかりと堪能した、至福の夕べでした。

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 小さな田舎町(村)の、ガウテギス-アルテアガ(バスク語(公式名称):Gautegiz-Arteaga スペイン語:Gautéguiz de Arteaga)に建つ古城ホテル、「カスティージョ・デ・アルテアガ(Castillo de Arteaga)」の、シックなダイニングルーム。

 この古城ホテル、素晴らしいインテリアもさることながら、ここでいただく食事も評判で、それを目当てにここを訪れる人も多いとか。
 かくいう私も、そうした食いしん坊達の一人w
 こちらでいただける、オーソドックスなバスク料理の粋を、心ゆくまで楽しむとしましょう^^



 ドリンクと料理の注文を済ませ、待っていると、最初にやってきたのは、ミネラルウォーターのボトル。
 透き通る、濃いブルーが印象的なボトルです。

 何と言うか、この水だけでも、ゴージャスな雰囲気に酔えそうですw



 ミネラルウォーターに続いてすぐ、ドリンクの主役のワインも登場しました!
 もちろん、きちんとワインクーラーに入れられての、お目見えです。

 ワインクーラーで冷やされる、ワインのボトル…眺めていると、自然と頬が緩んできました。

 こうした、ダイニングルーム内全体の雰囲気が、素敵なディナータイムへの気分の高まりを、演出してくれています。



 ワインも、地元バスク産にこだわってみました。
 「ボデガ・ベロハ(Bodega Berroja)」の「アギーレベコ(Aguirrebeko)」という銘柄の、ビスカヤ(バスク語:Bizkaia スペイン語:Vizcaya)産のチャコリ(バスク語:Txakolin スペイン語:Chacolí)です。

 DO認定を受けている、ビスカヤ産チャコリ(バスク語:Bizkaiko Txakolina スペイン語:Chacolí de Vizcaya)です。



 高貴な輝きを放つ、白ワイン。

 フルーティで口当たりが良く、爽やかな風味に魅せられて、ついペースが速くなってしまいがちに;
 食事はまだこれからなので、はやる心を落ち着かせてじっくりと味わいます。

 ミネラルウォーターも、常にも増して、美味しく感じられますw



 いよいよ、待ちに待った、お食事タイム!
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 まずは、前菜。
 最初から、お洒落ですね~♪
 気分も、食欲も、メインへ向けて、高めてくれた前菜です。



 パンは、球形。
 結構大きく、1個だけでも、しっかりとしたボリューム感。

 この後、メインが来る…と分かっていても、その美味しさにつられて、ついつい勢いのままにいただいてしまいます(^^;)



 タコのグリル焼き ブラックオリーブジュースアイスクリーム添え。
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 香ばしい焼きタコの、大きな足の切り身(2切れありました)の虜に!
 大きいからと、決して大味ではなく、その旨味もふんだんに堪能することができた、絶品のタコ。
 身の大きさに比べて、イボは小ぶりで大きさもそろっているので、美味しいメスのタコか…と独り合点し、悦楽の舌鼓を打っていました♪

 ブロッコリーやニンジンといった温野菜も、たっぷりの食べでで、カラフルで素敵な盛り付けだけでなく、量もしっかりいただく、バスク料理のオーソドックスなスタイルを満喫します。

 ブラックオリーブジュースアイスクリームというものを、初めていただきましたが、風味豊かな甘みが、とても美味しかったです。



 引き続いて、タラの切り身のグリルが運ばれてきました。
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 厚みも十分なタラの切り身は、これまたボリュームたっぷり!
 先程のタコのグリルだけでも、かなりお腹が一杯になっていたので、このタラを前にして、食べきれるかどうか一瞬怯みましたが、口にするや、不思議と食が進みましたw

 弾力のある食感が魅力のタラ、淡白な美味しさも相まって、胃への負担感もそれ程感じずに済んだのでしょうか?!



 別腹デザートwww
 ダーク&ホワイトチョコレートトリュフケーキ 青りんごシャーベット添え。
 (画像クリックで、別ウィンドウが開きます)

 手前の白いのは、ミルクプリンだったかな…???ワインも回って、かなりいい気分になっていたので、記憶が朧げになっていました。

 チョコケーキのボリュームも、ドッシリ重量級。
 「正統ヨーロッパ」のグルメな食卓ですねぇw

 甘味はしつこくなく、上品な美味しさ。
 青りんごのシャーベットの酸味で、この甘みが素晴らしく引き立ちます。



 食後のコーヒーで、夢のようであった美食ディナーの、余韻に浸っていました。

 満腹感に身を委ねながらゆったりと寛ぐ、この食後を過ごすひと時の充実感…幸せです!

 …とはいえ、胃袋のキャパシティが限界であったのも事実;
 少々楽になるまで、たっぷりと時間を掛けての、コーヒータイムとなりました。



 静けさに包まれた古城ホテルでいただいた、素晴らしいバスク美食の粋。

 私がいただいた時間帯は決して早い時間帯ではなかったのですが(21:00頃~22:30頃)、この夜、私の食事中に他の人が来ることもなく、このダイニングルームを貸切状態で、美味しいバスク料理を貪っていました。
 気分は、完全に城の主でしたねw

 美味しいだけでなく、その重厚感溢れるボリュームもしっかりと味わって、素材の味を生かすバスク料理の粋を質量共に楽しんだ、古城ホテルに相応しい素敵なディナータイムでした!

 <2015 バスク・バルセロナ紀行-14>>



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4 コメント

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Unknown (プー太郎)
2016-04-15 19:15:15
繊細なピンクの花びらのような飾りが素敵です。
オリーブジュースアイスクリームは、タコにぴったりと合ったソースの役割を果してくれたのでしょうか。
以前、マッシュルームアイスクリームとエスカルゴが共にでてきて、半信半疑で食べたら熱々のエスカルゴと冷たいマッシュルームのアイスクリームのほのかな甘さの相性は絶妙でした。
もし私が貸切状態の場所で食事をしたら、内心、文句だらけになってしむのですが、「城の主」として楽しんでしまうtaろうさんは、旅の達人です!
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プー太郎さん。 (taろう)
2016-04-16 00:25:43
こうした、「目でも味わう」素敵な盛り付けのセンスは、和食と通じるものを感じて、バスクが美食の地で、「食」を楽しむ風土があることを、実感しました。
ブラックオリーブジュースアイスクリーム(長い…w)のアイスは、マイルドな甘さと豊かな芳香が、不思議な位にタコと良く合っていて、結構なボリュームの料理を、苦もなく平らげました!
プー太郎さんもご指摘のとおり、熱いものと冷たいものとの取り合わせは、心地良いものですね♪
地元の新鮮な素材を豪快に使った華やかな食卓を前にして、夢見心地となって舌鼓を打つ…美味しさと同時に心の充実感も満たされました^^
日頃の食生活とは対極のゴージャスなディナーを存分に堪能する経験を得られるのも、旅の醍醐味の1つですよね!
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Unknown (タヌ子)
2016-04-18 23:52:37
食後はお部屋まで戻るだけだから、普段はあまりアルコールを召し上がらないtaろうさんも安心して美味しいワインが楽しめたのでしょうね。
考えてみたら、スペインワインというとリオハばかりで、バスク地方のワインを味わったことはありませんでした。
ノルマンディで飲んでも美味しくなさそうなので、いつかバスク地方に行ったら飲んでみたい。
タコ、見事な厚みですね。
お皿を凝視して、無言で食べてしまいそう。
バスク地方といえばタラ、でもこれは干し鱈ではなく、生の鱈なのかしら?
なかなかこんな立派な生鱈を見かけることはありません。
その後お客さんは来たのかしら?
貧乏性なので、新鮮な食材が残ってしまったのでは…と変な心配をしてしまいます(笑)
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タヌ子さん。 (taろう)
2016-04-19 07:56:01
本当に、食後はホテルの外へ出る必要がないので、タヌ子さんの仰るとおり、安心しきっていつもより酒量多い目に、バスクの美酒に心地良く酔いしれていました^^
バスクのワインは生産量も少なく、大部分は地元で消費されてしまうで、外へはあまり出回らないのでしょうが、とても美味しいワインでした!タヌ子さんのお口にも、きっと合うと思います。
スペインでもこんなに立派なタコに巡り合うとは夢にも思っていなかったので、嬉しい驚きでした。
流石にタコを食する土地柄、美味しくいただく術を熟知した調理で、タコの食感と旨味とを、ボリュームたっぷりに堪能しました♪
鱈は確かに、生以外にも、干したものや塩漬け等でも保存されますよね…ちょっと調べたところ、バスクでは塩漬け鱈が名高いとか。
いずれにせよ、日本人の口にもピッタリであった、鱈のグリルです。
この日は、スペインでも比較的ポピュラーな夕食の時間帯に予約していましたが、席を立つまで、他のお客は現れませんでした。。。
無駄を抑えるために、日ごとに予約の数で見積もって、材料を仕入れているのでしょうね。
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