時には、旅の日常

管理人:taろう/旅先で撮ったスナップにコメントを添えて、他にも気の向いた事を綴っていきます。

フェリー往復!北海道1泊弾丸旅行-7~小樽運河の雪景色

2013-08-02 17:52:22 | 北海道/日本
 小樽のホテルで1泊した翌日は、まずは小樽の街を巡り歩きました。

 小樽へ来た、ということで手始めに、運河を目指します。

 3月も半ばを過ぎていたのですが、沿道はうずたかく積もった雪の壁にビックリ!
 この冬も雪らしい雪を見ることのなかった京都との気候の違いを、改めて実感した小樽の街巡りでした。

 <グランドパーク小樽→運河>
 (実際に歩いた経路は、途中でこのルートから一旦少し外れて、再びこのルートへ戻っています)

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 宿泊した「グランドパーク小樽」をチェックアウトして、いよいよ小樽の街巡り、スタートです!

 昨晩は暗くて今一つ定かではなかった風景を目の当たりにして、積雪の凄まじさに驚きました!
 除雪した雪もまた積み上がっているのでしょうが、歩道は正に雪の壁に挟まれているようでした;
 車高位の積雪はあるようで、こんなにも積もった雪を雪を見たのは、以前がいつであったかもう分からない程に、久々でした!



 小樽の市街地も、雪また雪…。
 道路際、屋根の上、と、その雪の量に圧倒されます。。。



 小樽も坂が多く、起伏に富んだ市街地を持つ港町です。
 街中でも、このような崖となった地形を見掛けました;

 今にも雪崩となって崩壊してきそうな、降り積もった大量の雪…結構離れた場所からの眺めでも、ハラハラしてしまいます。



 小樽市街で最も海よりを走る幹線道路から一筋入って並行する堺町本通り。
 明治の頃に建てられた古い商家等をリニューアルしたガラスのショップ等が立ち並ぶ、小樽の観光スポットの1つとなっています。

 3月というまだシーズンオフかつ早い時間帯、おまけに天気も悪かったせいか(時折小雨がぱらつく生憎の空模様;)、この時は人通りも少なく閑散としていました。

 正面の、屋根に鯱が載っている建物は、明治29年(1896年)に時計卸商の店舗として建築されました。
 平成3年(1991年)に、このような創建当初の姿に修復されました。

 隣の建物も、個性的な姿をしています^^



 「グランドパーク小樽」を出発して散策すること小一時間、運河が姿を現しました。
 この辺りは、運河の南端部にあたります。
 この場所で運河を跨いでいる橋は、「浅草橋」というそうです。

 緩やかなカーブを描く運河と、雪を被った古風な倉庫群…絵になります!
 運河のすぐ左側は遊歩道となっているのですが、半分雪に埋まっているような状態です(-_-;)



 パノラマ風の風景♪
 画像クリックで、別窓にて大きなサイズの画像が表示されます。

 この界隈には観光案内所や、団体サン向けの記念撮影コーナーもあり、ボランティアの観光ガイドさん方も待機していました。



 半ば雪に埋もれた遊歩道を歩いてみることに。

 2羽のカモメが、じっと羽休め^^
 動きませんw



 カメラを向けても、このとおり、スマートに写ってくれました~(^o^)

 かなり人慣れしていますね。。。
 水かきがラブリー♪



 歩を進めます。

 水を湛えて静かに佇む運河…古い建物のくすんだ色調が支配的な風景なので、白い雪が素敵なアクセントとなって、ロマンチックな情感を一層引き立てているようでした。



 小樽にも人力車が走っているのですね。

 雪の残る道を小雨交じりの中走るのは、大変でしょうね;



 中央通り。
 通りの正面突き当たりに、小樽駅が見えています。

 それにしても、物凄い雪ですね…。
 小樽駅の背後の斜面も、真っ白な雪化粧です。

 とてもあと10日程で4月になる景色とは思えません!
 …まぁ、北海道の本格的な春の訪れは5月以降といいますが(^^;)



 中央通りを横断すると、運河沿いの遊歩道を往く人も激減しました。
 それまでは、辛うじて人が歩く部分は雪が除けられていた(通行量の多さで雪がなくなったのかな?)遊歩道も、中央通りを越えると雪の上を歩くことに;

 このあたりでは、運河は船溜りとなっていました。

 人通りが少ないので、踏み固められてもいません!
 なので、時折ズボッと足先が雪に埋まることも…雪道対応のしっかりした靴を新調しておいて、助かりました~(^o^;)



 何の変哲もない小道のように見えますが、実は運河を跨ぐ橋だったりします。。。
 人の背程もある雪の壁で、欄干が全く見えないです;



 しばらく歩き続けて、「グランドパーク小樽」から約1時間半程を掛け、運河の北の終端部まで辿り着きました!
 距離にして4キロ弱…日頃極度の運動不足に陥っている身としては、いい運動になりました。

 現在の運河は、3分の2程が当初の幅の半分を埋め立てられていますが、この北端部は当初の景観を良く保っているといわれています。



 運河北端から、これまで歩いてきた南の方向を望みます。
 先程の、欄干がすっかり雪の壁で隠されてしまった橋が、正面に小さく見えています。

 この眺めは、反対方向である南端の浅草橋から望んだ景色とは、かなり趣を異とする眺めです。
 綺麗に整備された南端部と、当初の雑然とした面影を残す北端部…どちらも、情感豊かな小樽の景色といえるでしょう^^

 水鳥が我が物に戯れる水辺にしばらく佇んで、かつての賑わいぶりを頭に思い描いてから、小樽市街の中心へと戻るべく、運河沿いから少し内陸の方へと踵を返しました。



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4 コメント

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Unknown (kiki)
2013-08-04 10:09:12
たくさんの雪、見ているだけで少し涼しくなりました♪
小樽の観光パンフなどでよく見かける運河の写真はきっとここなんですね。雪で半分以上埋もれてしまうとまた違った様子になりますね。
カモメさん、置物の様に静止状態ですね^^
胸の白い部分が雪だるまみたい、フカフカなのかちょっと触ってみたくなります。
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Unknown (タヌ子)
2013-08-04 16:19:59
お寿司を食べて翌朝にとんぼ返りなのかと思ったら、ちゃんと観光できたんですね。
私も数十年前に雪の中ニセコから車で小樽に行ったことがありますが、駐車して降りた途端に雪に足を取られて転びました。
人力車、路面凍結してるところもあるだろうし、危険すぎます。
雪の小樽は風情があって良いけれど、慣れていないと、雪の中を4キロ歩くって普通の道を10キロ以上歩いたと同じぐらいの疲労度ですよね。
フォトジェニックなかもめさんが可愛すぎる!
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kikiさん。 (taろう)
2013-08-04 22:54:02
このところの異常な(毎年恒例か?!)蒸し暑さの中、図らずも納涼のような記事のアップとなってよかったです♪
浅草橋からの運河の眺めが、小樽運河の代表的なアングルになっていますよね^^
3月も下旬に差し掛かりつつあるのに、このように完全な雪景色の運河を眺めることになるとは、夢にも思いませんでした!
このカモメ、大道芸人も顔負けな程の、完璧な静止でした。
鳥も冬はぷっくりとしていますよね^^
殊に寒さ厳しい北海道、目一杯丸々となって、暖かくしているのでしょうね。
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タヌ子さん。 (taろう)
2013-08-04 23:04:49
舞鶴行のフェリーも、小樽出発は深夜なので、ほぼ1日観光のための時間を作ることができました。
幸い、この悪天候のせいか、人出は少なかったので雪が踏み固められることもなく、雨も降っていたので路面凍結は免れましたが、逆に雪が溶け始めてドロドロの路面でした;
人力車を外に置いているということは、営業しているのでしょうね…逞しい商魂に脱帽です!
まぁ、小樽の車夫さんは、雪道でもなれたものなのでしょう、人力車から眺める雪景色というのも、趣がありそうです。
地図のルート、本当に4km近くありますね…我ながらよく歩けたと思います^^
この後更に小樽駅までも延々歩き続けますが、楽しい気分でいると、苦にはならないものですね!
このカモメさんのモデル魂?、最早プロフェッショナルと呼んでも差し支えないと思いますw
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