日本最北の地滞在2日目は、道北に点在している幾つかの温泉を訪ねながらの、ドライブ周遊を楽しむことにしました。
<<北を目指す旅-30>
雄大な景色の中を延びていく道路の、北海道らしい車窓風景で、雲の多い天候ながら、爽快な気分でゴキゲンなドライブ。
まずは、人里離れた1軒宿の温泉を、続いて、日本海を望む岬の温泉を、立て続けに訪ねて、午前中からゆったりと温泉に浸かる、贅沢なひと時を堪能しました♪
道北滞在の2日目の朝、前夜宿泊した、豊富温泉(とよとみおんせん)の「ホテル豊富」を出発。
北海道らしい、広々とした自然の中を往くドライブへと、繰り出しました。
通行する車も稀な道路を、ひた走ります。
何処までも続くかのように見える、一直線の道路…この画像は、国道232号線ですが、相変わらず車の通行量は少なく、高速道路のような走行感です。
変化の少ない、沿道の風景も影響して、ついついスピードが上がってしまいがちに。
それだけのスピードが出ている、といった実感に乏しくなってしまうのですよね;;
ノビノビと走行できるのは確かで、気分はすこぶる上機嫌で、運転を楽しんでいました^^
豊富温泉からおよそ1時間程で、最初の目的地、旭温泉へ到着。
「日本海オロロンライン」と呼ばれる、北海道の日本海沿岸を南北に貫くルートの一部である国道232号線から、北海道道971号線が内陸へと分岐して約6㎞。
舗装されている道道の終端に建つ、1軒の温泉宿です。
5月に入ったとはいえ、道北の空気は流石に冷たく(しかもこの日の天気は下り坂で荒れ模様との予報;)、温泉で冷えた体を温めます。
旭温泉には、宿泊施設もあり、浴場は午前中から、結構な数の入浴客で賑わっていました。
その様な事情から、浴場の画像はありません。
旭温泉は1軒宿ながら、2種類の温泉が湧いています。
黄褐色で石油臭のする「ナトリウム塩化物泉」である「旭の湯」と、黒褐色の「ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉」である「富士見の湯」という、2つの泉質は、豊富温泉のそれと同じですね。
この辺りの温泉に、共通する泉質のようです。
「旭の湯」は保温保湿効果に優れ、「富士見の湯」は美肌の湯とのこと。
露天風呂もたっぷり楽しみ、効能どおりの、ホカホカ、スベスベとなった、湯上りでしたw
旭温泉から、再びドライブスタート。
道道971号線から、畑地が広がる中を貫く広域農道へと入り、ここでも北海道ドライブの雰囲気を満喫。
本当に、この緩やかな地形とその地形に関係なく直線を貫く道路の風景に、どうしようもなく魅せられていますw
やがて、日本海岸を走る、国道232号線へと、再び合流して更に南下を続けます。
車窓には、日本海が広がってきました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
雲が垂れ込めて、どんよりとした空模様でしたが、昨夕以来に再会した日本海の海原は、晴天時とは微妙に趣が異なる青に染まっていました。
旭温泉から20分程で、この日2番目の訪問地である、初山別温泉(しょさんべつおんせん)の、「しょさんべつ温泉 岬の湯」に到着。
日本海を眼下に見下ろす高台に建つ、宿泊設備も備えた温泉施設です。
初山別温泉の泉質も、やはり「ナトリウム塩化物泉」でしたが、しっかりと濾過されているのか、豊富温泉や旭温泉とは異なり、湯は透明で石油臭も感じませんでした。
大きな湯船に浸かり、手足を伸ばした気分は、最高ですね!
もちろん、露天風呂も備わっていて、日本海のパノラマを楽しむことができます。
天候が良ければ、海上に浮かぶ利尻富士の姿も眺めることができるとのことでしたが、生憎雲の多かったこの日は、残念ながらその期待は叶いませんでした。
お昼前位の時間帯に訪れた初山別温泉ですが、既にこの頃には、風の勢いがかなり強まっていて、露天風呂の湯船から上がると、強風の冷たさに身を切られる思いがしました;
この温度差も利用しつつ、露天風呂と内湯を何度も往復。
ここでも、しっかりと身体を温めて、ホクホクしながら出発しました。
南下してきた国道232号線を今度は引き返して、北上します。
国道232号線にほぼ並行して、かつて、国鉄羽幌線(はぼろせん)が、留萌(るもい)から幌延(ほろのべ)までの141.1kmを結んでいました。
羽幌線は、JR北海道へ継承されることなく、国鉄分割民営化の2日前である、昭和62年(1987年)3月30日に廃止されました。
国道232号線の沿道には、廃止から30年が経過した今日でも、羽幌線の築堤にトンネルや橋梁、橋台等の遺構を、そこここに目にすることができます。
起伏に富んだ日本海沿岸の地形上を上り下りしながら、国道232号線は快適なドライブを味わわせてくれます^^
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
日本海の海面に見える、白い波頭から、この時の風の強さを窺い知ることができます。
後刻になって分かったことですが、この日この時の風の強さは、まだまだ序の口でした…。
このように、日本海をすぐ横に見ながら、平坦な地形をひたすら直線で走り抜ける爽快な走行も、国道232号線は、体感させてくれます♪
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
雲の流れ行く様子が、走行中の車内からでも分かる程の強風の中でのドライブ。
風に煽られないよう、注意しながら走っていました。
旭温泉へと至る、道道971号線との分岐を過ぎてもう少し北上したところで、国道232号線から東へと分かれる北海道道119号線へと入ります。
初山別温泉からずっと横目に見てきた日本海とも別れ、内陸部を東へと進んで行くと、車窓からの眺めも一変。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
沿道は、すっかり山の風景と、変化を遂げました。
ちょっとした峠の前後では、間近の道端に残雪すら、目にすることができました。
道道119号線はやがて、天塩川沿いへと出てきて、国道40号線へ合流。
両側を白樺の木立が林立している国道40号線を、なおも東へと、走行を続けます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
画像左手には、天塩川の流れが、ある筈です。
この辺りでは、前日に札幌から稚内まで乗車した特急で走行したJR宗谷本線が、天塩川の対岸を通っています。
共に旭川と稚内とを結んでいる、道路の国道40号線と鉄道の宗谷本線とが、天塩川を挟み、共に天塩川と並行して、同じ行先を目指す中、私も、旭川と稚内とのほぼ中間にあたる、音威子府(おといねっぷ)へと近付いてきました。
間もなく、その第3の目的地、音威子府へ到着です。
音威子府では、温泉ではなく、お昼を簡単にいただいて、小休止です。
<北を目指す旅-32>>
<<北を目指す旅-30>
雄大な景色の中を延びていく道路の、北海道らしい車窓風景で、雲の多い天候ながら、爽快な気分でゴキゲンなドライブ。
まずは、人里離れた1軒宿の温泉を、続いて、日本海を望む岬の温泉を、立て続けに訪ねて、午前中からゆったりと温泉に浸かる、贅沢なひと時を堪能しました♪
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道北滞在の2日目の朝、前夜宿泊した、豊富温泉(とよとみおんせん)の「ホテル豊富」を出発。
北海道らしい、広々とした自然の中を往くドライブへと、繰り出しました。
通行する車も稀な道路を、ひた走ります。
何処までも続くかのように見える、一直線の道路…この画像は、国道232号線ですが、相変わらず車の通行量は少なく、高速道路のような走行感です。
変化の少ない、沿道の風景も影響して、ついついスピードが上がってしまいがちに。
それだけのスピードが出ている、といった実感に乏しくなってしまうのですよね;;
ノビノビと走行できるのは確かで、気分はすこぶる上機嫌で、運転を楽しんでいました^^
豊富温泉からおよそ1時間程で、最初の目的地、旭温泉へ到着。
「日本海オロロンライン」と呼ばれる、北海道の日本海沿岸を南北に貫くルートの一部である国道232号線から、北海道道971号線が内陸へと分岐して約6㎞。
舗装されている道道の終端に建つ、1軒の温泉宿です。
5月に入ったとはいえ、道北の空気は流石に冷たく(しかもこの日の天気は下り坂で荒れ模様との予報;)、温泉で冷えた体を温めます。
旭温泉には、宿泊施設もあり、浴場は午前中から、結構な数の入浴客で賑わっていました。
その様な事情から、浴場の画像はありません。
旭温泉は1軒宿ながら、2種類の温泉が湧いています。
黄褐色で石油臭のする「ナトリウム塩化物泉」である「旭の湯」と、黒褐色の「ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉」である「富士見の湯」という、2つの泉質は、豊富温泉のそれと同じですね。
この辺りの温泉に、共通する泉質のようです。
「旭の湯」は保温保湿効果に優れ、「富士見の湯」は美肌の湯とのこと。
露天風呂もたっぷり楽しみ、効能どおりの、ホカホカ、スベスベとなった、湯上りでしたw
旭温泉から、再びドライブスタート。
道道971号線から、畑地が広がる中を貫く広域農道へと入り、ここでも北海道ドライブの雰囲気を満喫。
本当に、この緩やかな地形とその地形に関係なく直線を貫く道路の風景に、どうしようもなく魅せられていますw
やがて、日本海岸を走る、国道232号線へと、再び合流して更に南下を続けます。
車窓には、日本海が広がってきました。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
雲が垂れ込めて、どんよりとした空模様でしたが、昨夕以来に再会した日本海の海原は、晴天時とは微妙に趣が異なる青に染まっていました。
旭温泉から20分程で、この日2番目の訪問地である、初山別温泉(しょさんべつおんせん)の、「しょさんべつ温泉 岬の湯」に到着。
日本海を眼下に見下ろす高台に建つ、宿泊設備も備えた温泉施設です。
初山別温泉の泉質も、やはり「ナトリウム塩化物泉」でしたが、しっかりと濾過されているのか、豊富温泉や旭温泉とは異なり、湯は透明で石油臭も感じませんでした。
大きな湯船に浸かり、手足を伸ばした気分は、最高ですね!
もちろん、露天風呂も備わっていて、日本海のパノラマを楽しむことができます。
天候が良ければ、海上に浮かぶ利尻富士の姿も眺めることができるとのことでしたが、生憎雲の多かったこの日は、残念ながらその期待は叶いませんでした。
お昼前位の時間帯に訪れた初山別温泉ですが、既にこの頃には、風の勢いがかなり強まっていて、露天風呂の湯船から上がると、強風の冷たさに身を切られる思いがしました;
この温度差も利用しつつ、露天風呂と内湯を何度も往復。
ここでも、しっかりと身体を温めて、ホクホクしながら出発しました。
南下してきた国道232号線を今度は引き返して、北上します。
国道232号線にほぼ並行して、かつて、国鉄羽幌線(はぼろせん)が、留萌(るもい)から幌延(ほろのべ)までの141.1kmを結んでいました。
羽幌線は、JR北海道へ継承されることなく、国鉄分割民営化の2日前である、昭和62年(1987年)3月30日に廃止されました。
国道232号線の沿道には、廃止から30年が経過した今日でも、羽幌線の築堤にトンネルや橋梁、橋台等の遺構を、そこここに目にすることができます。
起伏に富んだ日本海沿岸の地形上を上り下りしながら、国道232号線は快適なドライブを味わわせてくれます^^
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
日本海の海面に見える、白い波頭から、この時の風の強さを窺い知ることができます。
後刻になって分かったことですが、この日この時の風の強さは、まだまだ序の口でした…。
このように、日本海をすぐ横に見ながら、平坦な地形をひたすら直線で走り抜ける爽快な走行も、国道232号線は、体感させてくれます♪
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
雲の流れ行く様子が、走行中の車内からでも分かる程の強風の中でのドライブ。
風に煽られないよう、注意しながら走っていました。
旭温泉へと至る、道道971号線との分岐を過ぎてもう少し北上したところで、国道232号線から東へと分かれる北海道道119号線へと入ります。
初山別温泉からずっと横目に見てきた日本海とも別れ、内陸部を東へと進んで行くと、車窓からの眺めも一変。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
沿道は、すっかり山の風景と、変化を遂げました。
ちょっとした峠の前後では、間近の道端に残雪すら、目にすることができました。
道道119号線はやがて、天塩川沿いへと出てきて、国道40号線へ合流。
両側を白樺の木立が林立している国道40号線を、なおも東へと、走行を続けます。
(画像クリックで、別ウィンドウが開きます)
画像左手には、天塩川の流れが、ある筈です。
この辺りでは、前日に札幌から稚内まで乗車した特急で走行したJR宗谷本線が、天塩川の対岸を通っています。
共に旭川と稚内とを結んでいる、道路の国道40号線と鉄道の宗谷本線とが、天塩川を挟み、共に天塩川と並行して、同じ行先を目指す中、私も、旭川と稚内とのほぼ中間にあたる、音威子府(おといねっぷ)へと近付いてきました。
間もなく、その第3の目的地、音威子府へ到着です。
音威子府では、温泉ではなく、お昼を簡単にいただいて、小休止です。
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