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桂林と三江トン族を訪ねる旅 (その2)

2009年05月09日 22時06分05秒 | -旅日記-
2日目。

この日は午前中に桂林市内の主要観光地を回り、午後にはもう三江へ向かいます。

この旅の時間の都合上、桂林観光のハイライトである山水画の景色を船から堪能する
漓江(りこう)下りは、残念ながら今回はパス。

漓江下りをせずして何しに桂林に行ったんだと言われそうだけど、
今回の旅の主目的は、トン族の村訪問なのだ。
まあまたいつか漓江下りには参加したいと思う。


朝、早起きして7時過ぎにはホテルをチェックアウト。
まずは三江行きのバスチケットを買うために桂林バスターミナルへ。

桂林バスターミナルは宿泊したホテルから徒歩10分ぐらいの距離。
中国のどこの街でもそうだが、朝から晩までバスターミナルにはすごい人が集っている。
桂林まさにそのとおりで、朝早くからすごい人。


その人ごみをかき分け、チケット売り場へ。
チケット売り場の上に各行き先の時刻表が掲げてあってとても分かりやすい。

三江行きは一日7本あった。
その中で午後一番の12時55分発の便のチケットをゲット。
バスの時間が決まればそこから逆算して行動を計算できるのでまずは一安心。

ついでにバスターミナルの売店で桂林市の地図もゲット。

これでいよいよ観光開始。


■象山公園 ―象の形をした不思議な岩山

さっそく買った地図を広げると、桂林バスターミナルから一番近い市内の観光地は象山公園というところ。
そう遠くなさそうなので、桂林の街並みを眺めつつ歩いて向かうことに。

中国の朝の名物、太極拳やダンスをする人たち。




桂林市は緑が多い街並みです。


歩き始めて約15分、目的の象山公園に到着した。

象山公園は、桂林市を南北に貫く漓江(りこう)に面していて、敷地の中心には象鼻山という小山がある。
その象鼻山は、象が漓江に鼻を入れて水を飲んでいる姿に見えることからこの名前がつけられたそうだ。

象山公園に入るには入場チケットを買う必要がある。
通常33元のところを、朝8時前入場ということで若干安く25元で入場できた。

象山公園は、象鼻山の周囲をきれいに公園として整備していて、街中の公園と同じく
中国での朝のおなじみの風景を見ることができる。

剣の演舞をするおじさん。


まずは象鼻山がよく見える場所へと向かう。

象山公園内から漓江の眺め。


5分ほど公園内を歩いて川を渡ると、象鼻山がよく見えるスポットへ到着。

象鼻山を見た感想としては、象が水を飲んでいるというより、ハリネズミかアリクイが水を飲んでいる
ように見えるんだけど。。




どうでしょう。。

象鼻山のそばから船に乗って漓江を遊覧することもできる。


漓江で優雅に船で釣りをする人。


象鼻山の鼻の部分を近くから。


この日は5月1日労働節という連休の初日で、観光都市桂林には中国各地から多くの観光客が集っている。
朝早くから、象鼻山がよく見える場所にも多くの中国人観光客が集っていた。


こんな事だろうと思い、中国人観光客が動き出す前に早めに行動を始めたわけだが、
思ったとおり、象山公園を出る頃にはたくさんの中国人の団体観光客が入場し始めていた。

定番の団体ごとに同じ帽子を被っている中国人団体客。


入り口前で集合写真。なんか楽しそうやね~


ところで、象鼻山には登ることができて、上から市内の景色を眺められるという。
その案内を信じて、急な上り階段を登っていったのだが、思いのほか急な坂で、
普段運動不足で鈍った体にはかなりコタえた。。


しかも山の上からの眺めは大したものではなかった。

そして、この旅ではこの後も何度も「山登り」を行うことになるのだった。。


■畳彩山 ―眼下に絶景が広がる景勝地

象山公園をあとにし、地図を広げて次の目的地、畳彩山(じょうさいざん)へ向かう方法を考える。
地図を見ると、2番の路線バスが市内の主要観光地を通っているようなので、
2番のバスに乗り込んだ。

バスの中の様子。


桂林の路線バス料金はどこまで乗ってもたったの1元(約15円)。
中国は本当に公共交通料金が安い。
最近はやはりインフレでちょっとずつ値上げされてるけど、全体的に日本の1/10ぐらい。
しかも頻繁に走っている。
まさに市民と観光客の重要な足ですね。

10分ほどバスに揺られ、畳彩山の入り口前で下車。

ここは象山公園ほどあまり観光客がいない。
静かで落ち着いた雰囲気だ。



入場して、この日2回目の山登り開始。
もちろん、畳彩山は「山」なので山登りが必要ってことは分かってはいたが、
いざ急な階段を登り始めるとやはりしんどい。。
しかも象鼻山を登ったばっかりで、足腰にコタえる。。


ちょっとした洞窟を抜ける。


しばらく登り始めると、待ってました、これぞ桂林!という景色が見えはじめた。


やがて山頂へ到着。


この日はあいにく曇り空だが、それでも十分に桂林の連なる岩山群を見ることができた。








何千万年と時を経て、カルスト地形がこのような不思議な景観を生み出した。


山水画そのものです。

そういえば、朝10時過ぎの時点で2回も山登りをしながら、ここまで朝起きてから何も食っていない。
山頂に到着してひと段落したら急激に腹が減ってきた。

山頂からの景色をひと通り堪能してすぐに下山。
飯が食えるところを探すことにした。


■桂林米粉

ものすごく腹が減っていたので、畳彩山を下山してとりあえずどこでもいいから腹を満たそうと思い、
畳彩山入り口周辺をキョロキョロ。
すると、畳彩山バス停の前に桂林米粉のお店を発見。



桂林米粉は、桂林名物の麺料理。
名前の通り米の麺、いわゆるビーフンなのだが、麺の種類もいくつかあって、さらに
汁ありのものや、タレをかけるだけの汁なしのもの、焼きそばのように炒めたものなど
いろいろ種類がある。

お店に入ると、まずは料理を選んでお金を払い、食券をもらう。
当然、桂林米粉を選ぶ。
麺の量が3段階に分けられているが、とりあえず一番少ない量にした。
1杯たったの2元(約30円)。安!

食券を料理をもらえるカウンターへ持っていくと、
店の人がささっと麺を茹で、器に盛り、具を簡単にのせて桂林米粉の完成。
適当に空いてる席に座っていただきます。

麺はスパゲッティのような丸麺で、汁なしタイプ。


うんうん、味はまあまあ。うまい。

半分ぐらい食べたところで、周りの客が頻繁に席を立って給水器のようなものから
自分の器にスープを入れているのに気づいた。
どうやら自分の好みで、スープを足して汁ありで食べることができるようだ。

さっそく自分も試してみることに。
汁ありの方が味がまろやかになって汁なしよりうまい!

あっという間に桂林米粉を食べ終わり、次の観光地へと向かった。


■七星公園 ―桂林最大の公園

桂林市街から北西に少し行ったところに蘆笛岩(ろてきがん)という有名な鍾乳洞があり、
そこに行こうとしたが、ちょっと離れた場所のため、午後のバスの出発時間に間に合わない。

なので、桂林市中心部から漓江を挟んで対岸にある桂林最大の公園、七星公園へ向かった。

ちょっと裏路地に行くとこんなところもあります。


途中まで路線バスに乗り、降りたあとは漓江に架かる解放橋を徒歩で渡り、
しばらく歩いて七星公園に到着。

解放橋を歩く。


到着してまずびっくり。
すごい人。。


どうやら桂林市民は祝日で安く公園に入れるらしく、桂林市民たちがたくさん集っていた。

失敗した、、と思いつつも、せっかく来たので、人ごみをかき分け、入場チケットを買い、
七星公園へと入場した。

公園内もものすごい人。

ただ歩くだけでも疲れるが、「中国人の休日の一コマ」といった光景がいたるところで
見ることができて意外と面白かった。

我が子の撮影会。


池で遊ぶたくさんの子供達。


やっぱりいました、お尻に穴が空いたズボンを穿いた子供。


ところでこの七星公園は広大な敷地で、観光地としても見所がいくつかある。
その中で、2つの場所を選んで観に行くことにした。

まずは、ラクダの形をした不思議な岩山、駱駝山へ。



たしかにここは象鼻山よりちゃんとそのものに見える。
撮影スポットとしてたくさんの観光客や市民が集っていた。

続いて、公園内にある動物園へ。
ここの動物園には2頭のパンダがいる。
そういえば、中国に来てから一度もパンダを見ていなかったことに気づいた。
ちょっと見てみたいと思い、パンダ舎へと向かった。



こちらは本物のラクダ。


ヤギに無理させすぎ。。


パンダ舎は動物園の一番奥にあって、かなり歩かされた。。
どうやら新しく舎を作ったばかりで、まだ周囲は工事中だった。

中国語で「熊猫」はパンダ。「大」を付けてジャイアントパンダ。


いた!パンダ。


しかし、ぐっすり睡眠中。




どっかで読んだけど、パンダは昼間はずっと寝ているから、見るなら朝に行くと良いらしい。

まあなんにしても中国で初パンダ。
記念になりました。


この時点で時刻は昼12時。
ということで、これをもって桂林市内観光は終了!

このあと桂林バスターミナルへ向かい、そこから三江へ向けて出発です。


(つづく)



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2 コメント

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やぎさん (マルコ)
2009-05-09 23:18:34
その無理矢理感がかわいい★

私も七星公園で中国来て初めて熊猫を見た。
そして、その時も寝てたよ。
そうか、朝なら起きてるのか。。


返信する
パンダ (new-beatle)
2009-05-23 23:26:44
このやぎおもろいやろ~。

熊猫には特に興味は無いんやけど、中国に来たら一度は見ないとね。
まあ寝てるだけだったから、ふーんってかんじでしたが。

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