アスペルガー症候群に当てはまるという綾屋紗月さんが、感じている世界を説明していて圧倒されます
安易な「分かったふり」なんて寄せ付けません
実際、どんなに想像しても同じ世界をまるまる想像することはできません
そしたらどうしたらいいんだろう
「おわりに」にヒントがありました
「このように熊谷さんも、母も、私の問題に対して最初は戸惑ったが、最終的には過小評価や否認をすることなく、想像力を働かせることで、十分の問題に置き換えて考えた。こうして人と人とのあいだには、『同じでも違うでもない』という相互理解が深められていくのだなと実感する。
健常者と障害者はスペクトラムであり、障害者のなかもスペクトラムになっている。そんな人びとの連続性の世界のなかで、同じであることを強要するでもなく、差異をことさらにあげつらうでもなく、多様な人びとが多様なままつながりあえれば、と思う。」
分からない、と拒否せず、分かったふりもせず、「大変だ」と言われたら自分の想像力を働かせて、「大変なんだ」と受けとめる、そうできたらいいのかな、、、と思っています
この本で綾屋さんの世界をのぞいたら、、、「変わってる」とか、「おかしい、変」とくくってしまいがちだった”あの人”を見る目が変わるかも、ですよ~~