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商売は、固定経費が少なくて変動費割合が多い商売と、固定経費割合が多く変動費が少ない商売があると言われています。
旅館は間違いなく後者です。
つまり、固定経費が大きい。
規模の大小にも関係しますが、そもそも設備産業なので、設備投資ありきなのです。
ちょっとした修繕や修理を行うと、すぐ数百万円~1千万円単位のお金が必要となります。
しかも、不特定多数のお客様が日々ご利用いただくわけですから、
消耗もするし、日々老朽化していく。
後継者が事業継承したときは、建物をただで手に入れるように見えますが、
しかし既にかなり傷み、くたびれている状態。
遅かれ早かれ、設備投資をしなければジリ貧でしょう。
営業レベルで、ガス水道電気はもちろん、人件費、食材費、消耗品費など運営に必要な総コストを支えるだけの売上があり尚且つ、設備投資する分を生み出して行かなければなりません。
これは、かなり厳しいです。
でも、固定費割合が多い商売というのは、損益分岐点が高い腰高な商売ですが、その損益分岐点を超すだけの売上を確保すると、固定費を超えていった部分の売上の利益率はすごく高い。
つまり、売上をしっかり確保できれば、儲かる商売とも言えます。
事実、全国的に少数とはいえ、儲かって、どんどんそのエリアの隣の旅館を買収している旅館経営者もいます。
損益分岐点までは苦しいが、そこを抜け出ると、すごく利益率が良い商売。
こんな事がいえるのでないでしょうか。
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