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旅館業はIT化が遅れている業種と言われています。
どの程度IT化されているのか、振り返ってみます。
先ず最初に、会計。
これはお客様への会計書出力ということもありますし、財務データの正確性という点からもコンピュータを入れているところが大多数ではないでしょうか。
民宿、ペンションや、小規模の旅館で、手書き施設はあるかも知れません。
いや、旅館では、小規模でもパソコン出力しているでしょうから、ほぼあり得ませんね。
次に、ネット販売。
今や、インターネットからの予約が全体の80%~90%という宿も珍しくありません。
むしろ、当たり前の販売チャンネル。
ですから、じゃらんや楽天トラベルといった予約サイトへのプラン投稿、客室在庫管理など、パソコンがないと業務ができない状態です。
さらに、お客様からは、電話よりもメールの本数が増えていますので、これに対応する必要があります。
では、旅館本体の業務はどうでしょうか?
業務システムの導入はされているのでしょうか?
これは、ほとんどの旅館で行われていないのが現状だと思います。
大型旅館では、業務システムを導入しないことの損失が大きいですから、導入が進みます。
しかし、中規模、小規模旅館では、業務システムがなくても日常問題なく運営できているので、
そのままずっと通してきているようです。
本来であれば、予約台帳管理、顧客管理、会計、売上集計管理、スタッフ管理、什器備品管理などは、業務システムを使えば簡単にできます。
また、電話着信連動やメールなどの情報接点によるリピーター認識も簡単です。
業務システムというデータベースを自社内に持つことで、格段と業務のスピードがアップしますし、その余った時間を顧客創造の時間に割り当てることができます。
今はまだ高価なので導入に至っていないのでしょうが、そのうちどの宿でも使うような安くて使いやすいシステムが出てくることでしょう。
なので、宿泊客が電話しても、リアルタイムに予約客だと認識して応対してくれる宿は少ないと言えます。
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