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旅館に忘れ物をするということも、多々あろうかと思います。
持ち物が多い女性などは、特に忘れる場合があるようです。
私が旅館にいたころ、忘れ物はどの様になっていたのかをお伝えします。
今はもう違うやり方になっているかも知れませんし、宿によっても違うでしょう。
忘れ物？捨てていった？
お客様がチェックアウトされた後は、大小様々なものが忘れ物としてフロントに届きます。
中には、これ忘れたのではなく、捨てていったのでは？と
判断に困るものもありますが、一応忘れ物登録して保管しておきます。
保管期間は、1年間。
1年間といっても、品物ごとに1年ではなく、1月～12月で忘れたものを、翌1月の正月明けに最寄りの警察に届けるべく持って行っていました。
スタッフがここに持って帰るわけにも行かず、かといって捨てるわけにも行かない。
ガラクタに見えるものもありますが、一応全て警察へ届けていました。
まぁ、たぶん、そのままゴミ箱行きでしょうけど。
保管は宿泊約款による
旅館の忘れ物は、一定期間の保管を宿泊約款に記載してありますので、詳細が知りたい時は宿個別の約款を参照してみて下さい。
また、忘れ物があった場合のご本人への連絡ですが、宿泊施設全体に言えますが、積極的に電話しません。
ゴミかもしれませんし、電話してトラブルになることも考えられます。
また、多くのお忘れ物見込み全てを連絡して、忘れ物ではないですか？と確認して回るのに多くの時間を取られてしまうからです。
ですから、お客様から、問合せがない限り、宿から自発的に忘れ物の件で連絡することは、ほぼあり得ません。
例外はあるでしょうけど。
自宅のカギをお忘れに。。。
中には、ご自宅のカギを忘れていかれた、なんて方もいらっしゃいました。
どうするのかな、家に入れなくて。
そう思っていたら、電話がかかってきてこう言っていました。
家の郵便受けに合鍵があるので、それでカギを開けた。
忘れたカギは、着払いで送って下さい、っと。
なるほど、合鍵ありますよね、普通は。
忘れモノ、お客様は気を遣われて着払でと必ずおっしゃいますが、そのとおりにするはずもありません。
ちゃんと発払いで宅配し、ご利用の御礼を一言申し添えます。
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