やっぱり残留清原選手。あんたは野球選手じゃないのかな

右まゆげの傷が、いかにもその業界の人を思わせる清原選手。『じゃりん子チエ』に出てくる、テツのように見えてきました。

　※『じゃりん子チエ』とは、大阪の下町（通天閣周辺）を舞台にしたアニメ。主人公のチエは小学生の女の子で、
　　自宅のホルモン焼き屋を切り盛りする。
　※テツとは主人公チエの父で、バクチとケンカばかりしている、ちょっとした問題児。


あー、なんだよキヨハラ！結局残るんじゃん。まあ、そんな気はしてましたが、やっぱりファンフェスタの大声援が決め手になったようです。

滝鼻卓雄オーナー（６５）、桃井恒和球団社長（５７）、清武英利球団代表（５４）が
東京・大手町の読売新聞東京本社で３者会談を開き、残留を決意した清原の意思を
尊重することを確認。（スポニチ）

僕は清原は嫌いじゃないんですが、この選択で僕の中の『番長・清原』像は確実に萎えましたよ。
キヨハラよ、お前もか・・・

昨日も書きましたが、ファンフェスタの最中ベンチ裏に引っ込んで出てこなかった彼の行動に
潜む心理は、簡単に予想できます。

『ホリウチのアホは、ワイのことを必要のない選手やいいよる。ホンマ、なめた奴やで。
　ここは一発かましといたろか。ここで、ワイが出て行かなかったら、ファンの奴らは大騒ぎやで。
　どないすんねん？ホリウチ。』

という首脳陣に対する不満と、

『せやけど、ワイはホンマに巨人に必要ない選手なんやろか。ホントのこというと、ちょっと不安
　なんや。みんなワイのことを必要な選手やというてくれ～。せや、このまま出ていかないで、
　ファンや球団関係者がどんな反応をするか試したれ』

という、自分は本当に必要に思われているのだろうか？という不安が混在していたんでしょうね。だから、
あんな行動にでたんでしょう。

結果的に、清原の紹介を飛ばしたことで、ファンからは大ブーイング。
ホリウチ監督の挨拶がかき消されるくらいの大騒ぎになって、ファンは清原残留を
強く望むことがはっきりしてしまいました。

だけど、清原もやりかたが、

姑息

みみっちぃ

結局、清原は、

『おお、ファンはそこまでワイのことを思ってくれてるんか。
　ワイは巨人に残るで～。このファンのためにも～』

っていって、勝手に残留宣言。


おいおい、バンチョー、あんた「いらん」って言われてるんやで、本気かいな？

結局、ファンの大声援の前に、球団側も残留を決定したことになりましたが、
この球団の対応もどうかと思います。

これだけの選手に、こんなことさせるなよ。

今の巨人にとって、清原の人気は切り捨てることが出来ないことは、明らかなんです。
え？ホリウチがいうこと聞かない？じゃあ、ホリウチを切るしかありませんね。
残念ながら、監督向きではありませんね。コーチ向きでもないかも知れません。だって、
選手に対する思いやりが感じられませんから。

テレビの向こうで、偉そうにしゃべってるのがちょうどいいかも。

金満体質は、どうも球団運営をおかしくしている原因ですね。
なんていうか、

侍がいなくなりましたね

おれは野球道を極めるんや。金？そんなもん関係あるか！
好きな野球させてもろとるんや。ファンが熱狂する野球みせたるで。

こんな、ゴジラ松井やイチローみたいな選手が少なくなりました。
少なくとも、西武にいたころの清原には、こんな純粋な気持ちがあったと思うんですが。

巨人に入ったことで、そういう気概は忘れてきてしまったようです。


僕は、伊良部との真剣勝負に心躍らせ、
日本シリーズで流した涙を見て、感動したんですよ。
やっぱり、野球をしている清原が見たいです。