こんばんは。
昔、医学系の研究室にいたことから、下手なウルトラソニックは、買わないほうがいいと思ってたし、どうせ、安いものは、ろくな装置じゃない。めがねをする生活になって、アマゾンで買った超音波装置は、あんまり綺麗に落ちなかった。
洗浄液かなとも思ったけれど、何に使うかだよね。
それで、たまたま、クラフトマンが、ホントよくわたしのダイヤを綺麗に洗ってくれるけれど、一週間で汚くなる。ダイヤも命があるんだ・・・・と思ってがっくりしてた先日。クラフトマンに頼み込んで、ぜひ、わたしにもそのウルトラソニックの装置を売ってくれと言った。
「アマゾンとかで買ったって、結局大した洗浄力はないじゃないの。」
「うーん。結局は、宝石を汚すのは、皮脂だしね。」
「だからさ、おたくで、洗浄液を買っただけじゃ、普通の通販の装置じゃ駄目なんだよ。」
「駄目って、買った事あるの?」
「いや持ってるよ。メガネスーパーとかに置いてあるものと同じものを買ったんだよ。あれは、だまされたね。ぜんぜん汚れが落ちない。」
「うーん。でもうちのって、業務用だよ。」
「業務用で結構だよ。ただし、小さくなきゃ困る。」
「うーん。じゃぁ、検討しとく。」
それで、届いた本日。受け取りに行って、値段の高さに驚いた。え?こんなにするの?それでも、恐らく格安なのは、外装から判断できた。結局は、医療用の超音波洗浄機だったのだ。これは、若い頃、医学系の研究所で、メスとかはさみを洗うのに使った奴の改良版だと見当がついた。それに、洗浄液を入れて、洗ったら、なんと、細かい中に入り込んでしまう皮脂や、皮なんかが、はがれて取れていく。
凄いや。霊能者の浄化とか、この際、関係ないね。もう、宝石洗うのは、人に持ってきてもらって、それで、うちの洗浄機で、がぁっと洗ってだね。
まぁ、クラフトマンいわく、できない石は、トルコ石とエメラルド。
他は何でもできるよといわれて、アウイナイトは無理だけれど、ベリルもOK?と聞いてみたら、OKだった。
レッドエメは、もったいないから、やらないとしても、うちの宝石、新品同様。
結構したけれど、これは、元取るようなもんだなぁ。毎日、浄化(笑)。ウルトラソニックにて、浄化。
これで、浄化できれば、できる範囲が増える(なにがじゃ)。
という訳で、ウルトラソニックにしたというお話です。ヘルツは内緒。あんまり、ヘルツ低くすると、頑丈な汚れは取れるけれど、石は割れると思う。そもそも、一番は、洗浄液だから。
うーん。主人に、絶対この金額はだまされているってって言われたんだけれど、(前、何かでお付き合いのあったところが、色々合ったからかな)、だまされていないってって言い返して、持って帰ってきたら、主人が、
「医療用なんだ。」
「・・・・・・・・・・うん。業務用って聞いてて医療用だった。」
「普通高いよね。」
「うん。今までの中で一番高いと思う。」
「もう、コップに洗剤入れてつけとくとかやめるんだ?」
「うん。水垢がつくから。」
「それで、君は、僕のめがねも洗うって言うの?」
「うん。この際だから、毎晩洗っちゃおうかと思う。会社のめがねも洗う。」
「まぁ、この輝き見れば、流石に乗り換えるよね。」
「うん。でも高かった。」
「幾らよ。」
「三万五千円。」
「たかっ。君、さっき、蔵寿司で、ラーメン食べて、うまいうまい言って節約しておきながら。」
「こんなところで金を使う。まことにすみません。返す言葉もありません。」
「僕があげたジュエリー洗ったの?」
「洗いました。ぴっかぴっかのティファニーがここに。クロスで拭くと汚れがつくので、ドライヤーで乾かして。」
「他は?」
「あの、現在、あのクラフトマンが、鋭意努力してリフォーム中です。」
「そっかー。しかたねーなー。ちゃんとつけてくれよ。超音波買いました、ダイヤ割れましたじゃ、洒落にならないからね。」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・(ちっ)」
「今、今、ちって思ったでしょう。」
「とっとっとーんでもございません。」
「君はホント、昔から、光るものさえあれば、ニコニコご機嫌ってところが、ホント苦労の種なんだけれどな。」
「すいません。寝込んでいましたが、キラッキラのダイヤ見たら、起きてくる気になりました。」
「あんまり、無理しないでよ?」
「ハイ。」
ってな感じでしたわ。
いや、超音波洗浄機に三万円って、高いですわ。今時、家電なんて、安さ爆発ですのにね。まぁ、でも、十年は毎日、働いてくれますよ。三年の保証がついているので、問題ないです。血痕のついたメスとか、人間を切って脂がついた日本刀とか洗うわけではないので、大丈夫でっす。
ただ、まだ、朋さん、ニトロ貼って暮らしております。このフランドルテープを外せるようにならんといかんのだわ。
朋