こんばんは。
今じゃ、エントリが多すぎて、別にわたしがブログをまめに書かなくても、エントリがランキングを運んでくれる。有難いこっちゃ。
それで、この時期は、既に神奈川県の受験がふつふつと終わりかけている頃なので、慶應関連のネタが沸く時期だね。
別に否定もしなきゃ肯定もしないけれど、受験はしてみなきゃわからない。でも、受験をしたいのは、親なんだよ。親がね、自分の評価に使いたい事がほとんどだ。
育児って特に評価されにくいから、お受験などで、色々と評価を得てみたくなるのはよくわかるし、わたしも、上の息子の際は、ちょっと考えたことがあったよ。幼稚園で、上の息子はたまたま、入れた園をそもそも気に入ってて、彼はそんなタイプだと思う。でも、わたしの中には、上の息子を支配したい気持ちがあってね。
こんな息子になってほしいという理想像が捨てきれなかった。
それで、考えたんだよ。幼稚園の2年保育の受験をね。ところが、残念なことに自分は病でこけているし、到底ムリっぽそうだったし、まあよくよく考えると、息子はその学校に入れなくてよかったと思っている。
上の息子は、わたしの病の余波がかかって、結局は幼稚園と保育園に2つ通ってて、保育園では受け入れの関係上、一つ上の学年のクラスで過ごしたから、上の学年に食いついていくのはすごく上手になったし、無難に自分のわがままを通すやり方を学んだ。
下の息子は、あまりに上の息子の支配が強く、切り離そうとして、わざと2年保育を受験した。まぁ、受験したって程の事じゃないんだ。近所にある幼稚園で、実は第一志望は、誰でも入れる幼稚園だった。でも、何故かその年、空きがないと断られ、待ってたんだけれど、空きがなかった。凄く皆が不思議だというけれど、確かに空きがないと言われて、待ちますと答えたら、3名いなくならないと、あなたの子供は入れないと言われてね。
それで、別の所を受けたら、難易度が高いのに、受かっちまって。それで、そこは凄くリトミックに力を入れてて、
まぁ、下の息子のドラム人生が始まったってわけよ。
これに、理由なんてどうつけたらいいかわからないけれど、確かに主人とわたし、断られた幼稚園のほうが費用が安くて、良かった。年間80万以上する幼稚園に息子を通わせる理由はなんだろうと考えたこともあった。けれど、少なくとも、その面接の息子の態度は、通常とは違って、かなり緊張していなかった。これは、落ちたなと思ってたんだけれど、受かった。
支払う費用を聞いてみて、驚いた。そもそも、その園は、費用など公開していないので、分からなかった。入ってみて愕然とした。
それでも、自分は自分なりに、自分の子育ては評価されたのかと思ったんだよね。
ところが、上の息子も下の息子も小学校受験は散々で、母親の念力も、かすって、28番だったのに、20番代はよく出て、下8番はよく出ても、28番は、出なかった(苦笑)。これも、ある意味の、不思議な意図を感じてね。諦めたんだけれど、寝込んだよ。2日くらい。
それで、下の息子は小学校で、上の息子の支配に圧倒され始めたけれど、上手にドラムを習わせて、彼しかできない強みを与えてみた。
下の息子はそれにて、上手にセルフブランディングした。これは、うまく行ったなと思ったし、上の息子が習いたいと言い出しても、拒否。その内、上の息子が習っているサイエンスまで、行かせるようになった。下の息子は、自信がついた。ところが、上の息子が不安定になった。
何もかも、弟が追いつくと思い出したら焦りはじめた。
なので、下の息子に向く塾と、上の息子に向く塾は違うので、二人の塾を移動させたのだが、再度、この夏、上の息子の塾を変えた。上の息子には余程水があっていたのだろうと思うが、メキメキ、成績が伸びるようになり、夏で結構遅れたと思った所が、追いつくようになった。
ただ、中学受験もまた、なんか、変な意図があるんだろうなと思っている。
なので、どっちの息子に関しても、自身が上手にセルフブランディングする術についてはサジェストしても、それ以上は関与しない。それが、恐らく、自分で自分のあり方を考える良いきっかけになると思うからだね。何を習わなくちゃいけないとか、そんなことも特にないし、その都度都度で修正していけばいいと思っている。
それで、息子になってほしい理想像というのがあったんだが、最近はもう、諦めた(苦笑)。
イケメンさを磨かせて、カッコイイ髪型にしたら、下の息子はそのまんま喜ぶけれど、上の息子は抵抗感があるらしい。結構、ブリティッシュヘアも似合うし、長い前髪をフォワードにシャギーで入れると可愛くもなる。服だって、おしゃれに着こなせば、なんだってイケる。
・・・・・・ってそんなことくらいしか、期待しようがないのだよ。
中身は、どっちみち、夫婦のどちらかの何かしらの因果があって、そこは変わらないのだとしたら、頑固さは、変わらないだろうと思うし、自分の思う道を追求したいのなら、させるしかないじゃん。追求したい道が、詐欺師とか、山師だったら、流石に、もっと上手な山師の成り方について、話して聴かせるけれどね。
わたしの息子なんだから、それ以上になろうと以下になろうと、結局、四捨五入の誤差の範囲にしか変わりがない。
しょうが無いね。こればかりは、亭主のスペックも、精力抜群の万年発情期型にしておけば、もっと攻撃的だったかもしれないね(笑)。
人の子供にどう思うこともないけれど、わたしの子供の頃は、息子より成績が良かったので、息子にそもそも期待できない面があまりの落差があって大きいのかもしれないし、ジェンダーの差があろうとなかろうと、上下の息子の出来不出来に関しては、難しい物を感じる。
子供に期待したがる人は、まず、自分が努力する姿勢を子供に見せなきゃ、どうにもならないでしょう。
評価なんて、自分にさえもつかないものだから、親なんて不毛な職業かと思われやすいけれど、ほんと、合わない学校に放り込まれたら、子供の個性が死ぬよ。個性を無視して、放り込みたくても、子供のプライドを踏みにじってまで、その先の未来予想図が、確実に出来上がると信じている人は愚かだよ。
未来には、確実なものはない。
受験をさせたい人には、考えてみてほしいね。
少なくとも、子供に期待するより、自分に期待しろってんだ(笑)。
朋