ねこってdeふぇっと

ほんのり、ぽんやり

奈良再訪

2024-01-15 10:22:48 | お外遊び

2024年最初の投稿。

みなさま、今年もよろしくお願いいたします。
 
数ヶ月前から決まっていた「行くぜ!奈良!」
当初、前泊しようかしらとも思っていましたが、存外日帰りできそうじゃん、猫も心配だし ということで、早朝の電車に揺られて再度古都に足を踏み入れました。
 
昼過ぎから用事があるので今回観光できるのは4時間ほどかしら?
毘盧遮那仏さまにお目にかかろうと思っておりましたが、まだ松の内(関西圏は15日まで松の内なのですよ) ならばやはり神社⛩️優先ではと、足を向けたのは世界遺産 春日大社 です。
 
近鉄奈良駅から参道にでて、歩く歩く。
てくてくてく、、、思ったほど人はおらず、しかもたまに聞こえてくる言葉はほとんど(多分)韓国語でした。
もしかすると日本人は私のような一人詣も多く会話する相手がいないから、団体ツアーの海外の方の言葉ばかりが聞こえてきたのかもしれませんが。
 
一の鳥居を入ると右手すぐに松の樹。
能の舞台に描かれる松のモデルだったはず。樹齢はいくつなのでしょうね。
とにかく歴史を感じる多数の灯籠、見上げるしかない松並木。
丁度鳥辺野で鹿寄せのホルンが鳴って、鹿たちの耳がピクンと立ったと思うと、あっちからもこっちからもトットットと小走りで参道を横切っていきます。
ああ、のどかだな。
 
 
年始から精神の洗われる日常外の風景に包まれて、参道歩いただけでも「来てよかったな」って思いました。
 
二ノ鳥居を通り越し、松と土と苔とばかり(あ、そして鹿も茶色い)、その侘びた色合いから一転し、朱色の本殿へ。
 
 
御朱印を頂いたら、特別拝観の領域に入場させて頂きました。
ご神木の立ち姿に圧倒される・・・抱きつきたい←やってはイケマセン💦💦
 
 
 
他にも見どころは満載。
一つの宮ごと、手を合わせてゆっくり回ります。

記念に、と手にしたおみくじは焼き物の白鹿が咥えているもの。
中身は末吉といまいちでしたが、気をつけて1年過ごしましょうね、というご忠告ですのでありがたく承り、社に置いて帰りました。
 
 
若宮神社にも行きたかったのですが、友人との待ち合わせ時間が近かったので、
水谷神社をお参りし、そのままバス道まで裏参道を下ります。
 
 
鹿と共存の地域ならではの標識をついパチリ。
 
奈良在住の友人と合流し、ここまで来ちゃったんだからついでに東大寺も寄っていく?てな気軽な感じで、東大寺へ。
 
 
山の中の春日大社とは違い、東大寺は「広々」という感じで開放感があります。
 
なんというかもう「威風堂々」って感じですよね。
偉大な金剛力士様方の立ち姿、もうこれ見ているだけで数時間この場にいてもいいかもしれない・・・苦笑
うん百年も前にこんな建物や像を木造で建築してしまう、その技術力にタメイキが出ます。
 
 
 
二月堂まで行って、お茶屋で甘酒でも戴きたいなー、って気分だったのですが、時間が足りなさそうだったので、
二月堂と毘盧遮那仏様御前は次回まで我慢することにして。
 
奈良駅方面に移動、でも途中のカフェで足が止まる。
入り口にぽつんと「営業中」の小さな案内。
見た目はちーっともカフェじゃないような、そんなお店。
 
↓ こちらの素敵画像は食べログに投稿されている方のものをお借りしています。
 
なんでも昔、細菌関係の工場があった場所の事務所跡地をカフェに改造して営業なさっているところなのだそうです。
だから入り口は「会社の入り口」そのまんま。
木造のとても風情のある建物で、しかし冬場は隙間風あって少々寒いのかな? 膝掛けを提供して頂き、不都合は感じませんでしたが。
「明治村」だとか「大正村」だとかいう保存施設があるけれども、そういった場所に行ったような、タイムトリップしたような感覚で、
お抹茶と和菓子(今回は白玉入りのおぜんざいでした♪990円税込み)を戴いてもう大満足。
たまたま通りがかりにふらりと入ってみたのですが、雰囲気もお味もとてもよろしかったです。
あとでネット検索してみたら予約して入る方も多いような場所だったみたいで、私、運がいいのかも?!
 
奈良のカフェって必ずといっていいほど「抹茶」「大和茶」「ほうじ茶」がありますよねー。
 
 
で・・・そのあと、JR奈良駅までバスで戻って、軽くお昼ご飯を食べて。
 
一番の目的は実は、高嶋ちさ子さんのコンサートだったという、そんなオチです😊
 
何故に奈良なの?というと、一緒に行く友人が奈良在住だったことと、大阪・神戸・京都はチケット完売で入手ができなかったから、なのでした。
しかしこちらにも強運を発揮、ど真ん中、真ん前にちさ子氏が立っているそんな席次でした。すごい!
 
コンサートはとてもわかりやすく楽しく、ちさ子氏、あの話術はスゴイ。飽きさせない。
チケットSold Outしちゃう、その理由がわかった気がしました。
 
バイオリニストとしての腕前はどうよ、という意見もあるみたいですが、
しかし、音楽家もエンターテナーであるのだから、こういう演奏家がいらしても全く問題ないよね、って思います。
どんなにお上手でも、来ていただいてなんぼ?ですしねー、バイオリンに興味を持ってもらうこと自体がとても大切なことですもの。
 
楽器のソリストで、伴奏はピアノのみで、これだけ集客できる方はなかなかおられない。
そして後継者を作るべく?若手を参加させているやり方もまた、なかなか他にはみられない試み。
(しかし彼女たちが、ちさ子氏レベルになれるのか・・・はこれから見守るべきところなのかしらね?)
 
クラシックというジャンルの中に、一つのサブジャンルを作られてるのだなぁと、素晴らしいと思いました。
 
 追記。
コンサート会場に災害カンパの箱が置いてあり、少しだけ寄付してきました。
寄付、どこにすればよいのか迷うけれど、とにかく今は迅速に自治体に届けて下さりそうな団体に預けます。
阪神淡路の震災を間近に感じた人間として、やはり他人事には思えず。
いったい何ができるのか、助かるのか、考えつつ行動したいと思います。
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