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猫のあしあと

*舞台・ミュージカル・ちょこっと宝塚、な気まぐれ日記*

春野さんコンサート~S*mile♪<長文>

2014年09月17日 17時05分05秒 | 春野さん
春野さんのコンサートについて、忘れないうちにもう少し詳しく↓↓



土・日と2公演行ってきました!

天王洲銀河劇場にて、春野さん4年ぶりのコンサート『S*mile』。

銀河劇場には、むかーし行ったことがあるような…ないような…??(^^;)
いまいちこの辺りの地理は詳しくないので、ちょっと迷いつつ(苦笑)も無事到着~。

劇場のサイズは中くらい…?2階3階席までありながらも、大きすぎないちょうどいいサイズ。


今回のコンサートはどうやらプログラム冊子がないようで、入り口で配布されたチラシに曲目一覧が載ってました。

 


幕が開くと、舞台中央にS字状に見える階段が目に入ります。“すみれ”の“S”を意味しているのかな??
その階段の両サイドにオンステージバンド。バンドのある両サイドにもゆるやかな段差があり、階段上と階段下の両ステージを行き来出来るようになっています。

まず1曲目『There For Me』♪

袖からではなく、オンステージスタンバイで、春野さんのスタンバイしていた立ち位置にのみ白い細幕が下りていて、前奏の途中でその幕が上がって春野さん登場v
白いパンツスーツにボリュームあるロングウェーブヘアに白いソフト帽という出で立ち。
むかし、宙組の姿月あさとさんが「ノクターン」というディナーショーで花總まりさんとデュエットで歌っていた記憶が…。
しっとりした曲調で好きです♪


続けて2曲目に平井堅さんの『Pop Star』♪
アンサンブルメンバーの方々も加わって、アップテンポのリズムに客席からは手拍子が♫


その後にご挨拶と、タイトルの『S*mile』の意味合いについてお話。
そのまま、“スマイル”という意味と、間に*を入れたのは、Sがすみれ(=春野さん)を表していて、mileは距離を表す単位のマイルとして、“(春野さんと私達ファンとの)距離”、(とか“道のり”?)的な意味を込めてつけたようです。
「そのS*mileという距離がどのくらいなのかは皆様のお好きな距離を当てはめてもらっていいんです」とのこと(^^)
春野さん的には「ファンの皆様をお連れするS*mile」、私達ファン的には「春野さんと一緒に歩いて行くS*mile」、という感じでしょうか。
「そしてその中で、皆さんにスマイルになって頂けるように…という願いも込めて(^^)」それでS*mileにしたそうです。


3曲目の『あのさよならにさよならを』♪の間奏の途中で、突然舞台上に電話の音が!!Σ(°□°)
本当に突然だったので初観劇の時は「まままさか自分の携帯かっ!!??」と、開演前に電源を切ったにも関わらず思わず本気でそう思ってしまうくらいに、すごいびっくりしちゃったんですが(^^;)
しかもちょうど春野さんをオペラグラスで凝視してた瞬間だったので一瞬何が起きてるのか全然理解出来ず(^^;)
でも、オペラを離して舞台を見たら、下手側にソファーやらなにやら小道具が配置されていて。
舞台上の春野さんも「…電話がなってる。電話だよ、ほら電話電話!」とバンドメンバーの方々にふったりしていて至って冷静。
その様子に、ようやく「あ、演出か」と気づきました(苦笑)

そしてそこから突然すみれさんのプチプライベート劇場が始まります(笑)
まず、鳴っていたのは春野さんの自宅の電話という設定。
「どこで鳴ってるの??え?うちの電話だよ!うちうち!!」と、小道具の置かれた一角に慌てて走っていき、自宅という設定なので、ちゃんと靴を脱いでから電話に出る春野さん(笑)
日曜日の公演では電話に出る時、「もしもし?あたしすみれちゃん♪」と、久しぶりに“すみれちゃん”が聞けました♪しかし「…切れたよ」と一言(^^;)
脱いだ靴をきちんと揃えて靴箱に入れ、スリッパをはいていると、続けて今度は携帯の電話が鳴り始めます。
出ると、今回のコンサートでは作詞とグッズのTシャツのデザインを春野さんが考えることになっており(実際にそうなのです)、その進み具合を聞かれている様子。
しかし春野さん「ちょっと色々考えちゃって…まだ一つも出来ていないんです~えへっ(^^)」と、至って余裕ですw
「あ、でもね、大丈夫。ちゃんと本番までには間に合わせますから!」と、なんだかとても春野さんらしい自信たっぷりなご回答(笑)

そんな電話をしながら4曲目の『とろ』♪という曲を歌い始めます。
この、“とろ”とは、いわゆる、“のろい”と同義語の意味で…ちょっとひどいタイトルですが(笑)
「“とろ”を何とかしたいと思ってはいるけれど、考えている間に日が暮れてしまうよ」という内容の歌です。
原曲があるのかどうか知らないですが、ちょっと童謡っぽいような気も??
でも春野さんは“とろ”とは違う気がしますけどね~。もっと、おっとり…とか、のんびり…とか、品の良いイメージです。で、やるときゃやる!ってタイプだと思いますが(^^)
歌いながら、歌の楽譜とにらめっこしたり(そしてすぐ放り投げたりw)、掃除機をかけたり(でも途中でコンセント抜けてたりw)、雑誌を読みながらソファーでリラックス…(してたら居眠りしてしまってそのまま朝になってしまったりww)などなど、日常生活の春野さんの姿(?)が垣間見える場面になっています。

朝までソファーで眠ってしまった春野さん、起きて、伸びをして、満面の笑みで一言「めしでも食うか!」(*´∀`*)
そしてソファー周辺に散らばった楽譜やら雑誌やらを片付けて、くま柄の水色エプロン(!)を身につけ、5曲目の『朝ごはんのうた』♪を歌いながら、お鍋を持ったり、配膳をしたりする姿は正しく、可愛い奥さんでした(笑)
エプロン姿の春野さんにごはん作ってもらって、「♪急いで、急いで、でも味わって食べてね♪」なんて歌われちゃったらもう、私は永遠にその朝ごはん食べてます…(*´v`*)

朝ごはんの準備が出来て、さぁいただきます!という時に、また春野さんの携帯が鳴ります。
出ると、「今から打ち合わせ?でも今、朝ごはん食べようとしてて…。…そうですよね、午前中の方がいいですよね。分かりました!すぐ行きます!」とお仕事が入ってしまった模様。
↑この、“せっかく出来立ての朝ごはん食べようと思ったのにぃ…”的な言い方が小さい子みたいで可愛かったです(笑)朝ごはん、大切ですよね(*’v’*)

出かける準備をしているとそこへ、再び着信が。
今度はこのコンサートメンバーの一人の森山純くんからの電話のよう。何か悩んでいるようなので、打ち合わせの前に春野さんと会うことに。
ここで6曲目の『You've Got A Friend♪』が。
この曲は確か…数年前の『ア・ソング・フォー・ユー』のクリスマスコンサートでも春野さん歌っていたような?あれ、BillboardLiveの時だったかな…??(^^;)
とにかく以前にも春野さんがどこかで歌っていたと思います。いい曲ですよね♪

以上ですみれさんのプチプライベート劇場は終了しました(笑)コンサートでこういった小道具まで用いたお芝居っぽい場面はなんだか新鮮に感じました。


7曲目『Smile』コーラスメンバーも加わって。
8曲目『追憶のバルセロナ』から雰囲気が少し変わり、タンゴの曲調に。
歌に入る前の前奏が長めで、コーラスメンバーによるタンゴダンスが繰り広げられます。
春野さんも歌いながら、少し男性ダンサーと絡んだり…♪←もうちょっとじっくり組んで踊るタンゴも見たかったなぁ~なんて思ってしまいました(^^)
…考えたら、春野さんが退団してからコンサートやミュージカル、ライブは色々ありましたが、女春野さんが男性ダンサーと組んで踊る場面て実は意外となかった??とか思い始めたら、何だか無性に、ドレス着て男性にリードされてひらりひらりと優雅に舞い踊る春野さんが見たくなってしまいました…!!

その後、衣装を黒のパンツスタイル、髪型もポニーテールのウィッグに変えて、吐息交じりに色っぽく9曲目の『Fever』を歌い、10曲目の『Comes Love』、『When You're Smiling』へ

続いて客席から登場し、懐かしの宝塚ソングより、『Quimbara』、『Rhythm Of Our World』、『It Had Better Be Tonight』をメドレーで。
3曲歌い終えてMCの時、春野さん「1曲目は、キンバラさん。…“さん”はいらない、キンバラ(笑)」と言ってました(笑)退団公演での「キンバラさ~ん!」のやりとりが懐かしいですね(^^)
2曲目はあまり聞いたことがなかったのですが、春野さんがまだ主演になる前の『ザ・ビューティーズ』というショーで、匠ひびきさんが歌っていた曲だそうです。
3曲目も、退団公演の『ラブ・シンフォニー』より、大階段前の男役燕尾の群舞での曲ですね。歌いながら所々で当時の振りを踊られていて、「あぁ、ここの振りとこの表情、好きだったな~♪」としみじみ。
メドレー中、その曲の場面の当時の春野さんの写真が舞台の背景スクリーンに映し出されていたのですが、春野さんの今の歌声を聞きながら当時の男役姿を見て、やっぱりしみじみしてみたり、退団時を思い出してうるっとしてみたり、はたまたその男役姿に「今の宝塚にいたとしても絶対春野さんのファンになるわ…」と改めてときめいたりしていました(笑)

そして実はこの3曲全て、今回のコンサート演出もしている中村一徳先生の作品から選んだそうです。
ここで少し中村先生とのエピソードをお話してくれたのですが、いきなり「中村先生とは、ちょっと特別な仲で…」なんて言い始めてしまった春野さんに、客席ざわざわ(笑)
春野さんも笑っていましたがそういうアヤシい関係ではなくて(笑)
春野さんが新人時代、それこそ研1~研3くらいの頃、中村先生がよく新人公演の演出を担当されていたそうで。
その時に、お芝居のことや色々なことでアドバイスを頂いたり、深夜までかかっても(生徒一人一人の)話をじっくり聞いてくれた深い関係(!)の先生だそうです。
今回のコンサートの演出もお願いしたら快く引き受けて下さり、とても嬉しかったと春野さん。とても優しい先生だそうです。

続けてもう少し宝塚ソング、『ファントム』より15曲目『Home』を、百千糸さんとデュエットで。
百千さん、確か成績主席の方だったような?現役の時は宙組の娘役さんだったそうですが、歌声は初めて聞きました。綺麗な歌声でした♪
そのまま16曲目『エリザベート』より、『最後のダンス』。

ここからミュージカルソングへ。
華月さん、百千さん女性を筆頭にコーラスメンバー全員による17曲目『The Mad Hatter』。
タイトルから、おそらく『アリス・イン・ワンダーランド』の曲と思われます。安蘭さん主演のミュージカルの。
初演観に行きましたが、確か帽子屋役の濱田めぐみさんが歌われていた曲だと思います…迫力ある歌声と音楽で圧倒された記憶が。今秋再演されますね(^^)
華月さん、百千さんも音楽に負けぬパワフルな歌声でした。百千さんは先ほどの『Home』のザ・娘役の歌声とは打って変わってドスを利かせた低音で、こういった曲もいける…むしろこういう歌の方がお得意なのかしら…と思わせる歌声でした。


そして今回のコンサートで私的に圧巻だったのは春野さんのソロ、18曲目『Rebecca』!
同名のミュージカルからの曲だそうですが、タイトルは聞いたことがありますが観たことはなくて、レベッカが誰でどんな話なのか内容は全く知らないんですが。
それでも、引き込まれる、聞けば聞くほど引き込まれる…。
それほどに壮大でドラマティックな音楽、そして本当に圧巻の春野さんの歌声でした!是非もう一度…何度でも聞きたい歌です。
前々から思ってはいましたが、これほど“春野さんの歌声にはドラマティックな曲が似合う”と思わされた曲は初めてかも知れません。
この歌の余韻が忘れられず、帰宅後にネットで他の方が歌う同曲を試聴したりしましたが、同じ曲でも、やはり歌う方や編曲によって違うものです。
私の中ではもはや、あの編曲じゃないと、そして春野さんの声とあの歌い方じゃないとダメみたいです。あぁ、CD出してほしい!!…またどこかで聴けることを願ってやみません…!

続いて懐かしい『ファニーガール』より『Don't Rain On My Parade♪』を客席へ下りながら。
『Rebecca』の曲から、衣装が赤のロングドレスに変わり、ウィッグもクリクリパーマをアップにしたような感じに、ドレスと同様の赤色の小さなリボンを散らした髪型へ。このリボンを散らしたヘアスタイルがなんだかファニーっぽいな…とか思いました。なんとなく。

20曲目『This can't be real』は佐々木誠さんとしっとりデュエットで♪
この曲は春野さん在団時のコンサート『I Got music』で彩音ちゃんとデュエットしてましたね。DVDでは著作権でカット…だったかな?
元々はミュージカル『コパカバーナ』のデュエットソングのようですね。
こういうしっとりした歌の女性的な春野さんの雰囲気もとても好きです…v


次はまたまた『エリザベート』より有名な『私だけに』♪
春野さん、帝劇でエリザベートなんて大作・大役をやってたんだなぁ…なんて。なんだか夢か幻だったような感覚です。
観てるだけでも緊張してしまった公演はじめの頃から、『私だけに』に余裕さえ感じさせた千秋楽まで、幾度と観に行ったのが懐かしいです。
春野さんの女声も大好きなファンとしては『最後のダンス』だけじゃなく『私だけに』もコンサートの曲目に入れてくれたのが嬉しいです(^^)
生でこの両曲の歌声が聴けるのはコンサートならでは、ですね♪磨きのかかった高音にうっとり…(*^^*)

…度々思うのですが、春野さんでミュージカルソング集CDを出してほしくてたまらないです…。
エリザベートの『最後のダンス』と『私だけに』と~、あと『私が踊る時』を春野さんの男声と女声でデュエットで…とか名案が勝手に私の脳内に浮かんでいるんですが!何なら『闇が広がる』もいけそうですが!(以前リリースしたCD『男と女』の曲でもそうやって歌ってましたしね!)
あとやっぱり『Rebecca』を入れて頂いて…(笑)、あと個人的に春野さんの『夢やぶれて』も大好きなので、それも…!!
で、今度の『モーツァルト!』の『星から降る金』ももちろん入れて頂いて……♪

…妄想はさておき。


続く『空を超えて』はややラテン系な音楽。ダンサーさん達がパワフルに跳ね踊っていました。
最後の数小節でヘッドドレスをサイドの大きな赤い花に変えた春野さんが再登場します。

その後『Somos Novios』をしっとりと。ここでも百千さんの影ソロが印象的でした。

プログラムにないのですが、この間にコーラスメンバー4人のみの短い間奏曲が1曲入っていたような…?

白いドレス姿に着替えた春野さんが静かに『Rose』を歌い始めます。
色々なところで歌われているよく聴く曲ですが、この『Rose』は“愛”を“花”として表現したとても素敵な歌詞でした…♪
今回演出された中村先生がオリジナルで書いた歌詞のようです。

ラストの『そばにいて…』は春野さんが作詞をされたオリジナルの新曲とのこと。
夜空の星よ見守っていて…といった内容のあたたかい歌詞でしたが、どこか寂しさを感じさせる雰囲気がなんだかとっても春野さんらしく感じました…。


そしてアンコール曲にはまさかのAKBの『恋するフォーチュンクッキー』が!!

ロールアップしたジーンズにスニーカー、春野さん自らがデザインしたTシャツ姿に、ロングウェーブのポニーテールウィッグにお花のたくさんついた髪飾りをつけて、にこにこスキップしながらノリノリで歌う春野さん… か わ い す ぎ る !! 
…その姿に、ちょっと90周年の宝塚大運動会の応援合戦を思い出しました(笑)
あの時も、現役主演男役にも関わらずチアガールのゴリエの扮装してにっこにこでぴょんぴょん跳ね踊ってて一番楽しそうでしたね、春野さん(笑)
意外とこういうノリもお好きなんでしょうね。普段の春野さんと、こういう春野さんとのギャップがまた好きです(^^)そしてテンションの高い春野さんがかわいい…♪

東京公演の最後では、客席へ向けて「みんな愛してるか~い?」の懐かしいやりとりが。
Tシャツのデザインの苦労話も「何回も書いては消して、塗っては消して…何回も繰り返したの」と(笑)

そんなおさ画伯がデザインしたTシャツはこちら↓↓

画像だと分かりにくいですが、シャツの裏側の右裾部分に春野さんのイニシャルが入っています。
東京公演の2日間で早々に売り切れてしまったとか…私が買おうとした時も、Mサイズは品切れでLサイズのみですと言われました。


最後に「コンサートは久しぶりで、皆さんもすごく…溜まってたと思うんですけど(笑・客席も笑)今回公演出来て良かったです。
これからも皆さんの愛に支えられ、愛のある歌を歌っていきたいと思いますのでよろしくお願いします!」とご挨拶がありました♪

春野さん、まだまだついていきますよ~♪♪

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