先日 ご近所に買い物に行くのに・・ 珍しく 歩いてみました。
裏道を歩きながら ふと 見上げると・・
駐車場の片隅に・・蔦に覆われた木。
何の木か まったく 判別つかないほどですが・・
よ~く見ると・・
たわわに柿の実がなっていました。
以前 勤めていた職場は
”和・久留米絣専門のお店”と
染めを専門にしている”染め工房”でした。
80歳の社長が 柿渋染めや藍染 草木染など手がけ
その染め上がったストールやハンカチ・タオル、生地などを
長崎のハウステンボス内のお店で販売していました。
私は ”和・久留米絣”のお店にいたので まったく 姉妹店”染め工房”の方の
仕事を手伝ったことはなかったのですが
今 思うと
「あんな恵まれた環境にいたのに
いろんなことを学んでおけばよかった・・・」
・・っと悔まれてなりません。
突然 社長の訃報が届いたのは ちょうど この時期。
梅雨の雨の降る日でした。
大雨の中 同僚と久留米の葬祭場まで高速を飛ばしたのを今でも覚えています。
あれが 久留米に行った ほぼ 初めてのことでした。
その後 お店が閉まり・・・
あれから3年。
今は 一人で 久留米まで 高速を飛ばして仕入れにいきます。
偶然見かけた 柿の木。
青柿から柿渋液を作るといいますが
青々とした柿の実に 社長のことを思い出しました。
結局 和のお店に勤めはじめて
お店を閉めるまで たった1年半でしたが
そのたった”1年半”の出来事が
私のその後の人生を変える大きなキッカケになりました。
勤めていた当時は 絣の工房・教室を任されていたこともあり
衝突ばかり?!でしたが(苦笑)
今は ほんとに 感謝しかありません。
毎日 いろんな出会いやご縁があるのに
どれだけ そのご縁を ちゃんと ”結んで”いけているんだろ?
日々 大切にしていかないといけないですね・・。