猫とミシンと・・ときどき 散歩

猫が好き、花が好き、山が好き、モノづくりが好き。
好きなものをつづったブログです。

昨日は・・新しい生徒さん

2014-05-31 | 洋裁教室

昨日の洋裁教室 

新しい生徒さんが入ってこられました。

 

「この服がつくりたいんです。」

 

そういって もってこられたのは 麻素材の透け感のある レイヤードのワンピース。

 

「じゃぁ・・型紙 とっていきましょうか?!

 

っという私に・・

「え・・型紙 作ってくれるって聞いてたのに・・。私 型紙なんてやってことありませんよ・・。」

 

ふふふ・・・・大丈夫です!

 

教室での型紙は

通常 

飾っているサンプルを見て これっ!っという方は・・

 ・サンプルのアリ型を写してもらって生徒さんサイズに直していくやり方

 

雑誌や手持ちの服をもってきて こんなの作りたい!という方は・・・

 ・原型(サイズごとに原型をすでに用意してます)を元に デザインをいれていくやり方


・・っで

昨日の生徒さんのように ”この服”と同じでっと言われる場合は  

(私がその服の寸法どりをしていくので)

生徒さん自身に 写した原型に 線をプラスしていってもらいます。


 

 

・・っで 不安げな生徒さんに 

 

「大丈夫!大丈夫!

 

 

っと 製図用紙と定規を ニッコリ笑顔で差しだすオニのよう?!な私に

生徒さんも覚悟を決められ?!

一緒に 線を引くとこからはじめました。

 

 

 昨日の形は 以前 作ったサンプルによく似たのがあったので 

そのアリ型をもとに引くことができ 通常よりも 簡単簡単

 

 

これが まったく 一から引く場合・・大概の生徒さんは 

最後・・ぐったりなってしまわれます・・。

 

 

 

 

先月から 来られている生徒さんの今月の制作は・・・

 

”ワンちゃんのレインコート

 

なので 原型もなにもないところから まさに”イチ”から引いていきました。

 

実は・・ワンちゃんの服の型紙を引くのは これで 二回目ですが

 

これを最初に作ったワンちゃん専門店は すごい!っと感心してしまいます・・・。

 

なぜなら・・

前身と後ろ身の寸法が  ”人”と 真逆なので 線を引きながら・・あれ・・??これ・・どっち??

のくりかえし・・。

 

 

何度も ワンちゃんポーズをとりながら・・?!


「これが・・お腹の部分で・・お手てが・・こうなって・・・??こっち向きに・・これがきて・・?!」


っと  前回は 生徒さんと苦笑?しながらの型紙作りでした。

 

昨日  縫いに入られましたが

パーツだけみると・・何?の部分か わかりませんね

 

でも 手・足・・お腹っとパーツが合体していくと・・

 

「おぉ~~~ワンちゃんだ

 

もう6月 梅雨の時期に 活躍すると いいですね~。

 

 

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久留米絣・ショルダーバッグ

2014-05-29 | 久留米絣

久留米絣のショルダーバッグ 完成!

 

 

 

 

 

二つに分かれていて 体に添うようになったショルダーバッグ。

大きいほうには お弁当箱が入り・・小さい方には ペットボトルが そのまま入るサイズになってます。

(わかりやすいような・・わかりにくいような・・・例えになってしまいました・・。)

 

 

全面には 携帯やデジカメが入る ポケットがあり

裏面も二つに分かれ、車のキーの入るサイズと 

貴重品(通帳や財布など)が入れられるように隠しポケットがついてます。

 

 

 

私も 同じ型を使ってますが 普段は 長財布が縦に入って便利です。

 

 

 

 

 

 

 

福岡に 私にとって神様のような存在の大切なお客様がいらっしゃいます。

この方がいらっしゃらなかったら・・今 この仕事を存続できているかわからないくらい

工房を立ち上げて以来 ずっと お世話になっているお客様感謝感謝

(”いつか自分も  この方のように そぉ~っと相手の心に手を差し伸べてあげれるような人になりたい”

いつもそう思いながらお仕事してます。そんな温かい方です

 

このバッグ 

そのお客様のご要望で お作りしたのが最初でした。

子供が小さいママさんのために

”哺乳瓶が入って オムツ替えのタッパーやタオルなどが入るくらいのバッグが欲しい・・”

 

そんな要望を詰め込んで 作ってみると

不思議。

小さなお子さんをもつママさんだけでなく

お孫さんがいる世代の教室の生徒さんにも大好評。

 

みんな 必要としている部分って同じなのかもしれないですね。

 (物がいっぱい入って ポケットがいっぱいあって・・それでいて 肩が疲れない・・などなど。)

 

 

・・っで 去年 ご知り合いの方の出産祝いに送りたいからっと再注文をいただき・・

 

 

 

 

 

一見 目立たない茶いろ(茶色に桜模様)ですが

 

蓋を開けると・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

ぱっと 華やかな 可愛い梅の花が花開きます!

 

 

若いママさんとおうかがいしていたので・・どうだったかなぁ?地味じゃなかったかなぁ?っ

と気になっていたのですが

そのママさんから 

「今回 実家のお姉さんにもプレゼントしたいからとご注文をいただいたよっ」と

ご連絡が・・・(う・・・うれしい感謝感謝

 

 

使ってくださっているっとお聞きするだけで ほんとにうれしいのに

今回 東北へと このバッグは 嫁いでいくとお聞きし 尚 嬉しくなってしまいました。

 

 

日本の西の果て 長崎から~~東北へ。

ほんと・・

ご縁は 不思議。

 

一緒に嫁いでいくお供を もう一つ(バッグ)制作中。

 

東北で 久留米絣ってどんな存在なんだろ?

東北の地でも

どうか 可愛がってもらえますように

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大島・背裏のワンピース

2014-05-27 | 大島紬

今日 お客様のところにお伺いしたところ・・

 

数日前に ご親戚の方から お着物が届いたそうで

(ご親戚の方ように)

大島紬と長襦袢を組み合わせて コートを作って欲しいというご相談がありました。

 

大きなテーブルの上に 着物をひろげ

あんな風に・・こんな風に・・・

襟は こんな感じで・・・

いや・・こっちの方が・・・

 

・・っと

そんなやりとりをしながら 過ごす時間は ほんと楽しいもので

あっという間に時間がすぎてました。

 

 

ある程度の 柄の配置を決め

コートを着はじめる秋まで時間があるので あとは ゆっくりデザインをかためていくことにしたのですが

 

ご自分用にも 背裏を使ってワンピースをつくろうかなっというご要望をいただき

 

 

「これ!こんな風にもう一枚作ろうかと思って。」

 

っと 持ってこられたのが・・・

 

 

 

 

 

 

 

かれこれ 1年半前 まだ お客様と出会ってすぐの頃、

泥大島と背裏を組み合わせてお作りさせていただいたワンピースでした。

 

 

 

当時、まだ この工房を始めたばかりで 久留米絣では 商品づくりをしていたものの

お客様の”着物”を活かす オーダーは まだまだ 自信がなかっただけに

 

 

 

デザインもなにもかも・・

 

「任せる!

 

と生地だけ渡され・・ドギっとしたのを覚えています。

 

 

お客様には その時 まだ1~2回しか お会いしてなかった頃で

お好みもまだ把握しておらず

背裏をいかす方法も よく分からず・・

内心 ドキドキでしたが

悟られまい?!っと 必死で ”できます!”オーラ?!をだして

ご注文をお受けした お客様 初オーダーでした。

 

今 思えば あんな自信たっぷりに よく受け答えしたものだと 自分の度胸に驚いてしまいます・・

 

 

でも その時でした・・

 

お客様からみたら

 ”洋服を仕立てる仕事=工房”をしている私は

着物をわたせば ”なんでもつくれる人・なんでも活かせる人”

・・でなければならないのだと・・・自覚させられたのは・・。 

 

 

”経験が浅かろう””自信がなかろう”は 傍から見れば まったく 関係ないんですよね。

 

自信がない態度をみせれば 相手が不安がる・・ので

絶対 相手を不安にさせるような態度をとってはいけない。

 

そう昔 教えられたことがあります。

 

 

 

 

 

オーダーにいた頃、
 
オーナーは 「絶対に ”できません” は お客様にいってはいけない」と口癖のように言ってました。
 
その時は その意味の深さがよく分かっていませんでしたが
 
今なら わかる気がします。

 

 

 

”できません”の一言で 切れてしまう縁もある。

”やってみる”ことで 繋がる縁もある。

 

 

 

 そして、繋がったのが お客様との縁です

 

 

そんないろんな想いのこもったワンピース。

”もう一枚 これと同じデザインでっ”と お言葉を頂くと

本当に 涙が出そうです。感謝感謝

 

 

 

平安絵巻の背裏

 

 

 

 

 

 

を サイドのポケットに。

 

 

 

 

 

 

 

タックを寄せ ドレープ感をだし・・

 

 

 

 

 

 

 

切り替え部分にも 同じ 背裏を挟み込み 全体に統一感をだしてみたワンピース。

 

 

 

 

 

 

 

 

私もこんな平安絵巻の優雅な背裏が欲しいなぁ~っと探してみるのですが

案外 見つからないものですね。

 

人との出会いも 着物との出会いも

すべて 縁。

 

その時がくるまで のんびり 待ちます

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オーバーブラウスの仮縫い準備

2014-05-26 | その他の着物

先日、男物のアンサンブル反物をお預かりしました。

 

 

 

 

 

反物は 交織のしっかりした生地だったので

ストレートラインの オーバーブラウスにしてみました。

只今、仮縫い状態。

 

 

お預かりした反物は キレイな華紺の無地。

大島紬や 他の柄を合わせてみたのですが 華紺って案外・・難しい・・。

紺の色系統・トーンが合わず・・いまいち・・あわない・・。

 

そこで 試しに 久留米絣をもっていくと・・

 

おぉ~~!!華紺の色が ほぼ同じ!奇跡です・・・。

 

(画像ではわかりにくいですが 紫と紺とグレーがランダムに並んだストライプの柄になってます。)

 

なので  目立ちすぎず・・地味すぎず・・・紫が ぱっと華やいだ印象を与えてくれます。

 

 

 

 

 

今回のお客様は 一年前に・・大島紬で 

コートをお仕立てさせていただいたお客様(O様)のご友人

 

 

 

 

 

 

 

この大島紬は お客様が若かりし頃 とても気に入ってきていらっしゃったお着物だったそうで

「子供の参観日などによく着ていったのよ~っ」とO様。

今は ご趣味の歌の教室に着て行かれるそうです。

 

その際 同じ歌の教室のH様が このコートを見て

反物をもって来られました。

 

縁とは 本当に不思議なもので

有難いことです。感謝感謝。

 

ご期待に添えるようがんばります!

 

 

 

 

 

 

 

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久留米絣の反物届きました

2014-05-25 | 久留米絣

一昨日の夕方 いつもお世話になっている 久留米絣の織元さんに

反物を注文したところ

 

今日 午前中に届きました。

感謝。

 

いつも丁寧で仕事が早いTさん。

 

 

 

 

 

 

撥水用の油紙の中に 必ず この”久留米絣”と印刷された専用の包装紙で送ってくれます。

 

開けた時 

織元さんの商品にたいする想いや 細やかな気配りが伝わってきますね

 

 

 

 

注文したのは・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

久留米絣の 紺・黒の反物をイッピキずつ。

 

無地絣にも力をいれている織本さん。

綿の”絣”というより 

男物・結城紬のような”絹”の光沢や風合いに似てます。

 

なので 

「黒光りしてキレイよね~。」

生徒さんたちにも評判がいいですね。

 

 

毎回 イッピキ(24m)で注文するのですが

生徒さんたちが 一人5mくらいずつ買われるので あっという間に 

一反(12m)はなくなり・・

 

・・気づけば・・私・・の分・・ない・・・と焦ることもしばしば。

 

ですが 皆さんが 久留米絣を気に入ってくれているということは

うれしいことですね

 

久留米絣だけでなく 色や柄 素材は 本当に 好き好きがあるので

誰しもが 受け入れてくるわけではない

 

のも事実ですが

有難いことに どの教室の生徒さんも 久留米絣が大好き。

本当に感謝感謝

 

私自身 まだまだ未熟で

絣の良さを ぞんぶんに活かしきれていない部分もあると思いますが

生徒さんが 作りたい!っと思ってくださるようなサンプルを

がんばって 提案していきたいと改めておもいます。

 

 

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