
来週末の車検に向けてディアベルの後輪を交換することにしました。
今回の作業では、M48の巨大ナットの取外しと締め付けが肝となります。
画像の工具は、後輪用55mmと前輪用30mmのアクスルシャフトナット
どちらにも使用出来るドゥカティ用の専用工具。

先ずは、回り止めのピンをプライヤーで外します。

55mmのナットの取外しに電動インパクトを使いますが、全く歯が立たず…。
事前に収集した情報通り、ここのナットは相当硬く締付けされている様です。

500mmロングタイプのブレーカーバーを使ってみるも緩まず…。

ブレーカーバーと1m程の鉄パイプを組み合わせて、ようやくナットが外れました。
ギアは1速に入れ、ロープで後輪とメンテナンススタンドを固定しています。
全体重を掛けるので、車体が倒れないように固定しておいた方が安全です。
また、ホイールを外すのにマフラーも外す必要がありました。

交換前後のホイールを比較。
新たに装着する側のタイヤは、製造年刻印から前期型のホイールと思われます。
どちらもデザインは同じに見えますが、ホイール裏側の刻印情報は異なりました。

リアホイールを外したアクスルシャフト廻り。
ブレーキパッドの残量やブレーキディスクの損傷状態をチェック…問題なさそう。
折角取り外したので、普段手の届かないところを綺麗にしておきます。

後輪アクスルナットの締付けトルクは、230Nmで普通乗用車の約2倍と大きい値。
対応出来るトルクレンチを持っていなかったので、330Nm対応出来るものを調達。

231Nmで締付け。
アクスルシャフトにグリースも塗布しておきました。

無事に溝のあるタイヤが付いているホイールに換装できました。
が…マフラー取外し時にステンレス製バンドのネジが折れたり、
トップケースブラケットのネジが折れて中に残ったりなどなど
のトラブルもありましたが、車検前までに何とか修理します。
ちなみに今回は、初のユーザー車検にチャレンジです。