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八咫烏の恋の行方は?

2020-09-23 15:59:19 | 読書日和
烏百花 蛍の章 からすひゃっか ほたるのしょう

阿部智里(文春文庫)

異世界ものです。
そして八咫烏シリーズの外伝です。

なので八咫烏シリーズの本編を
読んでいただいてから、
こちらの本を読んでもらったほうが
より楽しんでもらえる一冊です。

ちょっと用語解説から抜粋すると

山神さまによって開かれたと伝えられる世界
山内(やまうち)

その山内の世界の住人たちの
八咫烏(やたがらす)。

卵で生まれ、鳥の姿に転身もできるが
通常は人間と同じ姿で生活を営む。

この地をつかさどる族長一家が
宗家(そうけ)」

その長が「金烏(きんう)」。

東・西・南・北の有力貴族の4家によって
東領、西領、南領、北領がそれぞれ
治められている。


これだけ読むとなんだか
難しそうに思えますが、
登場人物と設定さえわかれば
グイグイ引き込まれる物語です。

もっと詳しい説明はこちらから
八咫烏シリーズのホームページを見てください ↓


さて今回の紹介するのは外伝です。
本編ではおさまりきれないエピソード

それも恋のエピソードがつまっています。

特に個人的に泣けたのが

《まつばちりて》

人間の世界でも格差があるように
この山内でもあるのです。

女郎宿から逃れるため
男として宮中にあがる落女という道。
その道を選んだ、まつ(のちの松韻)
その行く末は平坦なものでは
ないのですが・・・

色々な人の思惑がまじりあい
なんかハッピーエンドで終わるのかなと
思いきやの展開でした。


あと《わらうひと》

本編で気になっていた
二人の関係が書かれていて
にんまりしながら読みました。

本編は怒涛の展開で進んでいるので
気になっていた登場人物たちの話が
書かれていて嬉しかったです。

本編は第一部が終わって
第二部に入っているので

八咫烏たちの今後を楽しみにしてます✨




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