質問者:ハイル禅師 鬼滅の刃のアニメで鬼が若い女性を
食べる発想はどこから来たのでしょうか?
私:平安時代から室町時代にかけて説話に登場する鬼の多くは
怨霊の化身か 或いは人を食べる怪物で描かれております
特に京都北西の大江山には酒呑童子と呼ばれる鬼のボスが
本拠地を構えており茨木童子を始め多くの子分を従えていました
鬼の特徴は赤毛で角があり髭・髪・眉毛が繋がっており
手足は熊手のようで京の町からさらってきた若い女性の肉を
常食していたという
この伝承からヒントを得たのだと思います
なお伊勢物語も夜女を連れて逃げる途中に
鬼に女を一口で食われた話があり
ここから危難に遭うことを「鬼一口」というようになった
実際に鬼や魔物が人間を食べたり人間の魂を食べるモノが
存在するが人間にもカニバリズム(人肉食)をする者が現在も
いるのです
日本には鬼の子孫を主張する61代目がいるが
役小角が使役した夫婦鬼の前鬼・後鬼の子孫だと言い
彼らの子は五鬼と呼ばれている
前鬼・後鬼は当初人間に危害を加えていたが
役小角に調伏されて改心して仕える様になった
現在にも鬼の文字が入る子孫も多いが鬼の能力は
子孫になるにつれて消えていったのであります
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