本当の信仰心

質問者：ハイル禅師　本当の信仰心の意味を教えて下さい

私：本当の信仰心とは何事も喜び　何事も幸福に思い
何事も強引に感謝する心を持つことだが　その強引さが
悟りであり修養であり意志の力徳なのである

嫌な時は嫌と思い　気に入らない時は
気に入らないと嘆くのは普通人と変わらない

人間には精神の誉れがあり理性の輝きがある
精神の誉れとは嫌な時や気に入らない時でも
自分の心に向かって諭していく自分の強さなのであります

また理性の輝きとは自分の感情を掌握しつつ
義務・責任・役割・使命に持っていく義侠心でもある

人間は悪い時は悪い感情を持つものだが　それを喜びと
感謝の感情に戻して心身共に幸福に保つのが永続的に
幸せな自分を作る秘訣なのであります

とはいっても環境劣悪の時はなかなか難しいが
意志の力を貫きながら理性の輝きと精神の誉れに
帰結させていく努力をする訳です

更には御魂の修行そのものを喜ぶ心と精神の誉れと
理性の輝きを磨く事を喜ぶ心こそが
本当の信仰心なのである

自分を立て直す柔軟さと前向きに捉える自在性を
身に付ける事も信仰者として重要な資質だと言えます