★すべての原発いますぐなくそう!全国会議・福岡~NAZEN福岡ブログ★

被曝労働者なしには1日も稼働しない原発に反対です。
原発再稼働・新設・海外輸出を許さない。全原発を直ちに廃炉にしよう!

●福島原発事故を2度と繰り返さないために闘おう!

絶望を希望に変える!改憲・戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう!8・17大集会≪報告≫

2014年08月19日 | NAZEN福岡

 改憲・戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう!8・17大集会にNAZEN福岡も駆けつけましたので報告します。

許すな改憲!大行動


「改憲・戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう!大集会」は、東京日比谷公会堂にて1830名の結集で開催されました。会場の入り口で、学生たちの元気な「武田君が奪還されました!」の声に迎えられての、うれしい会場入りでした。

 集会は、星野さんを取り戻すとの決意のもとにつくられた歌から始まりました。「とり戻そう 星野」と「ソリダリティ~団結~」を合唱しました。

 3・11と原発被災でそれまでの生活が吹っ飛んでしまった佐藤美菜さん高校生の時、そのどうしようもない思いと、大学生になった今の決意を込めた詩を朗読しました。青春まっただ中の少女の思いがひしひしと伝わってきて切なく、また力強い希望も感じました。

          

 代表呼びかけ人のあいさつで、高山弁護士(写真上段:左) 共同診療所医師杉井さん(写真上段:中央左側) 3・11実行委員会代表椎名千恵子さん(写真上段:中央右側) 鈴コン組合委員長吉本さん(写真上段:右)方の「安倍打倒」に向けた力強い決意と闘う組合の重要性、福島の子どもたちや地域住民の生活の実態の訴えが、参加者の怒りをさらに増幅させ一つになりました。

 「8・9記念式典」での被爆者代表であり、安倍弾劾発言で、安倍に痛撃を下した城臺美弥子さんが、割れんばかりの拍手に迎えられて登場しました。城臺さんはあの発言にいたるまでの思いや安倍を前にしたその瞬間のいかりも含め、この集会で、書き留めていた自分の思いを全て出し、「1人の力は微力ですが無力ではありません」とかみしめながら訴えられました。



 講演荻野さんの「『蟹工船』から見えてくるもの」では、資本と権力の結託が見え、自分たちがそれらによって搾取・収奪・命さえ奪われていることが分かったとき、労働者は必ず立ち上がる・・・という希望・展望を指し示してくれました。

 松本ヒロさんのコントは、安倍を皮肉った内容とこの集会の主旨を満展開、痛快で楽しく、笑いの最後が「革命やろう!ともに闘いましょう!」でした。

 

 代表呼びかけ人の鈴木達夫さんが「8・17日比谷宣言」を世界にアピールしました。(全文は下記)

「戦争は別の手段でやる政治である」「戦争は自衛の名でやるのだ」「戦争は1%の資本の利益のため、労働者の利益など全くない」「国際連帯とは、戦争をやる自国政権を倒すことだ」と全世界に向け訴えました。

  

 講演の2は、韓国・民主労総ソウル地域本部統一委員長、学校非正規労組チョ・ヨンナンさんの「日本と韓国の労働者が連帯して新自由主義と闘い、戦争を止め、原発・核兵器をなくしていきましょう」と力強い訴えがありました。韓国ではセオル号の責任追及の闘いが今も続いています。労組として北朝鮮に対し統一を目指して、来年「韓国労働者サッカー大会」を呼びかけています。ヨンナンさんは1人から4年間で3万人の学校非正規労働者の組合を組織したという紹介がありました。その話をもっと聞きたいと思いました。

 

 各界から、動労千葉田中委員長・沖縄IJBS労組委員長富田晋さん・東京「君が代」不起立者根津さん・全学連委員長斉藤君・15日奪還された法政大学連委員長武田君・動労水戸副委員長辻川さんが登壇。

動労千葉田中委員長・・・民主労総のように闘う労働組合をこの日本に甦らせる。各国の労働者同士をつなぐ国際連帯で戦争を止めていく。7・1の事態は、国鉄分割民営化で起こってきた反動に対し、その怒りを解き放つ1歩となった。全労働者に対する非正規化・外注化・労働者の権利を守る闘いと戦争に反対する闘いは一つ。「闘いなくして安全なし」この一つのスローガンが世界の労働者をつなぐものとなる。9・11国労郡山の仲間たちが国労の制動を破って闘いに立ち上がる。大結集を!11・2には万余の結集で労働者集会を開催する。

沖縄IJBS労組委員長富田晋さん・・・7・1に辺野古の基地建設が始まった。許せない!この集会は新たな反戦闘争を規定する歴史的集会となる。辺野古の労働者たちと「基地建設をどうやったら止められるのか」を話し合えるようになった。ストライキで若い労働者たちが立ち上がり闘いを求めている。労働組合を回ったら、どんな労働組合も「非正規労働者がどうしたら闘えるのかIJBS労組とともに闘いたい」と求めてくる。リネン工場の労働者たちが組合を作った。具体的には9・11郡工支部の闘いが重要!大結集しよう!

 

東京「君が代」不起立者根津さん・・・教員がみんなで立ち上がって「戦争反対」を叫んでいく事が重要。教科書検定で地図帳に国境が明記「日本の領土をロシア・韓国・中国が不法に占拠している」と書いている。子どもたちに憎しみをかき立てる教科書になっている。教員たちは命令に組みせず、拒否する闘いをやろう。

 

全学連委員長斉藤君・・・安倍政権はボロボロ。首都圏の多くの学生の立ち上がり闘いがあって、武田君は奪還された。大学から学生自治会をつくりだし戦争を止めていく。

15日奪還された法政大学連委員長武田君・・・多くの支援と新たな仲間がつくられ、早期に奪還されここにいる。田中法政大学総長は、武田君を、最初器物破損でそれが破産すると暴行で公安に売り渡した。その田中は安倍と同じことを言っている。えせリベラル田中と安倍を倒す。

 

動労水戸副委員長辻川さん・・・7・1は総翼産体制をつくろうとしている。同時に全ての人にどう生きるのか、どの階級的立場で闘うのかが問われている。6・1は安倍政権との階級決戦であった。被曝の強制を竜田延伸でやろうとした。動労水戸の闘いは、単に自分たちだけの闘いではなく、仮設の人たちの思いと重なり、中間処理施設も帰還強制も粉砕した。竜田延伸阻止の闘いが、被曝を強制される人々の希望となった。

労働組合が立ち上がることによってその元に巨万の労働者が集まってくる。階級的労働運動をとことん推し進めていくことが、7・1閣議決定に対する回答だ!

みんなの力で安倍を倒すぞ!
(文:AM)


2014年8月・日比谷宣言

東京・日比谷公会堂に集まった私たちは、集団的自衛権行使容認のための「7月1日閣議決定」の即時撤回と安倍政権打倒にともに立ち上がることを、全国・全世界に呼びかける宣言をここに発します。今夏、被爆69周年の広島・長崎に強くかつ深く刻みこまれた被爆者と日本人民の「二度と戦争をさせない」という不動の信念をひきついで、本宣言を発します。

(1)
「7・1閣議決定」は、憲法9条を破壊しました。「戦争放棄の国」から「戦争をする国」への大転換です。これは、全世界の人民に対する戦争宣言であり、日本人民は生きぬく未来のかかった分岐点に立っています。

「我が国の存立を全うする」と称して、武力の行使=戦争が、いつでも時の内閣の決定で可能となります。しかも他国のためにする戦争ではありません。安倍首相が国会で明言したように、わが国と密接な関係にあるとみれば、ペルシャ湾ホルムズ海峡はもとより地球の裏側へでも「我が国の自衛の措置」として自衛隊が派兵されるのです。

人々の命と生活が、国家を守ることと一体であるかのような欺瞞は許されないことです。あの第2次世界大戦の末期に、東京大空襲で、沖縄で、広島・長崎で、数十万の命が奪われたのは「国体(国家)護持」のためだったことを、多くの人々は決して忘れていません。のみならず、戦場での死者の過半以上が餓死だったことも歴史に刻みこまれています。国家も軍隊も労働者人民を守ることなど断じてないのです。

(2)
戦争を阻止する道は、国境を越えた全世界の人々の連帯と団結です。2度の世界大戦をはじめとした幾多の戦争の経験を、今度こそ社会を変革する力に変える時です。

世の中の「1%」の資本家と支配者が、資源や市場や勢力圏を奪い合うために「99%」の人民を動員するのが戦争です。お互いが、妻も夫も、子どもも、親も持つ人民どうしが殺し合うことに何の意味があるのでしょうか。尖閣問題が示しているように、ことさらに他国の人々を互いにさげすみ敵対させる、よこしまな意図をもった政治こそが戦争につながります。安倍政権は、アジアで最も好戦的と評される、その戦争政治の当事者でありながら「我が国を取り巻く安全保障環境の悪化」などと、うそぶいています。

各国人民が、「自衛」を常に口実とする「自国の戦争」に反対し、それでも戦争に走る政府は打倒する。労働者人民に国境はのないことの実践はここにあります。今こそ私たちは、韓国民主労総のパククネ政権打倒の闘いと連帯して、中国・朝鮮、アメリカをはじめ、全世界の人々に戦争に走る自国政府の打倒のために立ちあがることを訴えます。 

(3)
安倍政権を倒し、戦争を阻止するもう一つの力は労働運動です。社会を動かしている労働者階級こそが、この戦争と大失業において日本と世界の人々の全未来を背負っています。

日本が新自由主義へと走る1980年代、「自主憲法制定」を人生の目標にしていた中曽根元首相は「国鉄分割・民営化で労働運動をつぶして改憲をする」と公言し、改憲と戦争が労働運動をめぐる攻防にあることを自認しました。 

この国鉄分割・民営化に絶対反対の旗を掲げて4半世紀。動労千葉はますます団結を固めてJRの全面外注化・安全破壊に闘いの炎を燃やし続け、動労水戸は福島の怒りと結んだ被曝労働拒否のストライキを打ち抜き、今や高線量地域への帰還強制と内部被曝無視と対決する地域住民の支柱です。非正規労働者が労働組合を結成して解雇撤回をかちとった東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の勝利は、「現代の蟹工船」といわれる過酷な労働現場で苦しむ全国2000万人の非正規青年労働者の胸に怒りの火を点しました。

戦争国家への転換は、「戦後革命」で労働者人民が支配階級に強制した諸権利を破壊することと一体で進みます。社会保障制度の解体、10%の消費増税と法人税の10%引き下げ、民営化・規制緩和による安全の崩壊、残業代ゼロ法案など労働者人民の深い怒りは充満しています。労働運動の再建で、これら全てに反撃し、その根を絶ちましょう。

(4)
2011年3月11日以来、日本の労働者人民の総意は、<原発再稼働絶対反対、全原発の廃炉>へと大きく転換しました。そして反原発闘争は、福島・東京・全国においてすでに数十万、数百万規模の国家と非和解の怒りの行動として発展しています。

しかし福島では、現在も大規模・深刻な放射能汚染が日々拡大し、命と生活の危機が進んでいます。「全てはコントロールされており、安全だ。健康被害は現在も将来もおこらない」という安倍首相の大ウソや石原環境相の「金目」発言のうらで進む200万県民の棄民の現実です。明確に核武装を意識した鹿児島川内原発をはじめとした原発の再稼働は絶対に許しません。 

沖縄・辺野古新基地建設とオスプレイの佐賀空港配備も、「7・1閣議決定」を現実化するものとして阻止しましょう。 

(5)
私たちは、1945年8・15から69年目にあたり、ここに「日比谷宣言」を発し、その実践と持続的発展をめざして「改憲・戦争・原発・貧困許さない大行動」(略称「許すな改憲大行動」)を立ち上げます。安倍政権打倒の大運動に日本のみならず全世界の賛同を訴えます。

怒りの声は社会の隅々に広がり、誰もが根底からの変革を求めています。国際連帯と労働運動の力で、この戦争の危機の時代を乗り越え、労働者人民の団結で人類の新たな歴史を切り開きましょう。 

2014年8月17日
「改憲・戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう」大集会


写真・日比谷宣言全文は下記HPより掲載しました。
         
一千万人の怒りでアベ倒そう!
改憲・戦争・人権侵害を許さない!
生きる権利を!
鈴木たつおとともに歩む会
http://suzutatsu.main.jp/?p=1195