8月5日18時30分から広島市東区民文化センター大ホールで「全原発廃炉・核廃絶ヒロシマ世界大会」が開催されました。主催は「被爆69周年 8・6ヒロシマ大行動実行委員会」です。発言内容について、詳しくは主催団体のブログhttp://86hiroshima.blogspot.jp/や後日発行される予定の報告集などをご覧ください)
吉原美玲子さん(被爆者、キリスト者、NAZENヒロシマ呼びかけ人)が開会のあいさつを行い、つづいて城臺美彌子さん(じょうだいみやこさん・ナガサキの被爆者)のメッセージが伝えられました。沖縄からは若さあふれる中宗根光洋さん(日本IBMビジネスサービス(IJBS)労組書記長)が発言しました。
フクシマからは「希望の牧場・ふくしま」吉沢正巳さんです。
吉沢さんは「被爆69周年8・9長崎集会」でもお話いただきます。
みなさん、ぜひ参加しましょう!
つづいてフクシマから「ふくしま共同診療所」医師の杉井吉彦さんが発言。
「避難は、公的統計ですら、県外45200人(親族・知人宅10000人、公営・仮設・民間35000)県内81300人(仮設住宅28000人・公営住宅1130人・借り上げ住宅47500人)
福島県民の「関連死」は1735名(申請の80%認定)・「直接死」1603名を超える」
ことが伝えられ、「『避難・保養・医療』の原則をつらぬき、ふくしま共同診療所を発展させよう」と呼びかけました。
韓国からは核なき世界のための医師会(韓国反核医師会)キムイクジュンさん(東国大医学部教授)が「日本は原発をやめなければならない。こんなひどい目にあった。日本でやめなければ韓国で私たちは言うことがない。ぜひそうやってほしい」と発言。慶北一般労組副委員長・慶山移住労働者センター長 キムホンジュさんは「チョンドの送電塔建設反対闘争委員長の執行委員として発言します。民主労総は原発建設につながる送電塔建設は拒否することを決議している。(中略)ともに闘おう!」 そして広島大学学生自治会から元気の良いカンパアピール。はっと会場に若い世代が多いことに気付きました。
つづいて世界からのアピール。内容については「ネットでの拡散をしないでほしい」と主催団体から呼びかけられました。残念ですが仕方ありません。ネットで知ることができない生の情報があふれるのが会場です。だからやっぱり会場に足を運びましょう!
壹貫田康博さん(全国被爆者青年同盟委員長、広島連帯ユニオン書記長)から基調提起があり、「外注化阻止、被曝労働拒否を闘う労働組合から」発言がつづきました。斉藤征二さん(元全日本運輸一般労働組合原子力発電所分会長)は「去年はこんなに若い人がいたかな?」と驚きを隠さず、「これからの労働運動を若い世代に担っていってほしい」とアピール。宇都宮理さん(愛媛県職員労働組合委員長)はNAZEN愛媛が地域の人々と取り組む金曜行動が105回目を数えたことを報告。石井真一さん(国鉄水戸動力車労働組合委員長)は被曝列車の運転・整備抗議、原発へと向かうポケモン列車反対闘争、無人の町に列車を走らせ、労働者を被ばくさせ、「復興」という国とJR東日本を徹底的に弾劾。動労水戸への結集を呼びかけました。橋本光一さん(国労郡山工場支部)は職場の外注化阻止への決意を述べました。川崎昌浩さん(国鉄千葉動力車労働組合執行委員)もJRを弾劾し、動労千葉は闘うと決意を述べました。
鈴木達夫さん(弁護士・NAZEN呼びかけ人)が閉会のあいさつを述べました。7月1日集団的自衛権行使容認の閣議決定をうち砕く8・17大集会への結集を呼びかけました。
国境を越えた団結で戦争を阻止する!
福島の怒りと団結して全原発廃炉へ!
労働者の団結で社会を変える!
戦争・原発・首切りの安倍をともに倒そう!
8・17大集会
8月17日(日)正午(午前11時開場)
日比谷公会堂(東京・日比谷公園内)
参加費500円
8月5日14時30分から避難・保養・医療運動交流会が行われ、NAZEN福岡も参加しました。
保養に取り組む全国のみなさんと情報交換・意見をかわしました。
(つづく)