4月27日(日)、午後1時30分から「2014年4・28沖縄デーNO!集団的自衛権!辺野古新基地建設!安倍を倒そう!4・27憲法・沖縄集会」が福岡市早良市民センターで開かれました。毎年4・28沖縄デー行動を福岡の地で呼びかけ行動する「とめよう戦争への道!百万人署名運動福岡県連絡会」主催で、今年は沖縄から水島満久さん(元全駐労マリン支部副委員長)が招かれ講演しました。42名(主催者発表)の参加でした。簡単にお伝えします。
司会は青年労働者(合同労組レイバーユニオン福岡)が担い、宮村みつおさん(琉球アーティスト、NAZEN全国呼びかけ人)がこの日のために作った曲など3曲を三線の演奏で歌い、開会のあいさつとし、会場全体が包まれるようでした。つづいて梅田隆亮さん(元原発労働者・労災認定訴訟原告)から連帯のあいさつがあり、沖縄・基地労働者への思いが話されました。
主催者からの基調提起は世話人の松尾直喜さんから、沖縄の歴史に触れ、世界情勢を語り、「憲法改悪と戦争、大失業へ突き進む安倍政権を打ち破る道は労働運動の前進と全世界の労働者の国際連帯の力。そのために労働組合が社会の前面に出て闘うときです」と訴えました。次回、6月29日13時30分~ふくふくプラザ401会議室で「東アジアの戦争的危機と集団的自衛権」をテーマに学習会を行うこと、「集団的自衛権に反対する署名」を広げていくことが伝えられました。
水島満久さん(写真・中央)のお話。水島さんは19歳でキャンプ・キンザー(牧港補給地区)へ。ベトナム戦争の手伝いをしていると実感する労働から(この日の集会のチラシ裏の沖縄タイムスの記事にもあるように)基地労働者でありながら「どこにも米軍基地はいらない!」と決起しました。ストライキして逃げ出す指導部にかまわず行動する青年労働者(二十代)たち、ともに闘う中年女性労働者たちのパワー「基地内デモやろう!やれる!やった!」と炸裂する闘いを歴史・背景を補足説明しながら話してくれました。いま、安倍政権の暴走がすさまじい中、水島さんは若いころの闘いを語り、わたしたち若い世代に「こうやって闘うんだよ」って教えてくれているんだともろに感じました。
質疑応答後、休憩を挟んで職場や地域からのアピール。羽廣憲さん(国労小倉地区闘争団)からは国鉄分割民営化から始まった労働運動つぶしが暴露され、数千万円の和解金をもらわず非妥協・非和解で闘いつづけることはすべての共通する闘いにつながっていると話しました。教育の民営化に反対する教育労働者の会からは過労死と闘う労働組合が必要だと切実な訴えがありました。福岡県連絡会・久留米地区からは岩崎美枝子さんから毎月行われている学習会と8の日行動の報告があり、「On lâche rien" あきらめないぞ!」の替え歌で「秘密保護法廃止にするまであきらめない」が披露され、みんなで歌いました。
川内原発再稼働阻止へのアピールをNAZEN福岡事務局から「原子力規制委員会の新規制基準は安全を保障するものではない。福島(原発事故)を最後の事故にしなければいけない」と訴え、フクシマの切りすてはゆるさない 5・25北九州集会への参加を呼びかけました。またこの日参加した青年労働者からは秘密保護法強行採決前夜、国会前まで行って抗議したことを報告し、秘密法廃止にするための取り組みとして連続公開学習会・次回、5月21日(水)午後6時30分~ふくふくプラザ602研修室でDVD上映『レーン・宮沢事件 もうひとつの12月8日』のお知らせがありました。そして最後にみんなで「団結して安倍政権を倒そう!」と団結ガンバロウをしてこの日の集会を終えました。(田宮)