goo blog サービス終了のお知らせ 

ナベーバブログ

なべなべの外部記憶

愛と包括適応度

2013-06-01 01:21:45 | 備忘録
「包括適応度とシステム」
というタイトルで昔書いたのをサルベージ
最近このテーマで思惟してないなぁ

システムの進化(ある時空間における適応度の向上)は、ストレスが閾値に達したとき生じるという仮定を立ててみる。

無→正反エネルギー(電子とかクォークとかの素粒子と力?)→原子→分子→結晶とかアミノ酸とか→細胞→生物→生態系・・・

「無」が不安定で有形化(振動・波動?)しなければならなかった理由(原因)があるはず。放射性元素や3重水素などが地球では崩壊してしまうようなもんか? もちろん高エネルギー物理学はわからん・・・

生物進化とは、淘汰の結果、絶滅しなかった種が存続してゆくということだけれども、安定した物質も非平衡開放系たる生物も、淘汰を免れたシステムなわけで。都市化して環境を自己に逆適応させたヒトの未来は如何に。



以下、別のブログさんでコメントしたものを転載したとです。


包括適応度の概念はゲーム理論など、数学的なもので、きわめて「論理的」であり、そこに私は魅力を感じます。

「最適」というのは100%ないし、限りなく100%に近いというニュアンスだと思いますが、最適の状態を知ることは難しいかと。んで色々試すわけですが、ほとんど失敗=淘汰されたり寿命が短い(放射性元素など)。この「試す」というのを少ないエネルギーで短時間に行う機能を持っているのが人間です。「想像」や「仮想」が人間や類人猿において特に観られる能力であり、人間たらしめていることなのはそういった理由です。

自然科学において「理論」「法則」は「仮定」であることもあれば、量子サイズでは間違っているニュートン力学のように、そう考えると分かりやすい(特定の局面においてのみ成立する)というものもあります。社会科学の場合はアバウトで「傾向」ぐらいの意味のときが多いですね。でもその「傾向を表す」というのは実は自然科学でも同じです。


「生物進化」について、ダーウィニズムにせよ、ネオダーウィニズムにせよ、根本には「淘汰」の概念があると思います。これは生物に限らず、あらゆるシステムにいえることで、或る存在(有)は、或る時空間に於いて、在ることが許されている?わけですね。俗にいえば「あらゆることには意味がある」とか「生きていることには意味がある」とかですが、「意味」といっても形而下で「役に立つ」という意味ではなく、「理由」や、ニュートラルなニュアンスの「原因・結果」のような。
シュレンディンガーの猫が表しているのは「存在」が「確率」であるということです。「原因」とか「結果」は論理における左辺と右辺ですが、確率的に変化する時空間における過去と未来なので、イコールでは結ばれません。あくまで確率です。
そして淘汰を免れ存在するということも確率であり、それを生物学において表しているのが包括適応度です。生物といってもエネルギーの局所的時空間における特殊状態に過ぎませんから、その存在も確率的であり、遺伝コード(種とか)の存在(存続)も確率的なわけです。
子孫を残すといっても、真核生物においては減数分裂によって自己の遺伝子は半分しか残せないと単純にはいえるわけで、クローンを残さない方法をとるこのような生物が進化によって生じたのもマクロでは確率が高くなる場合もあるからでしょう。(減数分裂の生物学的意義を参照)
部分的に無駄やバグのあるコンピュータプログラムやスクリプトでも出力(結果)が目的に適っていればいいわけです。アツいプログラマーでない限り細かいことは気にしないでしょう。

遺伝子がデジタルなプログラムであるように、物理「構造」はそれ自体が「機能」でこれは存在の両面です。単純化すると、この世はエネルギーがシステム(物理的構造・機能)をもって存在していて、あらゆる時空間・サイズにおいてこれは絶対です。ニュートリノだろうと銀河系だろうと。

包括適応度に対し「あくまで状況があってそれに後付けの説明をしているにすぎないのではないか」とおっしゃられていますが、「理論」「法則」とはそもそもそういったもので、この世の「構造・機能」が様々な局面において確率的に現れるものを人間が理解し表すことだと思います。

「部分的に無駄やバグのあるコンピュータプログラムやスクリプトでも出力(結果)が目的に適っていればいいわけです」
と書いたのは「全体としては~」のことを言いたかったのでした。
もちろん「目的」は人間の作為の場合だからです。

先のコメントの始めの方で「最適」「100%」としているのは「存在可能性」についてで「目的」があってのことではありません。全然言葉が足らなかったですね。ただ「最適」はニュートラルな場合にも使用されると思います。「適者生存」なんかもそーゆーニュアンスかと。
これを勘違いか意図してか優生思想とか優生政策に援用するのが問題なのですよね。

事実と「べき」(倫理)について考えてまして、たとえば殺人はなぜいけないのかと(永井均の著作がありますね)考えて、なぜいけないということになったと考えて、いけない場合にどんなメリットがあるのかと考えて、そういった倫理(価値観)の「成立が」包括適応度や淘汰思考で説明できるのではと考えています。

つまり、人間のうち倫理を持った者の方が包括適応度が高い→生存・倫理が普及、ということではないかと。そのとき倫理の内容や価値のおき方も適応と絡んでくるのでは・・・ などと考え中です。

「ミーム~」というのはシャレでして。非目的論的世界観の唯物・決定論者なもんで、色即是空というか対自即自というか、ゆる~く思惟してます。



2009年3月21日 (土) 03時05分のコメントで
>包括適応度の向上という目的のために
とありますが、「ために」というのは厳密な生物学的理解の妨げになります。進化論(ネオダーウィニズム)において「進化」とは、何か「目的」があってとか、最適化する「ため」とか、そーゆー積極的(Active)なことではないのです。あくまで適さないものが「淘汰」される(絶滅する/数を減らす)ということ。

2009年3月22日 (日) 00時46分のコメント
>包括適応度の向上のために私たちが倫理を作り上げたのだと言い切ることはできない
そうですね。「道徳」はルールですが、時代・地域で色々ありますよね。そのなかで(時間的に)存続し、多くの人間に受け入れられているというのはその道徳自体の進化(淘汰)の結果です。このとき、その道徳の進化なのか、その道徳を採用した人間(≠ヒト)の進化なのかというのは同義です。
ここらへんからミームが着想されたんでしょうけど、わざわざ遺伝子にたとえなくても、この世のあらゆる系(システム)は淘汰思考で説明できるのではないかと漠然と考えてます。

>結局のところ、道徳の根拠は、私たち人間の感情、共感能力、そしてそれを支える想像力です。
についてですが、「感情」って「痛み」(言語化・カテゴリー化する前の痛覚)のようなシンプルな電気信号が中枢神経系で複雑に処理されたもの、もしくは処理過程そのものですよね。そういった機能を「獲得」したこと自体が進化の結果ですよね。
感情を持ち、共感できるほうが、複雑な社会行動をするヒトの生存にとって有利に働いたのでしょう。
「感情」「共感」「想像」と「道徳」のどちらが先とはいえず、ともに進化したものです。子を殺さないというルールは魚類にもある単純なもので(もちろん食べちゃう奴もいます)、感情よりか原初的なものです。でもあえて「道徳」と呼ぶ“高度なルール”は共感などの機能に拠るところもあるでしょう。

あくまで「包括適応度=後付けの説明」ですので、「包括適応度」は淘汰の起こる(起こらない)“確率”であって、80:50では50の方が絶滅するもしくは数を減らす可能性が高いみたいなことですよね。
また、新しい倫理(法)をつくる根拠には直接はなりません。倫理はそんな単純なロジックで成立するものではないからです。

今我々が見ているような「倫理」「社会」「感情」「共感」「体型」になった“根本”は「包括適応度」で説明できるとゆー、まあ何でキリンの首は長いのかを説明するように、知ったところで俗世間では何の役にも立たないような形而上に近い話なわけです。
でも、小さい子供がキリンの疑問を持った時説明できるように、「なぜ人を殺してはいけないのか」を包括適応度とゲーム理論、囚人のジレンマで説明できる必要が、宗教や家父長(尊敬・暴力)の力が弱くなった現代ではあるかと。

あっ、ですから「共感」があるじゃないかとゆーのも、論理的に理解(確率を予測)できなくても結果的に包括適応度に有利な行動をとれるようバイアスをかける機能が「共感」とか「愛」なので進化し獲得したのだと。



都心直結線

2013-05-31 13:03:16 | 備忘録


いよいよ国交省が
とゆーよりオボッチャマ首相が
マジにやる気だそう
事業費は4000億円
完成は平成30年代半ば
大深度で土地買収が不要だそうな

160km/hとはいわず
200km/hくらい出してしまえ!!

新東京駅じゃなくてもよくね?



次世代ステンレス車輌sustina

2013-05-28 10:28:02 | 備忘録


総合車両製作所(旧東急車輛製造)が開発した次世代ステンレス車輌「sustina」の国内向けとして、試験的に東急東横線用5076Fの1両5576が製造され、4月10日披露された。
特徴はこれまでのスポット溶接だけでなくレーザー溶接を行うことで、アルミ車両と同等の軽量化をしていること。車体構造の変更により、外観や車体断面も変化している。
従来よりメンテナンス性の向上、製作コストの低減が見込め、国内だけでなく、近年注目されている海外への輸出競争力向上が期待される。

なおこの技術、東急車輛製造時代から東急と共同で2年かけて開発されたもの。JR東日本グループとしては新津車両製作所があるが、E233系にこの技術が導入されるかは不明。
日立製作所のアルミ車A-trainは、アルミ中空押出材を摩擦攪拌接合して製造の合理化、コスト削減し、関東でも東武、西武や東京メトロへの導入実績があり、川崎重工もライセンス生産している。
さて、ステンレスの新技術登場でアルミとの競合はいかに。




座席端部の握り棒がロールバーとなって側面衝突時の生存空間を確保、安全性を高めている。また、雨樋や窓周りの構造の変更で水密性が高まりメンテナンス性が向上するなどし、大幅に保守コストが抑えられるそうで、軽量化による消費電力低減とともに導入側にもメリットは大きい。



自動車製造においても、新型レクサスISが上級車LSと同じようにレーザー溶接を導入、軽量化と剛性向上を図っており、レーザー溶接はトレンドなのかもしれない。


廿日市人権講演会

2013-05-24 18:05:26 | 備忘録
乙武洋匡さんの講演会、廿日市さくらぴあにて開催
「五体不満足」の著者、乙武洋匡さんの講演会が広島県廿日市市の さくらぴあホールにて2013年6月8日開催されます。今回の講演は廿日市市制施行25周年を記念したもので、乙武さんは「チャレンジ精神を忘れずに」というテーマで講演を行います。
乙武さんの人権講演会は入場無料、手話通訳なども行われる予定。車椅子で来場を希望する方は、5月29日までに連絡要とのこと。
詳しくは、廿日市市自治振興部(0829-30-9136)までお問合わせを。

乙武洋匡さん 人権講演会
「チャレンジ精神を忘れずに」(廿日市市政施行25周年記念)
日程: 2013年6月8日
時間: 13時30分から
場所: はつかいち文化ホール さくらぴあ大ホール
住所: 広島県廿日市市下平良1丁目11?1
講師: 乙武洋匡さん(作家・スポーツライター)
入場料: 無料 (席に限りあり。車椅子の方は事前連絡が必要



ふーん


王者サムスン

2013-05-24 08:47:33 | 備忘録


Samsung、GALAXY S4が
同社史上最短の1カ月で1000万台販売を達成

Androidのシェア7割、サムスンが群を抜く

サムスン、Androidスマホの利益ほぼ独り占め
市場全体の利益53億ドル、うちサムスンが50億ドル

特に3番目の記事

「王者サムスン、2位のLGにも圧倒的な大差」
サムスンの1-3月期営業利益は約50億ドル、
2位のLGの同期は1億ドルほどで、
残りのメーカーの合計が1億ドル程度とのこと。

「増大するサムスンの影響力、グーグルへの脅威に」
こうした状況はアンドロイド市場に影響を与えかねず、
事実iPhoneを欠いて苦戦しているDoCoMoは、
ソニー製とサムスン製端末を優遇する施策。


韓国経済不調?