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ナベーバブログ

なべなべの外部記憶

さよならの唄

2013-05-31 23:43:13 | 舞台


ボクラ団義さん「さよならの唄」
相変わらずパズルのピースがはまっていって
ひとつの絵画が出来上がっていくような展開。
大きいステージを生かした演出
ダンスも迫力
メンバーの皆さんはもちろん
初めて観るキャストの方々も魅力的なお芝居♪

ほわっと感が☆の木本さん
若そうなのに堂々かつ上手だった高橋さん
沖野さん的ポジションが見事だった東川さん
つかみどころのないキャラの高田さん
くんぺーさんのキャラが新鮮
濃い濃い千代さん
大神さんと大友さんの掛け合い
楽しい久美さーん
オーラぱない雄一さん
せつない役似合う福田さん
強くてかっこいい空さん
もはや暑苦しい山田さん
大復活で軽やかさと力強さを見せつけてくれた沖野さん
アツさとせつなさのゴローさん

正体不明の登場人物が出てくるけど
一体なんなのだろう??
そこは長くなるそうなので観劇後
久保田さんにも訊けなかったわ



いやむしろわすれて草2

2013-05-25 23:59:34 | 舞台


2回目~
最前列7時の方向♪
近いし
前回正面過ぎて見えなかった表情などばっちり
ひかりちゃん髪も顔もぐしゃぐしゃで
わーブサイクーって思ったり
役への没入がハンパない


遺伝的他者に対する利他的なサクリファイス(自己犠牲)が
過剰な遺伝子的表現だとすれば
自己の存在の忘却を願うのは
過剰な模倣子的表現
哀しい美しさなのかもしれない


他の方の劇評
前田司郎『いやむしろ忘れて草』


ある大事な言葉を直接発するというのは
ちょっと恥ずかしい
まるで辞書を作るように
論理学の本で概念を定義するように
その言葉自体を使わず表現するということ
つまりそれが好きなのだ


高野文子の文庫が置かれていたのか
まだ未読作の多い女性漫画家さん
読んでみようっと




いやむしろわすれて草

2013-05-18 23:11:34 | 舞台



青山円形劇場
大好きな満島ひかりちゃん主演
円形のステージ
360度の客席
セットはほぼベッドのみ
そこにほぼずっとひかりちゃん

どーやら3列目だけど
この芝居に関して見やすい席かどうか全く分からないまま
したらなんとベッドの足側真正面!
つまりひかりちゃんの正面!!
2回ほどひかりちゃんと見つめ合っちゃいましたよ!!!
しかも長時間(妄想)
良席ですた♪


伊藤歩さんはドラマ「世紀末の詩」
福田麻由子さんはドラマ「白夜行」
菊池亜希子さんは出演作知らないけど知ってたな
志賀廣太郎さんの親父!


とくに事件は起こらない
木材が崩れることくらい?w
福田麻由子の泣き叫びが喧しいが不快じゃない
子供時代のシークエンスでは
過去の子役時代よりむしろ子供っぽい


沈黙
長い
緊張感?
いやむしろその間に
発せられない言葉を
感情を
空気を
観客は感じたと思う
その中で唯一人舞台にいるひかりちゃん
芝居がかった大きな表情の変化はないのに
観客はその心理を理解できる


暗転で時間が前後するのだけど
ひかりちゃんはベッドにいたまま
そのままわずかな表情の違いで子供と大人を演じ分ける


説明的なセリフはないので
何気ない芝居から状況を理解する必要がある
「死にたい」という言葉はない
卑屈というほどでもない
でも表題が本音だとすれば
あまりに切ない


さりげない暖かさ
強さ
お祭り的なお芝居も楽しいけど
こゆじわじわ来る系が好みなのだなぁ
1.5時間ほどの短いながら濃密なお芝居でした