武の道へのこころざし

大道塾の横須賀・湘南支部の責任者が、日々の活動に関する出来事や想いを綴っていきます。

1,2月の稽古(ゴールドジム湘南神奈川)

2016年03月15日 | 一般部 稽古日誌


みなさんよく頑張っていますね。


このクラス、若手も最近頑張っていますが、40から50代の黒帯稽古生の頑張りがこの道場の柱になっています。もちろん、20代から30代、40代の稽古生も参加していますが、なぜか一番強い黒帯はみな40代以上、あるいみ、長く稽古に参加している稽古生が順番に昇段しているということですが、若手は進学や就職が間に入るので、なかなか長く継続して稽古を続けることがむつかしいことを表してもいます。












この湘南支部は、週に2回の稽古がありますが、最高でも週に二回の稽古ですので、強くなるためにはそれなりの年数が必要です。しかし、稽古メニューにかなり工夫を凝らしていますので、休まず継続的に稽古に参加している稽古生は、一通りなんでもできるだけの経験を積むことができ、もちろん本人の素質や頑張りもありますが、多くの方がかなりの実力を有することになります。










中でも60代のTさん。相変わらず毎週の稽古をほとんど休まず、熱心に稽古に励まれています。いわゆる「練習」ではなく、「稽古」を積み重ねている、、、という言葉がぴったりときます。











いろいろなスポーツで頑張りを見せてくれている方が多くおられるでしょうが、これほど真剣に、いわゆる稽古のたびに ”燃え尽きる” 程の頑張りを見せてくれるTさん。大道塾の中でも、他のスポーツを含めても、実に尊敬に値するものだと思います。そしてまた素晴らしいのは、今でも日々の稽古に工夫を凝らして、ああしてみようか? こうしてみようか? という工夫が考えられることです。時には疲れからか、途中で足がもつれて十分に動けないこともありますが、鋭い突きや蹴りばバシッ!と決まることもあり、調子の良しあしのリズムを日々の稽古の中で感じながらも、当たり前のように稽古に励まれています。


土曜日の二部の稽古が始まる時間に、Tさんが道着姿で「押忍!」と、道場の入り口から入ってこられる姿を見るのが、「今日も稽古に無事に来られた、よし!」という思いで、 私の一週間の気持ちの区切りのような気持になっています。


年と共に激しい稽古を続けることは困難になるのは当たり前ですが、その困難な稽古を当たり前にされているが、私のお手本でもあり、真剣に技を磨いていくことの、その精神面も含めた価値を私にもたらせてくれます。


快適さと心地よさを求めるサービスは今の世の中にあふれていますが、厳しさを自分の生活の張り合いにし続けることができるのは、日本武道の希少な、とても大きな価値です。










見た目の成績や段位よりも、地道な努力の姿勢から感じる精神性にこそ ”本物の価値” があるものだと思います。












私自身が本物の価値を体現できるよう、日々の稽古に励んでまいります。





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