「シュミレーション」vs「シミュレーション」
ー 私にかぎらず、50歳代以上の方々は、テレビのワイドショーのレポーターがある日突然使い出した(あれは何年頃だったろー? 80年代だと思う)のを耳にしたのが初めての出逢いであったでしょー
衝撃を受けたコトバでありました
「模擬実験、模擬訓練」みたいな感じがして、たしかに日本語にはシックリ来る言葉がないなあと一頻り感心したものです
聞いた日から、気に入ってすぐに遣い始めました ♪
日本人に使われ始めた当初、その発音は「シュミレーション」だったのです
『広辞苑』『日本国語大辞典』そして グーグルでは
「シミュレーション」のみ記載されてあり、「シュミレーション」は誤りとの判定らしいです
しかし、未だに多くの方々が「シュミレーション」を使い続けているのは何故なのか?
有力な根拠に出逢ったので書いて置きます
● 単純に言い易い
●「みゅ」という発音はない
● 音位転換
金田一先生のご指摘では、日本語には「おおまみゅうだ」とゆー苗字をのぞけば「みゅ」と発音する言葉は存在しないとか……
「シミュレーション」は単純に発音しにくいのです
今回見つけた重要な指摘は、三番目の【音位転換】です
この現象は、世界各国でよく見られることだそーです
(「教えて!goo」より)>
ちなみに、「シミュレーション」が「シュミレーション」のように音位が入れ替わる現象のことを『音位転換』(『音位転倒』『音転位』『字位転換』などとも言い、定まりません。英語では『metathesis』)といいます。
例えば、「山茶花」は旧来は【さんざか】と読んでいたものが【さざんか】と読むようになったり、
「雰囲気」は本来【ふんいき】が正しいのに【ふいんき】って言ったりしますよね。
そのほか、「新しい」は旧来は【あらたしい】と読むのが正しかったのですが、現代日本語では【あたらしい】と読むのも『音位転換』の例の一つです。
これは、日本語に限らず、英語などにもみられる現象で、
古英語では「brid」だったものが、現代英語では「bird」になったり、
イギリス英語では「centre」や「metre」とするのが、アメリカ英語では「center」や「meter」とするものがあります。
そのほか、アメリカ南部では「ask」を ‘ ax[aks] ’ と発音することがあるらしいのですが、これも英語における『metathesis』と呼ばれる現象の一例です。
[※ 【】「」‘’ 『』等の括弧は、私が挿入しました]
‥‥ なるほど〜、コトバってゆーのは有機物ですね
わたしは、ネットの投稿文は「音写」を多用して口語的に表現するよーにしております
「そーゆー」とか「こんにちわ」とかですね
だから当然、「シュミレーション」となりますけど、どーぞ優しくご容赦くださいます様……
これは、口語表記にして、決して「間違い(誤表記)」では御座いません ♪
ただし、公文書における記載は「シミュレーション」が無難でありましょー
_________玉の海草
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