所用で隣町藤枝市を流れる瀬戸川の堤を走っていると突然目に飛び込んできたのは
左右の斜面で早くもつぼみがほころびはじめた紅白の梅の花だった。
すぐに車を停めてカメラを構える。といっても携帯電話しか持っていない。
ノーマル、マクロとモードを替えて数枚を撮ってみた。
やはりピンぼけになってしまったが、暖冬がもたらした少し早めのうれしい光景である。
もっとも、異常気象は本来歓迎すべきものではないので、冬らしい冬が
なくなってしまうのもそれはそれで寂しくもあるのだが...
とはいっても冬よりはやはり春がいい。
待望の解禁もあとわずかだ。
今年はどんなフィッシングライフになるのだろう。
いずれにしても、のんびり、ゆったり、永く、愉しく、できたらいい。
そろそろタイイング始めなくては...(^^;
ロッドを持たないでの大井川。今年は遅れ気味とはいえさすがにそろそろ終盤。
ということで11月最後の日曜日は行楽客で賑わっていた。
あいにくの曇り空で鮮やかな紅葉見物とはいかなかったが、
それなりに楽しむことができた。
それでもカメラでの撮影は厳しく、手持ちではぶれやすいので、感度をあげての
撮影を強いられる。さらに露出の補正やPC上でも多少の手直しで
何とか色は出たが画像としては全く良くない。
そんな中、見物客も少ないこのポイントはいつも井川に向かう途中の橋の上だが、
曇っていてもここはなかなか綺麗だった。「晴れていればなあ...」という
家族の言葉を何回聞いただろう。
アマゴを狙うときとは逆に青白い流れは紅葉にはマッチするので歓迎される。
来週の芦ノ湖の紅葉が最後かな?
逆光の時間だったので鮮明さには欠けるが、この爽快感はたまらない。
今日はカメラ好き4人での紅葉ツアー。
あまりの快晴に田貫湖での朝焼けの富士は撮れず。
次に寄ったポイントでは、眼下に広がる360度のパノラマに全員感激する。
これだけの天気に当たることも少ない。
左手奥の湖は本栖湖。そして遙か遠く連なる雪の峰は南アルプスだ。
赤石岳、悪沢岳、右端にはずれてしまったが北岳も見える。
そして眼下には広大な樹海が広がる。
この日は風が強く、本栖湖にアタックに出かけていた友人から苦戦のメールが入っていた。
紅葉も激しい風で思うようなショットが撮れない。
色づきももう一息といったところだったが、河口湖方面含め今週末までが見頃だろう。
風が強い上に気温も低く、樹海の中では1度まで下がった。
そんな寒さの中、ランチはやっぱりいつもの鍋焼きうどん。
色づいた紅葉の下でいただいたうどんはいつも以上に旨かった。
アウトドアでのあつあつランチタイムは他のメンバーにも大好評。
そして日暮れ前、赤く染まり出す前のひととき、大沢崩れのベストポイントへ。
午後の光に輝く雪の頂と、悲しさと怒りを感じさせる大沢崩れの陰影が
これでもかと迫ってくる。遠目に見る優美な富士とは違った魅力がここにある。
これにて本日終了。大渋滞を避けて走る田舎道から
徐々に赤く染まりはじめた富士を見ながら帰路に就いた。
南アルプス方面から戻る途中で、高原を流れる川に少しだけ立ち寄った。
前日まではまだ濁りもあったようだが、この日はほとんどとれていつもの
清涼な流れに戻っていた。魚の気配はほとんど無いが、少しだけつり上がって
ゆくと、水中に1ヶ所だけバイカモが生い茂っているところがあった。
鮮やかなグリーンが流れに揺れているのをみると、それだけで涼しさを感じる。
水が綺麗なので水中でシャッターを押してみた。
どこにピントが合っているか解らない状態で撮ったわりには、
玉砂利がアクセントになってまずまずの絵が撮れた。
今年の夏のデスクトップはこれにしよう。