「そして父になる」の是枝監督の法廷映画。被告は役所広司。弁護士に
福山雅治。検察官に映画「シン ゴジラ」でいい演技を見せた
市川実日子。他の弁護士に吉田鋼太郎、満島真之介。被害者の娘に広瀬すず
事件は殺しの前科がある役所が、解雇された工場の社長を殺した
容疑で起訴され犯行も自供し 死刑の判決は確実。これを裁判はビジネスと
割り切る福山弁護士が死刑から無期懲役に減刑された裁判結果を
勝ち取るために調査を始める。が、役所広司の供述が、面会で出会うたび
コロコロ変わる 福山弁護士は真実を追求しようと熱く燃えていく
だが是枝監督は司法に一石を投じた問題作を完成させたので、真実は最後
まで謎のまま。中でも部屋に、裁判長と弁護士、検察官が集まって
裁判の落としどころを密談するシーンは面白い。裁判がたくさんあって
1つの裁判に時間をかけられないので、真実を追求しないで
判決を早く決めようというくだりや、広瀬すずが死刑を求刑して人の
命を左右する裁判長は誰が決めるのですが?と、つぶやいたり
問題提起している。中でも福山弁護士の父で、橋爪功演じる元裁判官は
役所広司の前の事件の裁判長でもあったので「俺があの時、死刑の判決を
出していれば、また人が死ぬことはなかった」と懺悔するくだり。1番の
見どころは、工場の社長を役所広司に保険金目的で、金を渡して
殺させた妻が登場!「私は依頼していません」と訴えるが、今タイムリーな
斉藤由貴では、うそくせー。。。と思ったオイラの批評は