優柔不断の医師

　昨日行った病院の医師が、恐ろしく優柔不断。聞いている患者の私が不安になるほどだから、半端じゃないぞ。

　まず受診前に書かされた問診表（アンケート）を上から順に読みながら確認していく。書いてあるから聞く必要はないはずだが、自分自身に言い聞かせるようにして繰り返すのだ。こいつちょっと行っているのか足りないのかと不信感が増幅する。

　問診表は終わって聴診器で胸を音を聞くのだが、その手つきや動作がなんだか変。ここまで来ると一切の信頼を失っているので、やることなすことおかしく見えてくる。

　一通り診察が終わって何も云わないのでこちらから聞く。「で、どうなんですか、セキの原因はわかりますか？」「うーん、風邪かな」「風邪ですか、熱もないし他はおかしくないですよ」「ハウスダストかのアレルギーかな」「家だけじゃなくて、会社や車の中でも咳き込みますよ」「うーん、風邪かな」というような繰り返し。

　頭にくることを通り過ぎ諦めの境地に至り、早く帰ろうと思い、「風邪ですね」「しばらく様子を見よう」「そうしましょう」と結論を出させ帰ることにした。

　処方箋すら１０分以上待たされる病院だし、たぶんもう来ないぞと言い聞かせ病院を出た。もらった風邪薬は眠くなるばかりでセキには一切効かない。