第4章 日本の危機
第1節 日本の危機 アメリカ
2000年代 9
ビル・クリントン大統領
から
駐日大使
に
任命された
ウォルター・モンデール駐日大使
(1977年から1980年まで副大統領)
は、
「尖閣諸島紛争にアメリカは関与しない」
と
発言、
サンディ・バーガー国家安全保障担当大統領補佐官、
バウチャー国務省報道官
も
このことを追認した。
日本での怒りの声
を
考慮した
カート・キャンベル国務次官補代理
は、
日本の施政権下にある尖閣諸島
は
日米安全保障条約によって守られる
と、
政府高官の前言
を
撤回
した。
しかし、
ビル・クリントン民主党政権
は
中国
を
「戦略的パートナーシップ」
と
位置づけ
中国を重視
し、
中国を好意的
に
扱い
中国の利益となる政策を立案した。
(ジョージ・W・ブッシュ共和党政権は中国を「戦略的競争相手」とし中国を警戒した。)