第4章 日本の危機
第1節 日本の危機 アメリカ
2000年代 8
1993年
から
ビル・クリントン大統領政権
で
東アジア担当国務次官補
を
務めていた
ジョセフ・ナイ氏
(ハーバード大学ケネディ行政学大学院長)
は、
1970年代後半のジミー・カーター大統領政権
では、
ズビグニュー・ブレジンスキー大統領特別補佐官
とともに
日本封じ込め
日本弱体化
に
賛同
していたが、
ビル・クリントン大統領政権
では
日本国憲法の枠内での極東における
日米防衛協力推進
を
主張し、
2000年
の
アーミテージ・レポート
では
日本国憲法改正
と
集団自衛権強化、
日本の防衛力強化
を
主張するに至っている。
ビル・クリントン大統領政権
で
ハーバード大学准教授
から
国務次官補代理
となった
カート・キャンベル氏
は、
日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の改訂
を
担当した。
しかし
カート・キャンベル国務次官補
は、
日本
は
左翼が強く
軍事・防衛・安全保障に関する法律を立案・策定すること
が
困難
ということを知らない、
日本
は
左翼が強く
自衛隊・アメリカ軍
が
空港、港湾、公有地を使用すること
が
困難
ということを知らない、
日本
は
左翼が強く
左翼の圧力により
地方自治体、民間企業
が
自衛隊、アメリカ軍に協力できるか不透明
ということを知らない、
日本
に
有事法制が無い
ということを知らない、
防衛庁・自衛隊
に
権限が無い
ということを知らない、
日本
の
有力政治学者、
有力国際政治学者、
有力安全保障研究者
が
防衛庁の省昇格に反対、
自衛隊強化に反対している
ということを知らない、
統合幕僚会議議長
は
アメリカの統合参謀本部議長と似たような役職を作るよう
アメリカに要請された
が
自衛隊が力を持つことに反対する
大蔵省、
警察庁
によって
ただの名誉職にされ
全く力が無い役職にされたこと
を知らない、
戦時においても
大蔵省、
警察庁、
建設省、
郵政省、
農林水産省
が
大きな力を持ち
軍事・防衛
を
否定し
有事対応を妨害する
ということを知らない、
など
カート・キャンベル国務次官補
は
アメリカによる日本弱体化
が
いつまでも続いている
ことを知り
衝撃を受ける。
カート・キャンベル国務次官補
は
日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の改訂
には
時間と労力がかかること
を
理解するまで時間がかかった。