那須の寒~い冬の間、冬眠(クローズ)していたファームエリアですが
やっと冬眠から目覚め、3月11日にグランドオープンしました。
でも、ただ眠ってグランドオープンを待っていた訳ではありません。
ファームエリアではグランドオープンに向けてあることを準備していました。
それは・・・なんと!6年ぶりに再開する
ラクダライドは、ラクダに乗って頂き、直に触れあいながら
体がどうなっているのか、コブの中身はどうなっているのか
どこに住んでいるのか、またどんな動物なのかを
少しでもお客様に興味を持ってもらえるように行っている体験です。
今年から頑張ってラクダライドをしてくれるラクダは・・・
フタコブラクダのジェシーちゃん まだ4歳です。
ラクダライドをするにあたってジェシーちゃんとスタッフは
この数年いくつか試練を乗り越えてきました。
まずは、ラクダを周りの環境に馴らすこと。
動物は、初めての場所、初めての物が苦手です。
特にラクダのような大型動物は
驚いて暴れてしまうような事があるとスタッフも動物も危険です。
そうならないように少しずつ色んなものに馴らしていきます。
スタッフは、王国で一番大きい動物のラクダが暴れた時に
自分がどうすればラクダに押し倒されないか
どうすれば落ち着かすことができるのかを練習してきました。
ラクダは社会性が強い動物です。
知らない人がいきなり近寄ったりすると
人間に慣れていないラクダは怒ります。
なので、エサを与えながらブラッシングをして
コニュニケーションを取りながら練習していきます。
次に馴れてきたら、背中にラクダライド専用の
特注のクラ(道具)を乗せて歩く練習をします。
これも最初は嫌がりました。
クラが動かないように固定するお腹のベルトを
締めると嫌がるので徐々にきつくして馴らしていきます。
次は背中に重たいものを乗せ少しずつ負荷をかけながら歩く練習をしていきます。
でもジェシーちゃんはこの時まだ体が成長している最中
重たくしすぎると足や背中を痛めとしまうので
ここは時間をかけていきました。
やっぱり重くなるにつれて嫌がったりもします。
ある程度、体格も重いものを乗せても大丈夫になってきたら・・・
ついに!
人(スタッフ)を乗せる練習を行います。
まずは、体重の軽い人が乗ります。
これも徐々に重くしていきます。
人が乗った時、例えば、急に風で物が飛んでくる事や
周りで大きな音が鳴る事もあるかもしれません。
そういった状況を想定しながら環境に馴らしていきます。
こんなに修行を経てついにラクダライドが完成していきます。
でも、これからがラクダライドの本当の修行なんです。
お客様を1日あたり10人、20人、30人・・・と
1日で乗せることができる人数を徐々に増やしていきます。
現在は平日20人程度。
土日は午前・午後共に10人程度ずつしか乗れませんが
修行を積んでたくさんのお客様を乗せることが
できるように頑張っていきます。
〒329-3223 栃木県那須郡那須町大島1042-1
那須高原リゾート開発株式会社
那須どうぶつ王国