人の嫌がる応援団に好んで入る馬鹿もいる
破れガクランの惨めさを嘆いてくれるなお袋さん
嫌な先輩にしごかれて広い神宮の片隅で
人に隠れて泣きました暴れ小僧のこの俺が
可愛いあの子は十七で俺はしがない下級生
共に焦がれた仲だけど応援団を捨てられぬ
顔で笑って別れたが、なんで簡単に忘らりょか
酒でも飲んであきらみょか俺にもそんなことがあったのさ
泣いて、泣いて、また泣いてそれでも幹部になれたなら
あの子に見せたいこの俺の羽織袴の晴姿
一年二年三年生、やっと四年になったなら
可愛いあの子は人の妻、やさしいお袋いしの下
それでもおいらにゃ悔いはない
それでもおいらにゃ悔いはない