今回は、続けてミノルタのカメラ「XE」を取り上げてみました。
1974年(昭和49年)発売のXEは、ライカR3の母体となったことで有名です。 コパル社とライツ社の技術協力で生まれた、コパル・ライツシャッターの タッチと作動音は、何とも言えないまろやかな感触です。。具合の良い巻き上げ感、見やすいファインダー、 操作性のいいダイアル配置など、どれをとってもなかなか良く作られたカメラだとと思います。ミノルタが総力を上げて作ったカメラと言われているだけのことはあり、是非一度使って見ることをお勧めします。
シャッター速度はB、4~1/1000秒と絞り優先オートです。X-1から導入されたこの絞り優先オートはMC爪を利用した開放測光だけでなく、昔の爪無レンズでも絞込み測光可能は可能です。
「X-1」から始まったXシリーズですが、やはりブラックボディが良く似合うようです。このシルバーはペンタプリズムカバーが黒色なので俗に言われているパンダボディですね。
ファインダーの右側には電源ON/OFF、フィルムカウンター、フィルム表示があります。XEはB、X(1/100秒)が機械式シャッターです。フィルム表示はフィルムが送られていくと右の方にオレンジ色のバーが出てきて残量の目安になります。
ボディ左側にはバッテリーチェック用スイッチがあり電池の消耗が確認できます。
ライツ社はこのXEを自社のR3の母体として選び、6年間ほど生産しました。特にR3はシャッター音や各部の操作感はXEそのものです。
復刻してもらいたいカメラの一台ですね。
1976年には機能を省いた「XEb」が発売されますが、翌年の大ヒット「XD」の影であまり流通しなかったようです。
Minolta XE 性能諸元(キタムラカメラ博物館HPを参照させていただきました)
型式 35mm一眼レフカメラ
マウント ミノルタマウント
ピント方式 マニュアルフォーカス
露出制御 TTL開放露光(CLC)絞り優先自動露出調整式
測光範囲:(ASA100)F1.2: EV1~EV17・F1.4: EV1.5~EV17
メーター指示範囲:4sec.~1/1000sec.
自動露出:集積回路使用の記憶回路による露出時間自動制御方式
フィルム感度目盛:ASA12、25、50、100、200、400、1600、3200
DIN目盛なし(裏蓋フィルムポケット部ASA-DIN換算板付)
マニュアルオーバーライト付:+2 +1 0 -1 -2EV
絞り連動:レンズ側MCリングによりMCカプラーが片押しされて連動、絞り連動段数8段
ファインダー 形式:ペンタプリズム使用のアイレベルファインダー
焦点板:マイクロスプリット5.5φ他マット面
視野率:94%(標準画面24×36mmに対して)
倍率:0.84倍(50mmレンズ∞にて)
視度:-1.0ディオプター
ファインダー内表示:メーター表示(メーター指針、速度目盛)、設定絞り値、速度ダイヤル数値
ミラー:クイックリターン式ミラー(リンク引上式ミラー機構)(ミラーアップ装置なし)
シャッター 電子制御式フォーカルプレーン式(縦走)
露出時間:
・AUTO=4sec.~1/1000sec.(無段階シャッタースピード)
・マニュアル=X B 4 2 1 1/2 1/4 1/8 1/15 1/30 1/60 1/125 1/250 1/500 1/1000sec.
・X=1/90sec.
・X、Bは機械制御式で電池がない時でも使用可能
ダイアル:一軸不回転、等間隔目盛、クリックストップ回転ダイヤル(AUTO位置、ロック付)
シンクロ接点:JS-B型、FP、X接点1ターミナル切換式、ホットシュー(感電防止付)
同調範囲:X:X及び1/60より遅いシャッタースピードで使用・FP:全速度同調
セルフタイマー:作動時間可変式(セット角指標付)、作動時間 約6~10sec.
ストロボ 内蔵ストロボなし
フィルム送り 巻上げ形式:レバーによる一操作巻上げ(小きざみ巻上げ不可)
巻上げ角度:巻上角130°、余裕角30°
スプール:4つ爪フィルム逆巻き
カウンター:自動復元順算式
巻戻形式:押し止め式、R釦(自動復元式)折りたたみクランク巻戻し
フィルム装置:蝶番式裏蓋ロック、ロック解除は巻戻しノップ引上げ式
多重露光装置:多重露光レバー切換により可能 巻上げによる自動解除
電源・電池 酸化銀電池JIS-G13型(1.5V×2)
S-76(エバレディー)、MS-76(ナショナル)、RS-76G(レイ・オ・バック)
電源スイッチ 機械シャッター部のロックも兼用
大きさ・重量 横巾148×高さ97×奥行61mm 775g(ボデーのみ)
発売年月 1974年11月
発売時価格 シルバー¥69500 ブラック¥76000
写真のレンズは「MC W.ROKKOR-HG 1:2.8 f35mm」です。手軽に持ち出してスナップ撮影に使っています。描写は自然でロッコールのよさがわかるレンズです。
この他に35mmではF1.8の明るいレンズもありましたが少し全長が長くなりますので、こちらのほうがコンパクトです。
1974年(昭和49年)発売のXEは、ライカR3の母体となったことで有名です。 コパル社とライツ社の技術協力で生まれた、コパル・ライツシャッターの タッチと作動音は、何とも言えないまろやかな感触です。。具合の良い巻き上げ感、見やすいファインダー、 操作性のいいダイアル配置など、どれをとってもなかなか良く作られたカメラだとと思います。ミノルタが総力を上げて作ったカメラと言われているだけのことはあり、是非一度使って見ることをお勧めします。
シャッター速度はB、4~1/1000秒と絞り優先オートです。X-1から導入されたこの絞り優先オートはMC爪を利用した開放測光だけでなく、昔の爪無レンズでも絞込み測光可能は可能です。
「X-1」から始まったXシリーズですが、やはりブラックボディが良く似合うようです。このシルバーはペンタプリズムカバーが黒色なので俗に言われているパンダボディですね。
ファインダーの右側には電源ON/OFF、フィルムカウンター、フィルム表示があります。XEはB、X(1/100秒)が機械式シャッターです。フィルム表示はフィルムが送られていくと右の方にオレンジ色のバーが出てきて残量の目安になります。
ボディ左側にはバッテリーチェック用スイッチがあり電池の消耗が確認できます。
ライツ社はこのXEを自社のR3の母体として選び、6年間ほど生産しました。特にR3はシャッター音や各部の操作感はXEそのものです。
復刻してもらいたいカメラの一台ですね。
1976年には機能を省いた「XEb」が発売されますが、翌年の大ヒット「XD」の影であまり流通しなかったようです。
Minolta XE 性能諸元(キタムラカメラ博物館HPを参照させていただきました)
型式 35mm一眼レフカメラ
マウント ミノルタマウント
ピント方式 マニュアルフォーカス
露出制御 TTL開放露光(CLC)絞り優先自動露出調整式
測光範囲:(ASA100)F1.2: EV1~EV17・F1.4: EV1.5~EV17
メーター指示範囲:4sec.~1/1000sec.
自動露出:集積回路使用の記憶回路による露出時間自動制御方式
フィルム感度目盛:ASA12、25、50、100、200、400、1600、3200
DIN目盛なし(裏蓋フィルムポケット部ASA-DIN換算板付)
マニュアルオーバーライト付:+2 +1 0 -1 -2EV
絞り連動:レンズ側MCリングによりMCカプラーが片押しされて連動、絞り連動段数8段
ファインダー 形式:ペンタプリズム使用のアイレベルファインダー
焦点板:マイクロスプリット5.5φ他マット面
視野率:94%(標準画面24×36mmに対して)
倍率:0.84倍(50mmレンズ∞にて)
視度:-1.0ディオプター
ファインダー内表示:メーター表示(メーター指針、速度目盛)、設定絞り値、速度ダイヤル数値
ミラー:クイックリターン式ミラー(リンク引上式ミラー機構)(ミラーアップ装置なし)
シャッター 電子制御式フォーカルプレーン式(縦走)
露出時間:
・AUTO=4sec.~1/1000sec.(無段階シャッタースピード)
・マニュアル=X B 4 2 1 1/2 1/4 1/8 1/15 1/30 1/60 1/125 1/250 1/500 1/1000sec.
・X=1/90sec.
・X、Bは機械制御式で電池がない時でも使用可能
ダイアル:一軸不回転、等間隔目盛、クリックストップ回転ダイヤル(AUTO位置、ロック付)
シンクロ接点:JS-B型、FP、X接点1ターミナル切換式、ホットシュー(感電防止付)
同調範囲:X:X及び1/60より遅いシャッタースピードで使用・FP:全速度同調
セルフタイマー:作動時間可変式(セット角指標付)、作動時間 約6~10sec.
ストロボ 内蔵ストロボなし
フィルム送り 巻上げ形式:レバーによる一操作巻上げ(小きざみ巻上げ不可)
巻上げ角度:巻上角130°、余裕角30°
スプール:4つ爪フィルム逆巻き
カウンター:自動復元順算式
巻戻形式:押し止め式、R釦(自動復元式)折りたたみクランク巻戻し
フィルム装置:蝶番式裏蓋ロック、ロック解除は巻戻しノップ引上げ式
多重露光装置:多重露光レバー切換により可能 巻上げによる自動解除
電源・電池 酸化銀電池JIS-G13型(1.5V×2)
S-76(エバレディー)、MS-76(ナショナル)、RS-76G(レイ・オ・バック)
電源スイッチ 機械シャッター部のロックも兼用
大きさ・重量 横巾148×高さ97×奥行61mm 775g(ボデーのみ)
発売年月 1974年11月
発売時価格 シルバー¥69500 ブラック¥76000
写真のレンズは「MC W.ROKKOR-HG 1:2.8 f35mm」です。手軽に持ち出してスナップ撮影に使っています。描写は自然でロッコールのよさがわかるレンズです。
この他に35mmではF1.8の明るいレンズもありましたが少し全長が長くなりますので、こちらのほうがコンパクトです。