このカメラはドイツ・フォクトレンダー社製のプロミネントⅠ型です。軍艦部に
アクセサリーシューが付いていますから後期型になります。1953年に発売され
後にⅠa型、ファインダーが大型になったⅡ型へと発展しました。
ドイツ・フォクトレンダー社の歴史は古く、創業者は、Johann Chiistoph
Voigtländer(1732-1797)で、24歳の時にウィーンで計測器械と光学器械の小企業と
してマイスターから独立して開業したのが最初です。戦前からプロミネントはあり
ましたがフォールディングカメラでかなり大きく、フィルムもブローニーサイズで
した。
レンズ交換式カメラなのですが、レンズにヘリコイドがありません。ボディ側にピ
ント合わせ機構が組み込まれています。向かって右のノブがフォーカシングノブ
で、これを回すとレンズマウントを含むシャッターユニット部分が前進・後退する
のです。左が巻き上げノブになります。ですから、左手でノブを回しピント合わせ
をするため、ボディを両側からわしづかみにし人差し指と親指で操作をすることに
なります。ファインダーは中央右で小さく見にくいのですがピント合わせの2重像
ははっきりしているため不便はありません。眼鏡をかけてのピント合わせは厳しそ
うです。
このカメラは当時のライカなどに比べ操作が独特で、使いにくかったためあまり評
判が良くなかったようですが現在このカメラを使ってみると、大変凝った機構でメ
カ好きには魅力満載で、精密な作りもマニアにはこたえられないみたいです。一般
のカメラとは何から何まで使い方が違い、頭の体操になります。
写真のレンズはULTRON 50mm F2ですが他にNOKTON 50mm F1.5、
COLOR-SKOPOR 50mm F3.5があり、それぞれ描写に魅力があります。その他広角や
望遠系のレンズも発売されましたがこの3本が一般に知られています。
特にNOKTON 50mm F1.5は人気があるようでこのレンズを使うためにプロミネントを
買う方もおられます。ULTRON 50mm F2も大変優れたレンズです、リバーサルフィル
ムを入れて写しても、発色が優れ独特の味があり、お勧めのレンズです。絞り羽根
も15枚で決して手を抜かないゲルマン魂が感じられます、しかし凝ったつくりが
災いし、あまり評判がよくなかったため1957年には、あの「カール・ツアイス
財団」に買収され、その後も紆余曲折があり長い間フォクトレンダーの名前は消え
ていましたが、現在は日本の「コシナ」が商標権を獲得し、各種カメラマウントで
当時のレンズの名称を復活、新しく製造、販売しています。
デジタルカメラに装着できるアダプターも他社から販売されこの当時のレンズを楽
しめます。
私もボディーにKissデジタルを使っていますが、マウントアダプターを使用しニコ
ンやツアイス、ペンタックスなどのレンズを装着し楽しんでいます、今後のブログ
で紹介したいと思います。
アクセサリーシューが付いていますから後期型になります。1953年に発売され
後にⅠa型、ファインダーが大型になったⅡ型へと発展しました。
ドイツ・フォクトレンダー社の歴史は古く、創業者は、Johann Chiistoph
Voigtländer(1732-1797)で、24歳の時にウィーンで計測器械と光学器械の小企業と
してマイスターから独立して開業したのが最初です。戦前からプロミネントはあり
ましたがフォールディングカメラでかなり大きく、フィルムもブローニーサイズで
した。
レンズ交換式カメラなのですが、レンズにヘリコイドがありません。ボディ側にピ
ント合わせ機構が組み込まれています。向かって右のノブがフォーカシングノブ
で、これを回すとレンズマウントを含むシャッターユニット部分が前進・後退する
のです。左が巻き上げノブになります。ですから、左手でノブを回しピント合わせ
をするため、ボディを両側からわしづかみにし人差し指と親指で操作をすることに
なります。ファインダーは中央右で小さく見にくいのですがピント合わせの2重像
ははっきりしているため不便はありません。眼鏡をかけてのピント合わせは厳しそ
うです。
このカメラは当時のライカなどに比べ操作が独特で、使いにくかったためあまり評
判が良くなかったようですが現在このカメラを使ってみると、大変凝った機構でメ
カ好きには魅力満載で、精密な作りもマニアにはこたえられないみたいです。一般
のカメラとは何から何まで使い方が違い、頭の体操になります。
写真のレンズはULTRON 50mm F2ですが他にNOKTON 50mm F1.5、
COLOR-SKOPOR 50mm F3.5があり、それぞれ描写に魅力があります。その他広角や
望遠系のレンズも発売されましたがこの3本が一般に知られています。
特にNOKTON 50mm F1.5は人気があるようでこのレンズを使うためにプロミネントを
買う方もおられます。ULTRON 50mm F2も大変優れたレンズです、リバーサルフィル
ムを入れて写しても、発色が優れ独特の味があり、お勧めのレンズです。絞り羽根
も15枚で決して手を抜かないゲルマン魂が感じられます、しかし凝ったつくりが
災いし、あまり評判がよくなかったため1957年には、あの「カール・ツアイス
財団」に買収され、その後も紆余曲折があり長い間フォクトレンダーの名前は消え
ていましたが、現在は日本の「コシナ」が商標権を獲得し、各種カメラマウントで
当時のレンズの名称を復活、新しく製造、販売しています。
デジタルカメラに装着できるアダプターも他社から販売されこの当時のレンズを楽
しめます。
私もボディーにKissデジタルを使っていますが、マウントアダプターを使用しニコ
ンやツアイス、ペンタックスなどのレンズを装着し楽しんでいます、今後のブログ
で紹介したいと思います。