奈良を中心に巡っています

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飛鳥坐神社

2020-07-07 18:21:00 | 日記
久しぶりに飛鳥坐(あすかにいます)神社を訪れた。

住所は明日香村大字飛鳥字神奈備。正に神が宿る地である。既に686年に「飛鳥四社」との記事があり、相当に古い。
縁起を見ると、この神社は国と民のためにあるとして氏子がいない。また神主は「飛鳥直」との姓を賜り代々続き、現在の宮司は87代目に当たるという。


境内はこじんまりとして清澄な感じがする。


前回はここでお詣りして帰ったのだが、右手に境内は続いていた。左手に「むすびの神石」と書かれた場所があったので見るとどうも陰陽石のようだ。


その先を見ると、10個ぐらい陽石が並んでいた。
そういえばこの神社では2月第一日曜日、お田植祭(おんだまつり)という奇祭が開かれる。天狗や翁の面を被った人が集まった人々を竹で叩いたり、天狗とオカメが性行為をする舞を踊る。
さもありなん。



飛鳥池工房遺跡

2020-07-07 17:45:00 | 日記
今日は飛鳥の万葉文化館に行ってみた。ここには2度訪れているが、いずれも閉館中だった。何か展示されているのか、コンサートホールみたいなものなのか、自分には分かっていない。まず庭を回って見るとよく芝が揃えられ、植物には名前と説明文が添えられており、これだけでも結構楽しい。
そのうち遺構に会った。飛鳥時代に金属やガラス製造の工房があった遺跡だという。


すると、富本銭がバリ付きで発見されたという、あの遺跡か?ここにはその入口部分しか残されていない。
ここで折り返して館内に入った。館は南北に2棟あり、その間を渡り廊下で繋いでいる。展示物には図書室以外殆ど見るものがなかったが、渡り廊下にはあった。窓の両側には、発掘した遺跡跡があった。説明によると本物はこの4m下に眠っており、これはそれを忠実に再現したものらしい。本来なら側に降りれるのだが、今は小雨のため出ることはできない。また来たいところだ。

カカシの戯れる場所

2020-07-05 18:19:00 | 日記
法隆寺の南西数キロに安堵町という町がある。そこに変な場所を見つけた。聖徳太子の大立像と無数のカカシである。


NHKも取材に来ていた。


中には「落穂拾い」もあり、力作が揃っている。


太子像に近づいてみると、高さ12mとあった。



像は北西、法隆寺の方角を向いている。
因みにこの場所、名前が付いていない。ナビを利用する場合、安堵中学を目指して行けばよい。

帰り道に安堵町歴史民族資料館に立ち寄った。元庄屋の建物を買い取って資料館にしているが、ここにもカカシが鎮座していた。





往古、鏡職人が住んでいた村ー鏡作神社

2020-07-01 17:27:00 | 日記
奈良盆地のほぼ真ん中、田原本町に鏡作神社という一風変わった神社がある。正式な名称は鏡作座天照御魂神社(鏡作りにいますあまてるみたま神社)という。社伝によれば1700年前に創建されたらしい。
社の縁起書によれば、祭神は天糠戸命、天照国照彦火明命、石凝姥命の三柱であり、石凝姥命は、天岩戸から顔を出した時に使った鏡を作ったという。またこの辺りには鏡作り職人が多数住んでいたらしい。


この神社、拝殿の前が石の柵で囲われている。また、拝殿の中に灯りが見える。近づいて中を覗くと、正面に鏡が据えられ、照明を反射していた。


これも説明文を読むと、発掘された最大の鏡、内行花文八葉鏡(国宝)のレプリカだとのことだ。通常は裏側を展示するが、こうして鏡面を見せているのは珍しい。
またこの神社では、本殿前に入ることもできた。


最後にもう一度、神社の入口に戻ってみたところ、石の柵に有名なガラス会社の文字が刻まれていた。日本板硝子は反対側にある。


どうやって寄付を集めたのだろうか、しょうもないことを考えながら帰途についた。