石清水八幡宮は、八幡宮総本社の宇佐神宮から勧進されたという。
仁和寺の僧が石清水八幡宮を一度は参拝したいと願い来てみたが、麓の高良神社と極楽寺を拝んだだけで帰ってしまい、何故みな山を登って行くのだろうと不思議がった。徒然草第52段の有名な話だ。
その極楽寺は神仏分離令で今はない。元はこの頓宮の隣にあったらしい。
高良神社はこちら。
表参道から登り始める。途中、打ち捨てられた石垣が方々に見える。昔は男山48坊と言われたが、その多くは破棄されたらしい。
本殿に至る。国宝だそうだ。
境内には御神木があり、これは楠で樹齢700年とのこと。
こちらは「おがたま」の木。招霊からきた名で、神社に植えてあることが多いそうだ。1円玉の表の植物がこれだと説明書きにあった。
帰りは裏参道を降る。急な傾斜が続き、下りにも関わらず何度も休息を取る。手摺もなく、ともかく転ばないよう石段をしっかり踏み続けた。徒然草の高名の木登りの話が頭の中に浮かんだ。
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