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西を向く神社たち

2021-01-07 10:56:00 | 日記
天理市を東西に走る国道25号線の一路南、岩室に事代主神社がある。

鳥居の前、左右は石造りの堀になっており、少し珍しい。またこの神社、西を向いている。僕らは東に向かって遥拝することになる。
大物主を祭る大神神社の拝殿も西を向いていた。出雲大社も外見上は南向きだが、主殿は何故か西向きになっている。これらは何か関係があるのだろうか。

この神社を更に西に行くと、三十八柱神社がある。

この鳥居の左側が本殿なのだが、ぐるっと回って西向きに建てられている。奈良盆地にはこのような西向きの神社は多い。
因みにこの三十八柱神社、三十八社神社、三十八神社、読み方もさんじゅうはち、みそやなど異なるが、天理から桜井にかけて8ヶ所もある。他の地域では聞かない。
起源は、役行者が金剛山に春日や鴨など有力な神38柱を祀ったこととされている。その起源通り、神仏混淆の性格が強かったため、明治維新で衰退していったとのことだった。

尚、表紙の写真は近所の厳島神社。ここは北向きである。元々は一言主を祭っていたが、これも明治維新で社名、祭神も変えることを余儀なくされたようだ。灯籠には今も一言主と彫られている。







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