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若草山焼きと田んぼ焼き

2021-01-27 17:50:00 | 日記
奈良阪を南に降り始めると、目の前に森に包まれた大仏殿が現れる。

スマホの写真では迫力がないが、実際にはドンと現れるといった迫力がある。奈良人は商売っ気が薄いというが、この景色は勿体ない。ドライブインっぽいものを作ればそこそこ儲かると思うのだが...

さて1月23日(土)は若草山焼きだった。花火600発を打ち上げ、18時から火入れがあったが当日は生憎の雨。燃え拡がる筈もなく、山焼きは終わった。続きはやるんだろうか?
そもそもこの若草山焼き、大文字焼きなどと異なり宗教的な行事ではない。若草山の頂上には古墳があるそうなのだが、1月末までに山を焼かないとここに幽霊が出てくる、または何か悪いことが起きるとの迷信があり、度々放火が行われていた。付近の社寺にも被害が出たらしく、近年になって管理されるようになったそうだ。
その結果、今年は1月の第4土曜日と、完全に観光用の催しとなってしまった。

ところで三笠山というのもここ辺りの筈だが何処だろうか。

奈良市の東、左から順に春日山、若草山、その右の笠状の山が御蓋山(みかさやま)になる。wikiによると、三笠山が何処を示すのか曖昧だったようだ。
この3つの山、更には奥の山地も含めて三笠山と呼んでいた可能性がある。
 三笠の山に出し月かも という歌は、この東側一帯の山地を三笠山と呼んでいたと解釈しなければ成り立たないだろう。
日露戦争当時、聯合艦隊の旗艦となった三笠の出自がこんな状態でいいのだろうか。比定は最近になる。三笠宮家創設に当たり、宮内庁はその由来を御蓋山とした。だが御蓋山が比較的地味な存在であるためか、僕らの間では定着していない。

山焼きと言えば、奈良では田んぼでの野焼きが多い。全面を焼くというよりは、取り敢えず焼く、または籾殻を焼く、という感じだが、かなり多い。盆地のあちこちで白い煙が立ち登る。

燃やしている現場にも何度か出会したが、周りに水バケツはなく、それどころか人影もない。いいんだろうか?

因みにここは天理消防署から50mほど離れた河原の土手。いいんだろうか?

童謡 たきび では北風が吹く中、曲がり角で焚き火をする場面がメインとなっている。今やったら大変だろう。



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