イタイ言葉

毎週恒例の教師体験をしてまいりました
いつもならテンションは上がり気味になるのですが，今回は一味違いました。

授業前，私は５分以上前から教室の前で待機しているのですが，そのときに聞こえてきた生徒のお話

「…次って何の授業？」
「数学やで」
「私，数学意味わからん」
「てか，あの人教え方悪いねん」

…
……
………授業前にして，テンションがガタ落ち
さすがに全員に対応できているとは思っていなかったものの，ここまで印象が悪いとは
もちろん，自分を擁護する気なんてさらさらありません。
自分の勉強不足，教材研究不足が原因だと心底反省しております。


「これをバネに次をがんばったらいいじゃないか！」とは思うものの，それでも，こんなに気落ちするとは思いませんでした
しかもたった一言で。
多分，生徒も私を殺す気で言ったのではないと思います。
ただ思ったことを言ったまでで。

私も高校生だった頃はよく同じような言葉を吐いていました。
「おれならもっとうまくやるのに」と思っていたことさえあります。
でも，この言葉がこんなに鋭利な言葉だとはちっとも思っていませんでした
先生ごめんよ

言葉は時に，意思とは関係なく人を傷つけます。
残酷なほど鮮やかに。
誰しもが振りかざす可能性を秘めているこの刃。
私は振り回してはいないだろうか？
と考えさせられた今週の教師体験でした