はまあるきの東屋

 ブログ、ホームページ、釣、畑、ハイキング、園芸、読書など趣味の多い壮年の精神科医師です。奇麗な写真をおみせします。

ウグイ:コイ科:38cm

2016-04-10 22:33:22 | 


 4月10日午前10時から11時
 広島市地御前波止
 38cmありました。
 明日、ムニエルにする予定です。
 我々が幼少の頃は川で、イダといって
よく釣ったり、すくったりしていました。

疾患iPS細胞:実験医学

2016-04-10 22:20:31 | 病気



少し、難しいかな、と思いながら
読み始めましたが、大体理解できたので、
また、抜書きで、紹介に替えます。
 iPS細胞の役割はつくづく甚大ですね。

実験医学2016年3月号
疾患iPS細胞
=病態を再現・解明し、創薬へとつなぐ=

①  疾患特異的iPS細胞を用いた神経疾患研究(順天堂大学)
 「われわれのグループではレット症候群患者の体細胞ではX染色体の
不活性化パターンによって原因遺伝子であるMECP2が正常発現する細胞と
発現しない細胞が混在していることに着目し、患者細胞からそれぞれiPS細胞を
作製しそれらを比較することによって、(レット症候群の)変異MECP2を
発現する細胞ではアストロサイトへの分化が亢進していることを示した。」
 「われわれのグループは、このような(薬剤耐性)難治性てんかんの一つ
であるドラベ症候群患者からiPS細胞を作製し、原因遺伝子であるSCA1Aが
発現するGABA作動性の介在性抑制ニューロンに誘導したところ、
刺激に応答した活動電位の発生が減弱していることが明らかになった。」
 
② 代謝性疾患由来iPS細胞による創薬研究(熊本大学)
「われわれはNPC1(ニーマンピック病C型遺伝子1)の変異をもつ
患者さん由来の皮膚線維芽細胞からセンダイウイルスベクター
(細胞質型RNAペクター)を用いてiPS細胞を樹立した。
樹立したNPC由来iPS細胞を疾患の標的細胞である肝様細胞と
神経前駆細胞へ分化誘導したところ、細胞内に顕著なコレステロールの
蓄積とATP先生の低下やオートファジーの亢進といった細胞機能障害が
みられ、NPC特有の細胞表現型をin vitroで再現することができた。」 

③ 疾患特異的iPS細胞を用いた筋疾患研究(国立精神・神経医療研究センター)
 「疾患特異的iPS細胞を活用した疾患研究においては、骨格筋分化の
master regulatorとして知られる転写因子MyoDを幹細胞に強制発現することに
よって比較的短期難の培養で金管を形成させるシステムを採用し、
この方法によって形成した筋管を用いた筋疾患研究を行っている。」
「われわれの研究グループではDM1(筋強直性ジストロフィーⅠ型)
疾患者由来線維芽細胞もしくは単核球からiPS細胞を樹立し、
これを分化させることによって骨格筋・心筋・神経細胞を作製した。」
「現在われわれは。代表的な変異型mtDNAを有する複数ミトコンドリア病患者
由来のiPS細胞株(いずれも100%変異型mtDNA)、
また同一患者由来の100%健康型mtDNAと100%変異型mtDNAのiPS細胞株の
樹立に成功し、病態解明研究と並行して創薬研究を指向した
化合物スクリーニングを実施している。」

④ iPS細胞を使った骨系統疾患研究(京都大学iPS細胞研究所)
 「われわれは、FGFR3軟骨異形成症とⅡ型コラーゲン異常症の疾患の
皮膚線維芽細胞からiPS細胞をつくり、病態の解析と治療薬の探索を行った。」
 「これらのFGFR3軟骨異形成症患者からの皮膚片を採取し、
同様の手技でiPS細胞を経た軟骨そしくの分化誘導を試みたところ、
軟骨組織が出来なかった。」
 「そこで、疾患由来iPS細胞を軟骨細胞に分化誘導する培地に、
軟骨形成を促進するとされる候補物質を添加し、
軟骨形成が回復するか否かを形跡したところ、
スタチンを付加すると軟骨形成されることが判明した。」