虹の向こうに

4人の子どもの父親をしています。
リバ剣、段位は三段。
なぜか少年野球の監督してます。

「生きる」を朗読

2007年03月07日 | ひとりごと
生きる  谷川俊太郎

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木漏れ日がまぶしいということ
ふっと或るメロディーを思い出すということ
くしゃみをすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまがすぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ



今日は職場の一年間のまとめの行事。

この詩を、職員から子どもたちに向けて贈りました。

1行ずつ分けて全員で、班単位で、個人で朗読していきました。

ボクは「笑えるということ」でした。

笑顔でいることを大切にしているので、ちょっとうれしかったです。

一番ぐっときたフレーズは
「いまいまがすぎているということ」
でした。

だから一つ一つの「いま」が大切なんだな、って改めて思いました。


あなたの手のぬくみ
いのちということ