寒河江難聴者友の会会員ブログgoo

旧「山形県中途失聴・難聴者協会会員ブログgoo」です。

共に生きるコンサート

2019-07-28 23:04:49 | イベント
今日は、寒河江市文化センターで「共に生きるコンサート」がありました。
共に生きる・・としては2回目のコンサートですが、「ふれあいコンサート」としては1988年~2010年まであり、主催者が車椅子のシンガーソングライターの芳賀吉則さんという歴史あるコンサートです。芳賀さんが亡くなり遺志を継ぐという思いで共に生きるコンサートとして再び開催となったそうです。コンサートには寒河江市の要約筆記たんぽぽが協力しています。せっかく通訳をつけてくれてるのだからと私も、ふれあいコンサートの時も何回か行って楽しんでいます。共に生きる・・も昨年も行きましたので今回ももちろん!行きました。第一部は障がい者による歌・パフォーマンスや県内のコーラスグループ等のお馴染みのメンバーの出番。堂々とした発表振りは感動!
第二部はプロのゲストの舞台。山口岩男さんは天童出身のシンガーソングライター。山形弁の歌も喋りも良かったです。検索すると歌を聴くことが出来ますよ。「さすけね」なかなか味がある歌です。白崎映美さんはTVでもお馴染みですね。パワフルな歌はグッときました。喋りもユーモアがあり楽しい。髪を金髪にしてたよ。谷川賢作さんは谷川俊太郎さんの息子さんでジャズピアニスト。人工内耳ってピアノの音が案外合うのよね。ずっと聞いていたいくらいだった。弾き語りも素晴らしかったよ。最後は小室等さん。私ら世代にはお馴染みの方ですよね。ただ、私の場合人工内耳する前は音楽関係は全く駄目で小室さんがどんな歌を歌っていたのかは全くわからない。昨年のコンサートもゲスト出演なさっていおり、とても素晴らしい歌声であることが分かっていますので今回は楽しみにしていました。1943年生まれって76歳!信じられない張りのある歌声だよ。人工内耳にとってリハビリ効果抜群のコンサートになりました。要約筆記の方々も歌詞の前ロール作りは大変な苦労があったことでしょう。プログラムが当日渡しだったり、準備されたスクリーンが小さく前ロールの文字が若干切れてしまったりの誤算はあったものの一生懸命書いてくださったので、十分楽しめました。私たち難聴者は補聴器や人工内耳を使いある程度の音は入ってくるので、歌詞がついていればそれなりに楽しめますよね。問題は手話通訳。手話を利用するのは多分「ろう者」の方々だと思う。音はほとんど聞こえない?それなら目で楽しめるように音楽的な手話表現にするべきでは?全くぶっきらぼうな手話であれでは、手話があっても楽しめないわ~。小室さんが「手話通訳の方が側に立っていていいのか?と思った?僕が立ってとお願いしたのです。なぜなら離れていれば手話を見ている人は僕を見てくれない。僕も見て欲しいから側に立ってと。」小室さんなりの思いやりなんでしょうが、小柄な小室さんよりかなり背が高い通訳者はハッキリ言って邪魔!だったよ。綺麗な手話表現なら許されるが・・・。半歩後ろに立つなどすべき。このことは派遣元に伝えました。
senbeiya


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デフ・ヴォイス

2019-07-28 21:56:07 | つぶやき
いつもお世話になっている要約筆記者の方から、
紹介していただいた本です。

「デフ・ヴォイス」 丸山正樹著

障害を持った人を描いた小説は、たくさんあるけれど、
聴覚障がい者となると、少ないように感じるのは私だけ?
この本は、ろう者とその周りの人たちの話です。

おりしも、本日の要約筆記者養成講座での講義も、
ろう運動とろう教育の歴史、手話という内容でした。

私の聴力がどんどん低下していくとき、
聞こえなくなったら手話を使うものだという短絡的な考えから、
手話辞典を購入して単語を覚えました。
音声言語で話す代わりに、手話を置き換えて話していました。
中途失聴・難聴者の私は、いわゆる「日本語対応手話」を。

ろう者で、手話講座の指導員をしている人から、
「あなたのは手話じゃない違う。正しい手話を覚えて!」
と言われ、訳が分からず、とにかくショックを受けました。
それが、「手話」と「日本語対応手話」の違いであること。

「手話言語法制定」と運動していることの意味。
文化の違いであること。
ろう者と日本語の関係は、
日本語を母語とする健聴者と外国語の関係に似ていることなど。

分かったようでわからないような部分が、
この本を読むことで、すとんと落ちたように感じました。
2冊目3冊目も出ているとのこと。
早速、次なる本を借りてきました。

ロコぽち



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