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デフ・ヴォイス

2019-07-28 21:56:07 | つぶやき
いつもお世話になっている要約筆記者の方から、
紹介していただいた本です。

「デフ・ヴォイス」 丸山正樹著

障害を持った人を描いた小説は、たくさんあるけれど、
聴覚障がい者となると、少ないように感じるのは私だけ?
この本は、ろう者とその周りの人たちの話です。

おりしも、本日の要約筆記者養成講座での講義も、
ろう運動とろう教育の歴史、手話という内容でした。

私の聴力がどんどん低下していくとき、
聞こえなくなったら手話を使うものだという短絡的な考えから、
手話辞典を購入して単語を覚えました。
音声言語で話す代わりに、手話を置き換えて話していました。
中途失聴・難聴者の私は、いわゆる「日本語対応手話」を。

ろう者で、手話講座の指導員をしている人から、
「あなたのは手話じゃない違う。正しい手話を覚えて!」
と言われ、訳が分からず、とにかくショックを受けました。
それが、「手話」と「日本語対応手話」の違いであること。

「手話言語法制定」と運動していることの意味。
文化の違いであること。
ろう者と日本語の関係は、
日本語を母語とする健聴者と外国語の関係に似ていることなど。

分かったようでわからないような部分が、
この本を読むことで、すとんと落ちたように感じました。
2冊目3冊目も出ているとのこと。
早速、次なる本を借りてきました。

ロコぽち



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1 コメント

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Unknown (senbeiya)
2019-07-28 23:32:52
講座お疲れ様でした。
私の周りのろう者は下手な手話を読み取ってくれます。
お世辞でも上手だよって言ってくれれば頑張って覚えようともします。
あなたの手話は手話じゃないなんて言われては、覚える意欲は失せるわね。
手話言語法については、理解しようとしていますが、何故かシックリしないものが頭の隅にあって・・・
幼い頃から聞こえにくかったけど、日本語を母語として生活してきたから、手話を母語としている方々との考え方が違っているのはしかたがないこと。
お互いに歩み寄ることも必要だよね。
日本手話でなければ手話ではないと頑なに日本語対応手話を非難することは減ってきてるように聞いています。
歩み寄りが進んできている?
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