goo blog サービス終了のお知らせ 

世界の南船北馬から

中国の言葉で南船北馬は旅を意味します。南は船(シーカヤック)で旅を。馬は飼ってないので北馬はいずれ。

世界の沈没船から(ローリア号)

2017年01月24日 | エジプト/Egipt

気が向いたらカバー写真は時々変えていきたいと思います。 ということで、

今月(?)のカバー写真「ティラン海峡に座礁するローリア号」についてのお話。

 

エジプト・シナイ半島南東部。サウジアラビアとの国境であるティラン海峡。そこに、座礁した貨物船がある。

船の名前は、「Loullia(ローリア号)」

1952年、スウェーデン南部の造船業が盛んな港湾都市、ランズクルーナ。

この街にある造船会社ÖresundvarvetがPoseidon海運会社のアントニナ号(Antonina)として、

全長107.5m、2497t、ばら積み貨物船(bulk carrier)として建造された。

 

1965年、東ドイツの海運人民公社に売却されてチョッパウ号(Zschopau)となり、

1978年、ヨルダンのthe Blue Mediterranean shipping社に転売されて、ローリア号となる。

 

1981年9月29日

ヨルダンのアカバからエジプト・スエズへの航海途中、ティラン海峡にあるゴードン・リーフ北側に座礁。

乗組員達は船に残り、離脱を試みたが失敗。

10月2日

遂に、ローリア号は放棄された。

 

その後、 麻薬密売組織のアジトとして使用されていたとも噂されているが、

今ではクルーズ船で訪れることの出来る、ゴードン・リーフの観光名所となっている。

 

※参考資料 http://www.wrecksite.eu/wreck.aspx?102852


コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。