goo blog サービス終了のお知らせ 

世界の南船北馬から

中国の言葉で南船北馬は旅を意味します。南は船(シーカヤック)で旅を。馬は飼ってないので北馬はいずれ。

蝶の谷、バタフライ・バレー(その2)

2018年05月13日 | トルコ/Turkey

前回より大分遅くなってしまいましたが、トルコ、バタフライ・バレーのお話。

 

玉砂利の浜に上陸すると、バンガロー小屋が数軒とキャンプ場、

それにレストランがあるこじんまりとしたリゾート地。

シーカヤッカーが3人いたので話を聞くと、上陸は問題無いがテントを張るならキャンプ場へ。

テントを張らないなら、浜辺でごろ寝するのが一番安い(でも入場料的なのは取られる)とのこと。

谷の奥へ行けば、滝のあるハイキングコースもあるということを教えてもらった。

 

散策も兼ねて受付でお金を払い、テクテクと谷の奥へ。

蝶は時期が違うのか、ほとんど見えず、蜂がかなり飛んでいた。

ただ、色々な種類の野花が咲いていて、それは美しいトレイルになっている。

 

谷の奥まで進むと小さな流れがあり、3mくらいの滝で行き止まりとなっていた。

 

普通のデジカメなので、広角レンズならもう少し雰囲気をお届けできたのでしょうが・・・。

                     

 


蝶の谷、バタフライ・バレー(その1)

2017年12月24日 | トルコ/Turkey

今月の表紙は、トルコにあるバタフライ・バレーです。

トルコ南部、アンタルヤの街を出発してから約250km。

ギリシャに近いエーゲ海地方の入口に差し掛かる辺りに、バタフライ・バレーと呼ばれる谷がある。

 

周辺の海岸線は切り立っていて、上陸する場所はほとんどない。

事前に地図を見て調べていた時に、バタフライ・バレーという観光地らしきものがあったので、興味半分に立ち寄ることにした。

 

外国では、地図とコンパスだけが頼り。この周辺は似たような地形の所なので、近付くまでどこにあるのか分からず。

観光船が数隻いたので、とりあえず上陸してみることにした。

つづく。

 


ダルヤン湿地帯を漕ぐ

2017年02月22日 | トルコ/Turkey

今回は、2017年2月のカバー写真「トルコ・ダルヤン湿地帯」についてのお話。

 

トルコ・アナトリア半島南西部。エーゲ海地方・ダルヤン川の河口に湿地帯が広がっている。

ここはかつて紀元前4世紀頃に栄えたカリア王国の中心都市であり、複雑に入り組んだ湿地は敵襲を防ぐ天然の防御壁となっていた。

海側に面した砂浜はウミガメの産卵地になっており、この辺りの海域では、カヤックからウミガメをよく見掛けた。

 

上空から見れば複雑な地形も一目で分かりそうだが、場所によっては2m程の葦に覆われているので、

目線の低いカヤックからでは全体の地形が把握しずらいこともあって、かなり迷った。

 

ウロウロしていても上陸する場所が分からないので、とりあえず観光船の後を追い掛ける。

場所によってはかなり狭い水路なので、観光船に気を使う。

湿地帯の中にある、カウノス遺跡というカリア王国の遺跡を目指していた。

 

場所を聞こうにも航行している観光船の船頭さんには話を聞けないので、たまたま見掛けた水門管理の人に場所を聞く。

手持ちの50万分の1の地図ではあまり分からなかったが、どうやら水路を間違えていたよう。

 

湿地帯の中には水牛が、湿地帯を囲む岩山ではヤギをよく見掛けた。

 

距離でいうと数キロだが、2時間ほど湿地帯の中を彷徨い、ようやく遺跡の船着場に到着。停泊していた観光船の船頭さんに

聞くと使って構わないとのことなので、上がらせてもらう。

 

日が落ちると、観光船もいなくなり、静けさだけが残った。

泊まる場所は無かったが、テントを張っていて夜中に船の邪魔になる可能性もあるので、桟橋の上でごろ寝をして夜を明かす。

寒い季節でもないので、テントの中よりも快適だったりもする。

 

翌朝は無風。

早朝で観光船の姿も無く、水面は鏡のようで、湿地帯の風景は綺麗でした。

 

 


The Sand Dunes of Patara

2014年12月09日 | トルコ/Turkey
トルコ・リキア地方南西部。
パタラという古代遺跡の近くに、10km程続いている砂丘がある。



シーカヤックの旅は基本的に海抜0mの旅なので、たまには高い所に登って風景を見たくなる。
ちょうど良い岩山、ちょうど良い崖、ちょうど良い砂丘。



7月のトルコは夜8時頃にならないと陽が暮れないので、それまでは相当暑い(気温38度位)・・・
この日は予定よりも順調で早く着いてしまい、砂丘に登ろうにも砂が熱過ぎてとてもじゃないがサンダルでは歩いていられない。
仕方が無いので、海辺でごろりとなって陽が落ちるのを待つ。時々海に入らないと、干物になってしまいそう。



陽が大分落ちてから散策開始。砂地の割に結構植物が生えている。少ない水分でも生育できるのだろうが、それにしても逞しい。
道なんてないので適当に進むが、トルコはサソリもいるようなので注意しながら歩く。



結構、綺麗な花も咲いている。





風紋が綺麗で、踏むのをためらう。



砂丘の頂上に着く。



背後の森より高く砂が盛り上がっているが、どのようにして形成していったのだろうか?



明日は、あの山の向こうへ・・・