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世界の南船北馬から

中国の言葉で南船北馬は旅を意味します。南は船(シーカヤック)で旅を。馬は飼ってないので北馬はいずれ。

世界の水路から(ハワイ&台湾)

2012年05月16日 | 台灣/Taiwan
 最近は東京の水路ばかり行っていますが、ちょっと行ってみたい水路が世界にはたくさんある。

 例えばハワイの用水路「コハラ・ディッチ(音が出ます)」
 ここは、100年も前にハワイへサトウキビ栽培などの為に日本人移民達が掘削した用水路であり、現在はカヤックツアーも行われている。
 実は私の祖父は奄美の加計呂麻島出身で、戦前の若い頃にはハワイへ密航してサトウキビ栽培に従事したというから、祖父との関わりもあるかもしれない

 そして、台湾にある嘉南大圳。


(16000kmもあります)

 嘉南大圳は日本統治時代に作られた水田の為の水路で、台湾では教科書にも載っている八田與一という土木技師主導で作られた。

 どちらも日本人が作ったという点では同じ海外の水路ですが、そのうち漕いでやろうかと画策中

 詳しい話(?)は、以前記事「日本偉人伝(八田與一)その1」と「日本偉人伝(八田與一)その2」を参照。

金翼白眉

2012年04月03日 | 台灣/Taiwan
 台湾の山岳地帯には、金翼白眉という鳥がいる。


(白髭も生えてます

 日本語の解説がほとんど無さそうなので詳しくは書けませんが、その名の通り、白い眉と金衣を纏った様な翼が特徴。4000m近い高地(台湾最高峰玉山3952m)にも生息し、密度の濃い樹林の間をリスのようにして飛び回って生活しているという。
 そして、人間に対して警戒心が薄いということ。



 なんてヒョウキンな顔してるんだ・・・


(後姿は若干スマートです。)

 全く人間には無警戒ですぐ近くを飛び回っているので、写真を撮るのも比較的簡単でした。あまり空を飛ぶというよりは、枝の間を行ったり来たり。



英語名は、「Formosan Laughing Thrush(台湾笑いツグミ?)」

北大武山:高砂義勇隊の石碑を読む(その5)

2012年01月14日 | 台灣/Taiwan
 あけましておめでとうございます。
 今年一年、又よろしくお願いいたします

 今年最初のブログは何を書こうと思ったのですが、去年のシリーズ物(?)の「高砂義勇隊の石碑を読む」が未完となっていたので、お送りいたします。
 実は、画像による碑文の判読不能と漢字の難しさに途中投げてしまっていたのですが、読めない漢字(鏗とか曩とか貔とか貅とか・・・)を検索していたら、実は同じ内容の碑文(写し)があることを発見!

臺灣記憶-國家圖書館-」(台湾の国会図書館に相当)

 というサイトに碑文が載っていました。ですが、このサイトでも欠落した部分もありますし、日本語の間違い(カタカナの読み違いや漢字の間違い)を修正した上に北大武山の碑文と照らし合わせてみました。
 恐らくこの碑文をデータベースに写したのは台湾人だと思いますが、碑文が崩れているせいもあり、正確には判読できなかったのでしょう。
 こちらも間違っている可能性大なので、願わくば日本人学者の方にでも見て貰いたいですね。
(それにしても、日本語とは思えないほど難しかった・・・

忘れられていそうな前回はこちら



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賞詞賞狀ヲ授與セラルルアリ今又總督閣下ノ知遇ノ辱
(賞詞賞狀を授與さられた今、また総督閣下の知遇の辱ふす)

フス洵ニ盛譽一代ヲ覆ヒ一門故舊餘榮アリト謂フべシ
(洵に盛譽一代を覆い、一門故に旧余栄えありと謂うべし)

州下官民亦踴躍シテ貲ヲ捐シテ一夕助ケ後進ノ士此ハ
(州下官民また踊躍して、貲を損して一夕助け、後進の士、これは)

碑ニヨリテ感奮興起スル所アラバ啻ニ流芳餘韻ヲ仰ク
(碑によって感奮興起するところあれば、啻に流芳餘韻を仰ぐ)

ノニ止マラス亦以テ綱常ヲ無窮ニ存スルモノト謂フべシ。
(のに止まらず、また以って綱常を無窮に存ずるものと謂うべし)

昭和十九年三月十五日 高雄州知事正五位勳三等高原逸人撰
(昭和19年3月15日 高雄州知事 正五位勳三等 高原逸人 撰)

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授與:授かる、受け取る
辱ふす:かたじけないこと
洵に:本当に、真に

盛譽:(誉れ盛ること?)
舊餘:旧余(代々の蓄え?)
謂う:言う、伝えられる

州下官民:(高雄州?の)官僚と民衆
踊躍:喜んで飛び上がること
貲:たから、宝

一夕:一晩
感奮興起:心に強く感じて奮い立ち、勢いが盛んになること
啻に:単に、ただ、たった

流芳餘韻:後世に名を残すこと
綱常:人の踏み行うべき道
無窮:果てしないこと

夜市のカラー〇〇

2011年11月16日 | 台灣/Taiwan
 台湾観光名物の夜市は、ほぼ毎日開いているので、観光客にとってはありがたいスポットである。雨でも縮小ながらやっているので、よほど天気が悪くなければ食べたりブラブラすることには事欠かない。
 そんな夜市には、こんなものもある。



『お、金魚すくいもあるのか』

 といっても、こちらは観光で来ているので掬った後が困るので見ているだけなのだが、掬う対象をよく見てみると・・・。
















『なんだ、このカラフルなメダカ(?)は?
 
 「カラーひよこ」というものは聞いたことあるが、カラーメダカとは。
 しかし、この色は一体何なんだろう・・・。

「日月潭国際萬人泳渡」参戦記in台湾(その2)

2011年09月26日 | 台灣/Taiwan
 前回より。


(普通の眼鏡の人もいれば、キティちゃんも一緒に)

 入水すると水温は結構高く、水面は少し波がある。波と言っても風は無いので、大抵が湖を行き来するジェット定期船の引き波によるもの。

 写真を見ても分かる通り、大会のルールとして一人一つの浮力体を携行しなければならない。ほとんどの人はライフセーバーが使うオレンジ色の浮力体(自分も旅行社からレンタルした同型のもの)を持って泳いでいる。


(イルカもいます)

 時々、レスキュー用の浮力体だけではなく、風船(これはチームメイトとバラバラになっても分かりやすい為)や浮き輪、発泡スチロールの箱、ビーチマットなどなど(これらは荷物を運ぶ用に使ったりしている)、みんな思い思いの物を持って泳いでいる。


(自分のスタイルは、防水バッグ(貴重品&着替え)とサンダルを携行)

 格好はどうかというと、競泳水着の人、ラッシュガードの人、ウェットスーツの人など。ちょっと驚いたのが、目出し帽スタイル。顔を日焼けしたくない為に、水着の素材で目と鼻と口の部分を切り取ったマスクの女性を結構見掛けた。



 コース上には、ライフセーバーのいる筏が両端に並んでいて、体調が悪い場合などは休憩することもできる。早い時間帯に行けば栄養補給もあるようだが、自分の出発した頃には大体残っていないようであった。


(ライフセーバーのお兄さんが魚にエサを与えるように水を飲ませてくれる)

 基本的に栄養補給は各自となっていて、ペットボトルの窪みが付いている浮力体に飲み物を持っていたり、浮力体で浮かびながらポテトチップスを食べている人など。
 

(ゴール間近!)



 所要時間は、ちょうど2時間でした。この大会はお祭りみたいなもので、一年に一回だからスピードは二の次だと、他の参加者は言っていました。
 選手の皆さん、大変お疲れ様でした


(中には、このような旗を曳いて泳ぐ猛者も