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音楽の話題を日々徒然に。

オフコースと私 ~君住む街へ~

2009-06-04 21:10:02 | オフコースと私

久々の”オフコースと私”シリーズです(笑)
たぶん”The Best Year of  My Life”の頃の思い出までは書いたはず。
ですので、次は”as close as possible”付近の予定でしたが、先日のイベントで聴いた『君住む街へ』が頭から離れません。
なので、今日はこの曲の思い出話を-

いい曲ですよね。今回あらためて思いました。
でもね、昔は正直、あまり好きじゃなかったんです。素直に聴けなかった。

1989年、オフコースはこの曲をひっさげて最後のツアーを行いました。

 君住む街まで 飛んでゆくよ
 ひとりと思わないで いつでも

・・・そんなこと言うけど、解散するんやろ。もう来てくれへんくせに。
小田さんの嘘つき

当時はそんな気持ちでした。今思えば、全くもって子供ですよね

ですが、この曲の入ったアルバム『Still a lohg way to go』は、今もあまり聴きません。

そんな気がした、なんて後からいくらでも言えます。でも
敢えて言わせて下さい。
初めてこのアルバムを聴いたとき、そんな気がしました
だって、あまりにもオフコースらしくなかったから。
アルバム発売後、ほどなくしてからの解散発表ー。

当時の私は受験生。
でもこの機会を逃すと、オフコースとはもう会えない
たとえ希望の大学に受かっても、このツアーに行けなきゃ一生後悔するからと、チケット発売日に徹夜で並ぶ!という私を見かねた父。
受験生に風邪でも引かれちゃ困ると思ったのでしょう、なんと、父が代わりに早朝から並んでチケットを手に入れてくれました

おかげで一生頭があがりません(笑)
20年経った今でも、ことあるごとに恩に着せられています

そんなこんなで、やっとの思いで参加した1989年1月の大阪フェスティバルホール。
なのに覚えているのは、開演前の寒空の下、友人とホール前で行列に並んでいる景色のみ。あとはホントに覚えてないんです。
曲順も小田さんのMCも何もかも・・・。
あまりに悲しかったせいで、私は記憶を封印してしまったのでしょうか。

あれから20年。
昨年の小田さんのツアーで、20年ぶりにこの曲を聴いて、ごめんなさい、って思いました。
嘘じゃなかったんですよね。本当に私の街へまた飛んできてくれた。
離れてしまったのは私の方なのに・・・。

日曜日のFM802のライブで、この曲をハモる小田さんを観て、久々にオフコースバージョンの『君住む街へ』を聴いてみようかな、と。そんな気持ちになりました

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12 コメント

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みゆさんへ (nanori)
2009-06-05 20:51:03
認めたくなかった-。
そうですよね、まさにそんな感じでした。
これ以上続けても・・・っていうのは薄々思ってました。どうにもならないだろうなってことも。
私はこのライブで、泣いたのかどうかすら記憶がありません
東京ドームは、受験シーズン真っ最中でしたので、さすがに断念しました。
あと1年遅ければ、東京まで行っていたでしょうねぇ、残念です。
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nicoさんへ (nanori)
2009-06-05 20:41:53
そうそう、この頃の小田さんに対する気持ちは、「好きだけど嫌い」、「好き過ぎて嫌い」みたいな感じでしたね~。
学生の頃って、あたりまえですが、制約が多かったから、コンサートひとつとっても参加するの大変でしたよね。大人になってよかったって思いますもん
高校生になると私もオフコースオンリーではありませんでしたが、やはり「別格」でした。
ホント、ゆっくりお話をしたいですね。
是非機会を作りましょう!
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けーすさんへ (nanori)
2009-06-05 20:34:07
スクエアと松岡直也ですか。渋いですね~。
私はまだまだ子供で、判りやすい音楽が好きでした
ちなみに父が買いに行ってくれたのは、「さんさんタウン」の中のチケットぴあです
けーすけさんが仰る通り、コンサートは全く覚えてなくても、父とのことは良い思い出です。
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アベちゃんへ (nanori)
2009-06-05 20:29:16
『Let It Be』ですか、なるほど~、判る気がします

『この『Still a long way to go』の直前に発売された小田さんのソロアルバム、『BETWEEN WORD & THE HEART』の方がよほどオフコースらしかった。だから「そんな気がした」ワケです。
4人のオフコースは、5人時代よりも長かったのですが、私にはあっという間に思えました。
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くるみさんへ (nanori)
2009-06-05 20:22:00
この曲のPVは結構テレビで流れてましたよね。雪の中を走る列車と、若者たちの笑顔・・・あぁ思い出すだけで切ないですわ~。

先日のライブの放送は是非聴かなきゃ!と思ったんだけど、良く考えたら我が家にはラジオが無いことに気が付きました

まずはラジオをゲットせねば
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うるとらkさんへ (nanori)
2009-06-05 20:16:53
ほんと当時は、こんな歌で解散しちゃうなんて、どういうことよ!って感じでした。
自分の中で納得いかなくって・・・。
オフコースバージョン、『Digital dictionary』にPVが入ってます。これがまた小田監督の、せつないMovieなのです。
仰る通り3人で歌い継いでいくんだけど、
♪死にたいくらい辛くても~
ってフレーズを歌う清水さんの声が印象的。
是非じっくり聴いてみて!
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あの日の事は今でも忘れられません (みゆ)
2009-06-05 08:29:58
意味深な事書いちゃいました(笑)

あの日とはオフコースの解散を告げる一通の白い封筒です。
ホントは心の片隅で気付いていたけれど、認めたくなかった。

「君住む街へ」は初めて音楽を聴いて涙が溢れた曲です。

きっと小田さんはこの曲を創る為にオフコースを続けてたんだ・・・当時封筒を握り締めながら、そう考えてました。

因みに東京ドーム参加してましたが、殆ど号泣してたので記憶がトンデます(笑)
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Unknown (nico)
2009-06-05 01:40:56
私は…もうすでにオフコースを離れ、今も愛する海外のバンドに夢中でした。オフコースの解散のライブと、彼らの来日がかぶって…私は彼らを選びました。しかし、オフコースの最後の大阪公演とドームのファイナルのチケット発売の記事を新聞で読んで「後で絶対に後悔するだろうな」とは思いました。しかし、海外のバンドの全公演に行ってすぐ後に、また家を空けて東京なんて絶対ムリでした。

nanoriさんの気持ちは素直ですよ。私も離れてはいたものの、小田さんの動向はなぜかちょこちょこ知っていて、CMに出たりバラエティーに出てる小田さんに少しがっかりしたものです。

このあたりの話、一度お会いしてじっくりしたいものです。nanoriさんの話ももっと聴いてみたいです。正直に申しますと、私がリアルタイムで買った最後のオフコースのCDは The Best Year Of My Lifeです
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こんばんは♪ (keis11)
2009-06-04 22:49:42
私はオフコースは82年で卒業しちゃって、この頃はザ・スクエア、松岡直也などFUSIONにのめりこんでいました。

それにしても、ええお父さんですね。
LIVEの記憶が飛んでしまってるのは、きっとコンサート中は夢の中だったからじゃないですか?
お父さんに対する感謝の気持ちが残ってるだけで十分でしょ(笑)


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Unknown (アベちゃん)
2009-06-04 22:47:43
5人のオフコースはおろか、4人のオフコースのリアルタイム世代でもない僕にとっては、昨年の小田さんのツアーで、生でこの曲を聴いたときはとても感激しました

当時のオフコースはもう人間関係がギクシャクしていて、小田さんの求める「バンドとしての一体化」が困難になっていたと聞きます。
この曲は、正式には前年の87年に作られた曲ですが、この時点で解散を決めていたのでしょうか。
いずれにせよ、オフコース解散を象徴する曲ですね。
ビートルズにたとえると、「Let It Be」的な存在だと思います。
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Unknown (くるみ)
2009-06-04 22:14:21
この頃は、あたしは既にオフコースから離れつつある頃でした。
『Still a lohg way to go』は持ってないもの。
でも、『君住む街へ』は何で知っていたのかな?って今思い出せなくてすごく悩んでいます
wowowで放送したPVかなぁ・・・
でも、“小田さん嘘つき”ね。
素直な気持ちで、今思えばかわいいではないですか

清水さんの鼻にかかったような歌声が、実は結構好きす
先日のイベントでの『君住む街へ』もホントよかった
ライブの模様、放送するんだよね?
こちらでは聴けないので、残念です・・・
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Unknown (うるとらK)
2009-06-04 21:34:03
オフコースが活動してた頃を知らない私にはなんとも新鮮な話です。
がしかし『小田さんの嘘つき』ってのは素直な言葉です。
きっと私も同じような発言をしてたでしょうな。
as close as possibleのDVDに君住む街へが入ってたよね。確か。
皆で交代で歌ってるのがオフコースバージョンなのかな。
ちなみに・・・私がこの歌を知ったのはもしかしたら去年かも・・。
ゴメン。小田さん。

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